イオンカード(WAON一体型)の評判は?メリット・デメリットや還元率、年会費・特典も

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イオングループでの買い物でポイント還元率を上げたり電子マネーWAONを利用したりできるのが、イオンカード(WAON一体型)です。イオンカードのWAON一体型は、クレジット機能付きカードに電子マネーを搭載したもので、イオンなどで買い物する機会の多い方には特に便利な一枚です。

そこでこの記事では、イオンカード(WAON一体型)の評判や利用メリットとデメリット、特典や特徴について分かりやすく紹介します。イオンカードと電子マネーWAONに関心がある方は、参考にしてみてください。

目次

  1. イオンカード(WAON一体型)の特徴
    1-1.電子マネーWAONのサービスを付帯
    1-2.WAON POINTも貯めることができる
    1-3.電子マネーWAONポイントにも対応
  2. イオンカード(WAON一体型)の特典とサービス
    2-1.電子マネーWAONのサービスを利用できる
    2-2.イオンマーク共通特典も充実
    2-3.ショッピング保険などセキュリティサービスを付帯
    2-4.貯まったポイントは商品などに交換できる
  3. イオンカード(WAON一体型)のメリット
    3-1.カード1枚で電子マネーWAONも活用できる
    3-2.申し込み手続きから最短5分で利用できる
    3-3.イオンマーク共通特典は買い物やレジャーに役立つ
    3-4.イオンゴールドカードへの切り替えも可能
  4. イオンカード(WAON一体型)のデメリット
    4-1.旅行保険は付帯していない
    4-2.イオングループ以外のお店ではポイント還元率が低い
    4-3.オートチャージでWAON POINTは貯まらない
    4-4.ポイントや機能が多く分かりにくい
  5. イオンカード(WAON一体型)の評判
  6. まとめ

1.イオンカード(WAON一体型)の特徴

イオンカード(WAON一体型)は、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードです。カード表面には、イオンとWAONのロゴマークも記載されています。

まずは、イオンカード(WAON一体型)の基本情報と主な特徴を確認します。

1-1.電子マネーWAONのサービスを付帯

イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードに電子マネーWAONを搭載しており、両サービスをカード1枚で利用できるのが大きな特徴です。提携ブランドは国際ブランドのVisa、Mastercard®、JCBで、多種多様な店舗やネットショップで利用できます。

イオンカード(WAON一体型)に搭載された電子マネーWAONは、現金をチャージ(入金)した上でレジに設置された端末にカードをかざすと決済できます。

そしてキャッシング機能については実質年率7.8%~18.0%で利用でき、利用可能枠1,000円~300万円の間で設定されます。

年会費や発行手数料は、本会員と家族会員共に無料です。本会員の申し込み資格は、高校生を除く18歳以上や高校卒業年度の1月1日以降の方を対象にしています。なお、未成年の方が申し込み手続きを進める場合は、親権者の同意が必要です。

家族会員の申し込み資格は、本会員と生計を共にしている高校生を除く18歳以上の家族が対象です。たとえば本会員と生活を共にしている配偶者、お子さん、ご両親なども対象となります。

1-2.WAON POINTを貯めることができる

WAON POINTは、イオングループが提供しているポイントサービスです。イオンカード(WAON一体型)での決済や現金払いなどで貯めることができます。

イオンマークのカード払い200円(税込)ごとに1WAON POINT、イオングループ対象店舗であればWAON POINTがいつでも基本の2倍貯まります。

なお有効期限は、加算した年を含めた2年間なので注意が必要です。

1-4.電子マネーWAONポイントにも対応

電子マネーWAONポイントはWAON POINTとは異なるポイントで、電子マネーWAONにチャージおよび買い物に利用したり提携ポイントに交換したりできます。

有効期限はWAON POINTと同じく加算した年から最大2年間です。また、レートは、200円につき1電子マネーWAONポイントです。

電子マネーWAONポイントは、電子マネーWAONによる決済で貯まります。

WAON POINT加盟店で電子マネーWAONを利用した場合は、電子マネーWAONポイントとWAON POINTどちらも貯まるのが特徴です。WAON POINTも貯めたい方は、WAON POINT加盟店での利用も意識すると良いでしょう。

2.イオンカード(WAON一体型)の特典とサービス

イオンカード(WAON一体型)では、イオンマーク共通特典も活用できます。

それでは、イオンカード(WAON一体型)に付帯している電子マネーWAON、共通特典や入会特典の詳細について確認していきます。

2-1.電子マネーWAONのサービスを利用できる

他のイオンカードは電子マネーWAONサービスを搭載していませんので、別途電子マネーWAONカードを発行する必要があります。一方、イオンカード(WAON一体型)の場合は、カード1枚で電子マネーWAONのチャージから決済まで利用できます。

クレジットカードとWAONカードをそれぞれ発行する手間がかからないのが、大きな特長です。

電子マネーWAONの利用方法は、以下の通りです。

  1. イオングループのレジやイオンATM、WAONチャージャーminiでチャージ(入金)
  2. チャージ済みのWAONを店舗、ネットショップなどで利用
  3. 電子マネーWAONでの支払時に電子マネーWAONポイントやWAON POINTが貯まる

レジで現金からチャージする場合やイオンATM利用時は、1,000円単位でチャージ可能です。また、イオンカード(WAON一体型)のチャージ上限額は5万円です。

2-2.イオンマーク共通特典も充実

イオンカード(WAON一体型)は、イオンマーク共通特典も利用できます。共通特典には、ポイントの還元率アップやイオンシネマチケットの割引、レジャーや特産品に関する優待特典など多種多様な内容を盛り込んでいます。

以下に共通特典の内容を紹介します。

特典、サービス 内容
ポイント還元 ・イオングループ対象店舗でカード利用:WAON POINT2倍(200円につき2ポイント)
・毎月10日にカード利用:WAON POINT2倍(200円につき2ポイント)
・優待加盟店でカード利用:ポイントの倍率がアップ 等
イオングループで利用できる割引、ポイントキャンペーン イオングループで実施しているキャンペーンを利用できる
・お客さま感謝デー:毎月20日、30日イオングループで買い物をした場合は、買い物代金5%割引
・G.G感謝デー:55歳以上の方がイオンカードを利用した場合、毎月15日は買い物代金5%割引
・お客さまワクワクデー:毎月5の付く日に電子マネーWAONを利用すると200円につき2WAON POINT貰える
映画料金の割引 イオンシネマの会員サービス、ワタシアターに登録すると以下の料金でチケットを購入できる
・カードでチケットを購入:いつでも300円引き
・お客さま感謝デー(毎月20日、30日):700円引き
イオンマークのカードの旅行特典 「イオンマークのカード旅行特典」サイトから旅行、レジャー関連のサービスを利用することで優待特典、割引特典を受け取ることができる
【例】
・イオントラベルモール:パッケージツアー割引
・HIS:国内、海外ツアー3,000円引き
イオンマークのカードの優待特典 「イオンマークのカード優待特典」サイトからレストランやアクティビティ、旅館などを予約することで優待特典、割引特典を受け取ることができる
【例】
・カラオケ館:室料30%割引
・ドミノピザ:MLサイズピザ30%割引
・旬彩亭 秀:自家製シャーベットプレゼント
イオンワールドデスク 世界16ヶ国24ヶ所にある窓口で、旅行中のトラブルや施設案内などさまざまなサポートを受けることができる
・インフォメーションサービス:各種情報の案内、無料でホテルやレストランなどの情報を確認できる

・リザベーションサービス:予約や送迎などの手配
レンタカーや交通機関などの予約は無料、通訳やガイドの手配などは有料

・ビジネスサポートサービス:法務相談やストライキなどといったビジネス関連のトラブルサポート
法務相談などは無料、送迎など一部有料

・トラブル、緊急時、アシスタンスサービス:パスポートの紛失などトラブル時のサポート
パスポート再取得の案内、資金援助など(手配など一部有料)

ショッピング関係から旅行レジャー関連の特典サービスまで幅広く提供しているのが、イオンカード(WAON一体型)の特徴でもあります。

2-3.ショッピング保険などセキュリティサービスを付帯

ショッピングで生じた損害やカードの盗難などといったトラブルに対しては、ショッピングセーフティ保険や不正防止モニタリングといった保険およびセキュリティサービスで対応してくれます。

以下に主なサービスを紹介します。

補償、セキュリティ 内容
ショッピングセーフティ保険 カードで購入した商品が原因で破損事故、火災事故、盗難事故といった被害を受けた際に補償
・補償期間:購入日から180日以内
・対象:1品あたり5,000以上の商品
・年間限度額:50万円
クレジットカード盗難保障 イオンカード(WAON一体型)を盗難されたり紛失したりしたあと、不正利用された場合に被害額を補償
・補償期間:カード紛失の届け出受理日からさかのぼって61日前まで
本人認証サービス ネットショップでカード利用時、本人のみ把握しているパスワードで本人確認することでセキュリティを強化
リスクベース認証 普段利用している端末と異なる端末から暮らしのマネーサイトへログイン記録があった場合、本人確認として登録アドレスへワンタイムパスワードを送付
不正防止モニタリング カードの不正利用防止といった観点から、クレジットカード取引を監視
無料セキュリティソフト 不正送金やコンピューターウイルスをブロックするためのセキュリティソフト「サート・ネチズン」を無料で利用可能
ICチップ搭載カード 不良トラブルや偽造の難しいICチップをカードに搭載

このようにイオンカード(WAON一体型)では、カードやオンラインシステムにセキュリティ対策を施しています。万が一の被害に対しても補償という形でサポートしてくれますし、不正利用が疑われる時は取引を保留扱いにしてくれます。

さらに無料セキュリティソフト「サート・ネチズン」を、「暮らしのマネー」サイトからダウンロードできます。

クレジットカードのセキュリティが気になる方は、上記の機能やサービスも確認した上で発行を検討してみるのが大切です。

2-4.貯まったWAON POINTは商品などに交換できる

イオンカード(WAON一体型)で貯めたWAON POINTは、商品などに交換できます。

WAONポイントは、WAONポイント特設サイトで商品や提携ポイントとの交換、WAON加盟店やネットショップでの支払いに利用できます。

提携ポイントサービスについては、三越伊勢丹グループのエムアイポイントと交換できるようになっています。ポイント交換には、三越伊勢丹グループの会員登録も必要です。

そして電子マネーWAONポイントは、1電子マネーWAONポイントにつき1円としてWAONにチャージ可能です。

3.イオンカード(WAON一体型)のメリット

イオンカード(WAON一体型)は、日常の買い物にイオンをはじめイオングループを利用する方、電子マネーWAONを利用する方にもメリットがあります。

それではイオンカード(WAON一体型)のメリットについて紹介します。

3-1.カード1枚で電子マネーWAONも活用できる

他のイオンカードと異なり、イオンカード(WAON一体型)1枚でクレジットと電子マネーWAONを活用できます。

通常、電子マネーWAONを利用するには、別途WAONカードを発行する必要もあり、クレジットカードとWAONカード2枚所有しなければいけません。対してイオンカード(WAON一体型)は、1枚でそれぞれのサービスを利用できるので、カード管理の手間を省くことが可能です。

クレジットカードやポイントカードを紛失したり取り出しに手間取ったりしている方には、大きなメリットといえます。

3-2.申し込み手続きから最短5分で利用できる

発行の申し込み手続きから審査、カード利用開始まで最短5分で進めることができます。また、Web経由の手続きなので、書類の準備や郵送といった手間も不要です。

最短5分で利用を始める場合は、「暮らしのマネー」サイトから申し込み手続きを進めて、審査通過後に「イオンウォレット」アプリでカード情報を受け取ります。そして、「イオンiD」もしくは「Apple Pay」アプリにカード情報を登録することで、店舗とネットショップどちらでもカード利用可能になる仕組みです。カードの発行については後日行われます。

3-3.イオンマーク共通特典は買い物やレジャーに役立つ

イオンカード(WAON一体型)は、電子マネーWAONに加えてイオンマーク共通特典で効率的にポイントを貯めたり買い物を行ったりできます。

他にはイオンシネマの映画料金300円引きや、毎月20日、30日は買い物代金5%引きなどといった特典も利用でき日々の生活に役立ちます。さらに優待特典を活用してギフト商品や特産品などを貰えたり、割引価格で購入したりもできます。

買い物好きな方や節約志向の方にもメリットがあるカードです。

3-4.イオンゴールドカードへの切り替えも可能

イオンカード(WAON一体型)は、イオンゴールドカードへ無料で切り替えることができます。

イオンゴールドカードは、条件を満たしたイオンカード会員のみ発行できるステータスカードです。直近1年間のカード利用額100万円以上などの場合は、イオングループからカード切り替えに関する案内が届きます。

なお、カード切り替えの対象は一部のイオンカードとなっているため、イオンゴールドカードを目指す方にとってもイオンカード(WAON一体型)発行にはメリットがあります。

4.イオンカード(WAON一体型)のデメリット

続いては、イオンカード(WAON一体型)のデメリットも紹介します。

4-1.旅行保険は付帯していない

イオンカード(WAON一体型)では、国内旅行傷害保険や海外保険を付帯していません。そのため旅行好きな方や旅行保険も付帯しているカードを探している方には、デメリットといえます。

旅行時には、思わぬ事故や盗難などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。イオンカード(WAON一体型)の発行を予定している方は、別途旅行保険の加入も検討しておくのが重要です。

4-2.イオングループ以外のお店ではポイント還元率が低い

ポイントの還元率はイオングループ対象店舗であれば1%ですが、対象外店舗では通常0.5%と低い水準です。日常の買い物でイオングループの店舗を利用していない方には、効率的に貯めにくい側面もあります。

ただし、店舗以外のカード利用でもポイントの還元率を上げることができるので、必ずしもデメリットではありません。たとえばイオンカードポイントモールを経由してネットショッピングした場合は、最大10%に還元率をアップできます。

4-3.オートチャージでWAON POINTは貯まらない

イオンカード(WAON一体型)は、電子マネーWAONのオートチャージ機能を利用してもWAON POINTを貯めることはできません。オートチャージでWAON POINTが貯まるのは、イオンカードセレクトなど一部のクレジットカードに限られています。

なお、上記のケースも含めてポイント獲得の条件に関しては、カードの種類や利用状況などから変わることもあるので注意が必要です。

4-4.ポイントや機能が多く分かりにくい

人によっては、イオンカード(WAON一体型)の機能が分からなかったり使い方に悩んだりする可能性もあります。

イオンカード(WAON一体型)には、クレジット機能と電子マネー機能を搭載していて便利です。しかし、電子マネーに慣れていない方などには、少々ややこしいと感じるサービスといえます。

5.イオンカード(WAON一体型)の評判

イオンカード(WAON一体型)は、カードやポイントの使用目的に加え、イオンで日常的に買い物を行っているかどうかで評価の変わるカードです。それぞれの評判を参考にする時は、カードの使用場面も含めて判断するのが大切です。

  • イオンによく行くので使いやすくポイントが貯まりやすい
  • 入会手続きや各種サービスなど分かりやすい
  • イオンを利用するようになってから活用するようになった
  • カード1枚でWAONも利用できるから楽
  • WAON POINTの残高を確認しにくい
  • 通常のポイント還元率が低い

※上記は個人の感想をまとめたものです。ご自身でもお調べの上、利用に関して検討・判断ください。

イオンをよく利用している方、これまで電子マネーWAONとクレジットカードを併用している方には良い評判が多い傾向です。

一方、イオンやWAONの利用頻度が少ない方や複数のポイントやサービスの管理が苦手な方は、他のクレジットカードを検討した方がいい場合もあります。

イオンカード(WAON一体型)にメリットを感じるかどうかは人によって異なるため、特典やサービスの利用条件や評判をよく確認しておくのも重要です。

まとめ

イオンカード(WAON一体型)は、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードで、電子マネーWAONの機能を搭載しているのが大きな特徴です。さらにカード1枚で、電子マネーWAONオートチャージや決済、WAON POINTの管理や貯めることもできます。

イオングループの店舗でよく買い物する方や電子マネーWAONもよく利用している方にはメリットの多いカードなので、気になる方は検討してみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。