AI・機械学習関連の注目銘柄は?10社を時価総額順に解説【2021年10月】

株式市場では、AI(人工知能)関連銘柄に対する注目度が高くなっています。AIは「Artificial Intelligence」の略で、人間の知能のような機能を持ったコンピューターシステムのことです。

AIは自律的に認知・学習・判断といった処理を行うことができるので、「コンピューターが自ら考えて行動している」といえます。また人工知能を語る時には「ディープラーニング」という言葉も避けることはできません。

ディープラーニングは「深層学習」ともいい、豊富なデータから機械が自動的に特徴を抽出する、ニューラルネットワークを用いた機械学習のことです。ディープラーニングも機械学習も、人工知能に用いられる技術の一部です。

それでは、人工知能や機械学習の関連銘柄10選を、時価総額上位順に紹介します(2021年10月8日時点)。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. チェンジ(3962)
  2. FRONTEO(2158)
  3. CYBERDYNE(7779)
  4. ブレインパッド(3655)
  5. AI inside(4488)
  6. HEROZ(4382)
  7. サイバーセキュリティクラウド(4493)
  8. ディー・ディー・エス(3782)
  9. モルフォ(3653)(3782)
  10. インタートレード(3747)(3782)
  11. まとめ

1.チェンジ(3962)

  • 株価:2,074円
  • 時価総額:150,737百万円

チェンジは、企業や地方自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援していて、ITツールやデジタル人材育成サービスを提供しています。ITに関する企画や導入のコンサルティング活動もしており、企業の生産性向上に貢献しています。また、AIとスマートスピーカーを組み合わせた音声認識アプリや画像認識サービスも展開しています。

2.FRONTEO(2158)

  • 株価:1,714円
  • 時価総額:67,230百万円

FRONTEOは、アメリカの訴訟証拠開示支援が収益の柱。ただ、自然言語解析AIを中心に、企業分析や医療システムへ事業を転換中です。データの収集では、AIを使って異なる書き方の文章の中から共通する情報や必要な情報を抜き出すことができます。これまで人間しかできなかった領域にも少しずつAIが進出してきているのです。

3.CYBERDYNE(7779)

  • 株価:421円
  • 時価総額:57,865百万円

CYBERDYNEは、ロボットスーツ「HAL」を開発している筑波大学発のベンチャー企業で、AIを搭載したロボットも開発しています。HALを活用して脳や筋疾患がある患者の機能改善や、スポーツ選手のパフォーマンス向上のサービスを展開しています。

4.ブレインパッド(3655)

  • 株価:5,700円
  • 時価総額:42,371百万円

ブレインパッドは、AIを活用した企業データ分析コンサルがメインの企業です。ブレインパッドが提供しているレコメンドエンジン搭載プライベート DMP「Rtoaster」は、DMP(データ マネジメント プラットフォーム)市場でトップシェアを誇る同社の主力製品です。

5.AI inside(4488)

  • 株価:8,810円
  • 時価総額:34,500百万円

AI認識技術を活用したクラウド型OCR(光学的文字認識)サービスが中心。手書き文字のデジタル文字変換に強みを持っています。また、大日本印刷と提携して、AIアプリ簡易作成ツールの提供を開始しています。

6.HEROZ(4382)

  • 株価:1,969円
  • 時価総額:29,585百万円

HEROZは、AI将棋ゲーム「将棋ウォーズ」を開発したことで知られています。そして、将棋ウォーズの開発で培った最高峰のAIテクノロジーを市場予測などのビジネスに応用した「HEROZ Kishin」も提供しています。

そして、2021年4月にはGPUサーバーを稼動。AI実験の高速化を実現し、金融向けなどのサービス拡充に注力しています。

7.サイバーセキュリティクラウド(4493)

  • 株価:2,733円
  • 時価総額:25,597百万円

AI技術を活用したクラウドWebセキュリティサービス「攻撃遮断くん」が主力。 そして、東証一部に上場しているSCSKなどソフト、セキュリティベンダーなどに販売代理店網を拡大。医療福祉コンサルと提携し、同分野のセキュリティ対策も共同開発しています。

8.ディー・ディー・エス(3782)

  • 株価:170円
  • 時価総額:8,204百万円

ディー・ディー・エスは、クラウド本人認証ソリューションや指紋認証デバイスなどを手がけているAI関連企業です。クアルコム製品に生体認証ソフトのサポートを提供。また、NTT西日本などと、自治体向けに多要素認証基盤を共同提供しています。

9.モルフォ(3653)

  • 株価:1,281円
  • 時価総額:6,935百万円

モルフォは、手ぶれ補正などスマホ用の動画・画像処理ソフトのロイヤルティーが収益の柱。そして、ディープラーニング銘柄としても注目されています。ドイツの自動車部品大手の工場へAI検査を導入したり、産業現場支援向けのスマートグラスにモルフォの手ぶれ補正技術が採用されたりしています。

10.インタートレード(3747)

  • 株価:571円
  • 時価総額:4,251百万円

証券会社のディーリングやFX会社のシステム開発や保守が主力。一般法人向けのシステムも手掛けています。柱の金融ソリューションでは、暗号資産関連のシステムが伸びており、過去に赤字が拡大したシステム先行開発費用の回収期に移行しています。

まとめ

AIは株式市場で最も注目されているテーマの一つです。自動運転やフィンテック、IoTといった他のテーマにも密接に関わっているからです。そして、AIが人間の知識を超える「シンギュラリティ」を迎える可能性も現実味を帯びており、今後も有力テーマとして注目を寄せる領域です。

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山下耕太郎

山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011