iDeCoでおすすめの金融機関は?ネット証券5社の手数料や取扱商品を比較

老後の資産形成のために、税制優遇を受けながら長期積立投資ができるiDeCoを始めようと考える方も多いでしょう。さまざまな金融機関でiDeCoを利用できますが、手数料や取り扱う商品数などに違いがあります。

今回は多くの金融機関の中から、iDeCoの利用に向いている会社を5つピックアップしました。それぞれの特徴について解説しますので、金融機関選びの参考資料としてください。

※2022年1月18日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. iDeCoの利用に向いている金融機関5社
    1-1.SBI証券
    1-2.松井証券
    1-3.楽天証券
    1-4.マネックス証券
    1-5.au株コム証券
  2. iDeCoを利用するうえで重要なポイント
    2-1.手数料を確認
    2-2.投資信託の目論見書に目を通す
  3. まとめ

1 iDeCoの利用に向いている金融機関5社

手数料の低さ、取り扱う商品数の多さ、使いやすさなどを考慮し、iDeCoの利用に向いている金融機関を5つピックアップしました。

1-1 SBI証券

毎月の手数料 掛金を拠出中:171円
掛金を拠出していない:66円
iDeCoで選べる商品数 36本(セレクトプラン)
インデックスファンドの数 20本

※2022年1月18日時点の情報

大手ネット証券のSBI証券は、株式や投資信託など取り扱う金融商品が豊富ですが、iDeCoについても充実しているのが特徴です。

iDeCoの商品に関しては、低コストと多様性を重視する方針で、執筆時点ではセレクトプランの36本を用意。なお以前はオリジナルプランもありましたが、新規受付を終了しています。

セレクトプランに関しては、「eMAXIS Slim」シリーズの取り扱いが充実しているのが特徴です。三菱UFJ国際投信が運用する銘柄で、信託報酬が安く設定されています。具体的には、下記のようなファンドが選べます。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 8資産均等型

SBI証券は2005年からiDeCoのサービスを提供していることもあり、加入者数はNo.1の実績があります(2021年7月時点、SBI証券調べ)。利用者数の多い証券会社のほうが良いと感じる方にも向いているでしょう。

1-2 松井証券

毎月の手数料 掛金を拠出中:171円
掛金を拠出していない:66円
iDeCoで選べる商品数 40本
インデックスファンドの数 34本

※2022年1月18日時点の情報

松井証券はiDeCoで選べる商品が全部で40本と、銘柄の選択肢が豊富なことがメリットです。インデックスファンドも34本用意されているので、市場全体と同程度のリターンを狙う方にも向いています。

eMAXIS Slimシリーズの他に、楽天・バンガード・ファンド、iFree NYダウ・インデックス、たわらノーロードなどの銘柄を選べます。投資分野も株式や債券に加え、REITやコモディティなどもあります。

1-3 楽天証券

毎月の手数料 掛金を拠出中:171円
掛金を拠出していない:66円
iDeCoで選べる商品数 32本

※2022年1月18日時点の情報

楽天証券のiDeCoは、オンラインセミナーが充実しているのが特徴です。過去に開催された回について動画を閲覧することができ、iDeCoについてこれから学びたい方にも向いています。2020年8月には20代~30代向け、2020年10月には40代~50代向けの講座が開催され、それぞれの年代に合ったファンドの選び方が解説されました。

楽天証券のiDeCoでは、下記のような銘柄を選べます。

  • 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
  • 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)
  • たわらノーロード先進国株式
  • たわらノーロード日経225
  • たわらノーロード国内債券

楽天・バンガード・ファンドは、楽天投資顧問が運営するインデックスファンドの銘柄です。低コストを実現するために、バンガードETFを活用する運用方針となっています。

バンガード社はアメリカの運用会社で、インデックスファンドの運用残高が世界トップクラス。2021年1月31日時点で、7.2兆米ドルの資産を運用しています。

1-4 マネックス証券

毎月の手数料 掛金を拠出中:171円
掛金を拠出していない:66円
iDeCoで選べる商品数 27本

※2022年1月18日時点の情報

マネックス証券のiDeCoのラインナップを見ると、国内型に関して比較的アクティブ型が多くなっています。具体的には、SBI中小型割安成長株ファンド、スパークス・新・国際優良日本株ファンド、ひふみ年金などの銘柄が用意されています。

マネックス証券はアクティブファンドについて、「長期で良好な実績があり、今後も継続可能と判断可能な銘柄を厳選した」と同社サイト上で公表しています。

一方で海外型については、インデックスファンドが多めになっています。eMAXISシリーズ、iFreeシリーズ、たわらノーロードシリーズなどから選べます。信託報酬などが業界最安水準で低い銘柄が中心です。

マネックス証券ではiDeCoの人気商品ランキングを公表しており、2020年度の下期(7月~12月)における約定金額の上位銘柄は下記のとおりです。

1位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
3位 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
4位 One DC 国内株式インデックスファンド
5位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
6位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
7位 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
8位 ひふみ年金
9位 ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)
10位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

1-5 auカブコム証券

毎月の手数料 掛金を拠出中:171円
掛金を拠出していない:66円
iDeCoで選べる商品数 27本
インデックスファンドの数 10本

※2022年1月18日時点の情報

auカブコム証券のiDeCoでは、保有残高に応じてPontaポイントを受け取れます。対象となる商品は「auスマート・ベーシック(安定/安定成長)」「auスマート・プライム(成長/高成長)」の計4本です。

これらの銘柄はauカブコム証券が初心者向けと位置付けている商品で、国内外の株式や債券に投資をする、バランス型のファンドです。複数の資産クラスが組み合わさっており、1本だけでリスク分散を手軽に行えます。

2 iDeCoを利用するうえで重要なポイント

iDeCoを上手に活用するためには、下記2つのポイントを意識しましょう。

2-1 手数料を確認

iDeCoは月額手数料以外にも、手数料が発生します。国民年金基金連合会に支払う初期手数料が2,829円、掛金の給付を受け取る給付手数料が1回あたり440円です。

これらの費用は、ネット証券会社であればほとんど同一の設定であり、大きな違いは見られない傾向です。しかし念のため、事前に確認しておきましょう。

2-2 投資信託の目論見書に目を通す

投資信託の目論見書には、運用方針・投資先・これまでの運用成績・想定されるリスクなどの情報が記載されています。投資を判断するための重要な情報となるので、事前に必ず目を通しておきましょう。

目論見書を読んで違和感を覚えたり、説明が足りないと感じたりするようなら、投資をいったん見送るのも良いでしょう。

まとめ

iDeCoの利用に向いている金融機関を5つ紹介しました。いずれも手数料が安く、取り扱う銘柄の数が多いのが特徴です。

銘柄のラインナップには違いが見られるため、ご自身が希望する銘柄を取り扱う会社を選んでください。iDeCoを上手に活用して、老後への備えを考えてみてはいかがでしょうか。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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