付帯保険が充実したクレジットカード10選【2021年5月】

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クレジットカードの中には、旅行保険やショッピング保険などといった保険が付帯されているカードもあります。旅行が好きな方やショッピングや普段使いとしてのカード利用を検討している時は、付帯保険も確認するのが大切です。

そこでこの記事では、海外や国内旅行傷害保険、ショッピング保険などが充実したクレジットカードを10種類ご紹介します。旅行保険に関心を持っている方や付帯保険を重視している方などは、参考にしてみてください。

※この記事は2021年5月28日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 旅行傷害保険が充実したクレジットカード
    1-1.プラチナ・カード(アメックスカード)
    1-2.セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
    1-3.JCBプラチナ
    1-4.三井住友カード プラチナ
    1-5.Orico Card THE GOLD PRIME
    1-6.ダイナースクラブカード(一般カード)
  2. ショッピング保険が充実したクレジットカード
    2-1.イオンカードセレクト
    2-2.三井住友カード ゴールド
    2-3.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  3. ゴルフ保険も充実したクレジットカード
    3-1.TRUST CLUB ワールドエリートカード
  4. まとめ

1.旅行傷害保険が充実したクレジットカード

海外旅行傷害保険には、旅行時の事故による死亡や後遺障害をはじめケガや病気の治療の補償、第三者への賠償責任補償、携行品の損害や救援者費用といった補償内容が含まれています。

国内旅行傷害保険は、一般的に死亡や後遺障害についてのみ補償されるケースが多い傾向です。中には、入院や通院保険金を受け取ることができるカードもあります。

ここでは、海外および国内旅行傷害保険が充実したカードを紹介します。

1-1.プラチナ・カード(アメックスカード)

アメックスカードのプラチナ・カードは、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付帯されています。カード会員や会員の家族を含む補償額の高さが主な強みといえます。

補償の適用条件は、利用付帯を基本としています。利用付帯は、出発(出国)前に旅行代金などをカードで支払うと補償を受けられる保険のことです。自動付帯は、旅行代金の決済方法にかかわらず補償を受けられる保険を指します。

プラチナ・カードの旅行傷害保険を利用する時は、あらかじめ旅行代金をカードで支払っておくのが大切です。

まずは、国内旅行傷害保険の補償項目や補償額を紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
本会員の家族、家族会員の家族:最高1,000万円
入院保険金 本会員、家族会員、本会員および家族会員の家族:日額5,000円
手術保険金 本会員、家族会員、本会員および家族会員の家族:最高20万円
通院保険金 本会員、家族会員、本会員および家族会員の家族:日額3,000円

国内旅行傷害保険では、出発前に旅行代金をカードで決済した場合は、宿泊施設などでの事故およびケガや治療費などを補償してもらえます。また、旅行中に利用した公共交通機関での傷害事故は、運賃をカードで決済している場合に補償対象となる仕組みです。

特に傷害死亡、後遺障害に対する保険金が、他のクレジットカード付帯保険と比較して高い設定といえます。さらに入院と通院、手術保険金を付帯しているので、ケガの治療費などが気になる方にもメリットの多いカードです。

続いて、海外旅行傷害保険の補償項目と補償額を紹介します。

海外旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
本会員の家族、家族会員の家族:最高1,000万円
※自動付帯の場合、
本会員:最高5,000万円
本会員の家族:最高1,000万円
傷害治療費用保険金 本会員、家族会員、本会員および家族会員の家族:最高1,000万円
疾病治療費用保険金
賠償責任保険金 本会員、家族会員、各会員の家族:最高5,000万円
携行品損害保険金 本会員、家族会員、各会員の家族:1旅行中につき最高100万円
(免責3,000円/年間限度額100万円)
救援者費用保険金 本会員、家族会員、各会員の家族:保険期間中最高1,000万円
乗継遅延費用保険金 本会員、家族会員:最高3万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金
受託手荷物遅延費用保険金
受託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:最高6万円

海外旅行傷害保険は、国内旅行傷害保険と同じく高い補償限度額といえます。また、自動付帯でも傷害治療費用保険金や疾病治療費用保険金、賠償責任保険などの補償限度額は削減されません。特に治療費や携行品損害などといった負担を重視している方は、自動付帯のみでも充実した補償内容といえます。なお、全ての補償を充実させたい時は、あらかじめ旅行代金をカードで支払っておく必要があります。

乗継遅延費用保険金や出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金、受託手荷物遅延費用保険金、受託手荷物紛失費用保険金は、損害を受けた後に必要書類を提出するため、他の補償項目と仕組みが異なります。上記4種類は、旅行中に登場した航空機の遅延や航空会社側の不手際によって生じた損害を補償してもらえます。

アメックスカードのプラチナ・カードは、ショッピング保険も充実しているので、旅行中のショッピングが好きな方にもメリットの多いカードです。

1-2.セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの旅行傷害保険は、特に海外旅行傷害保険の補償限度額に関して充実しています。

まずは国内旅行傷害保険の補償内容から紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高5,000万円
本会員の家族:最高1,000万円
入院保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:日額5,000円
通院保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:日額3,000円

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの「本会員の家族」は、本会員と生計を共にしている同居および別居の親族などを対象にしています。

国内旅行傷害保険は自動付帯なので、出発前に旅行代金をカードで決済せずに補償を受けられます。利用付帯の保険を避けている方には、特にメリットといえるポイントです。

補償に関しては、事故による傷害死亡や後遺障害時の補償だけでなく、入院や通院保険金も受け取ることが可能です。事故による死亡、後遺障害のみ補償というカードが多いので、比較的充実した補償内容といえます。

続いて、海外旅行傷害保険の補償項目と補償額も紹介します。

海外旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
本会員の家族:最高1,000万円
傷害治療費用保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:最高300万円
疾病治療費用保険金
賠償責任保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:最高5,000万円
携行品損害保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:1旅行中につき最高50万円
(免責3,000円/1品につき限度額10万円)
救援者費用保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:保険期間中最高300万円
乗継遅延費用保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:最高3万円
出発遅延費用保険金
寄託手荷物遅延費用保険金
寄託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員、本会員の家族:最高10万円

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行傷害保険は、乗継遅延費用保険金、出発遅延費用保険金、寄託手荷物遅延費用保険金、寄託手荷物紛失費用保険金も、本会員の家族を補償対象としています。家族の補償も気になる方に、特に利用しやすいカードといえます。

海外旅行傷害保険では、補償の適用条件に関する変更点があります。2021年7月1日以降、レンタカーとタクシーの運賃、ホテルの宿泊代金をカードで支払った場合は、補償の適用外となります。

2021年7月1日以降も海外旅行傷害保険の適用条件を満たすには、パッケージツアーやリムジンバス、電車、飛行機の代金をカードで決済する必要があります。ただし、パッケージツアー以外は、出国後の決済でも決済後に生じた損害を補償してもらえます。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの旅行傷害保険は、自動付帯という点や海外旅行傷害保険の補償額、補償範囲といった点で特にメリットのあるカードです。

1-3.JCBプラチナ

JCBプラチナは、旅行傷害保険の補償額や補償対象者などに関して強みのあるカードです。さらに国内および海外旅行傷害保険は自動付帯なので、出発前に旅行代金をカードで決済していない状況でも補償を受けることが可能です。

それでは、国内旅行傷害保険の補償内容から紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
入院保険金 本会員、家族会員:日額5,000円
手術保険金 本会員、家族会員:入院日額×倍率(10倍、20倍、40倍)
通院保険金 本会員、家族会員:日額2,000円
乗継遅延費用保険金 本会員、家族会員:限度額2万円
出航遅延費用等保険金
寄託手荷物遅延費用保険金
寄託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:限度額4万円

一般的なクレジットカードの国内旅行傷害保険は、乗継遅延費用保険金をはじめとした航空便の遅延などに関する補償は設けていません。一方、JCBプラチナの国内旅行傷害保険は、4種類の遅延費用保険金も含まれているので、航空便の遅延に対する損害から備えたい方にとって特にメリットがあります。

手術保険金は、入院日額に倍率をかけた金額で定められています。たとえば5,000円×40倍では、手術保険金20万円です。倍率40倍を選択した場合は、アメックスカードのプラチナ・カードと同額です。

カード会員の家族は補償対象外なので、家族旅行の頻度が高い方にとってデメリットといえるポイントです。

続いて、海外旅行傷害保険の補償項目と補償額も紹介します。

海外旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
カード会員の家族:最高1,000万円
傷害治療費用保険金 本会員、家族会員:最高1,000万円
カード会員の家族:最高200万円
疾病治療費用保険金
賠償責任保険金 本会員、家族会員:最高1,000万円
カード会員の家族:最高2,000万円
携行品損害保険金 本会員、家族会員:1旅行中につき最高100万円
カード会員の家族:1旅行中につき最高50万円
(免責3,000円/保険期間中限度額100万円)
救援者費用保険金 本会員、家族会員:1旅行中につき最高1,000万円
カード会員の家族:1旅行中につき最高200万円
乗継遅延費用保険金 本会員、家族会員:最高2万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金
受託手荷物遅延費用保険金
受託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:最高4万円

海外旅行傷害保険の補償対象者は、本会員や家族会員、カード会員の家族も含めています。

カード会員の補償限度額に関しては、死亡や後遺障害1億円、傷害治療費用保険金や疾病治療費用保険金1,000万円と充実した内容といえます。一方、カード会員の家族に対する補償限度額は、死亡や後遺障害1,000万円、傷害治療費用保険金や疾病治療費用保険金200万円と比較的低めに設定されています。

主に単身もしくはカード会員同士での旅行へ行く機会の多い方には、補償限度額という点で充実した内容といえます。補償範囲は、家族旅行でも利用しやすい内容です。

1-4.三井住友カード プラチナ

三井住友カード プラチナの国内旅行傷害保険では、航空機や電車、バスなどといった公共交通へ搭乗中の事故や宿泊施設および募集型企画旅行の傷害事故などの際に補償してもらえます。募集型企画旅行とは、いわゆるツアーパッケージなどのことです。

それでは、国内旅行傷害保険の補償項目や補償額を紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
入院保険金 本会員、家族会員:日額5,000円
手術保険金 本会員、家族会員:最高20万円
通院保険金 本会員、家族会員:日額2,000円
乗継遅延費用保険金 本会員、家族会員:限度額2万円
出航遅延費用等保険金
寄託手荷物遅延費用保険金
寄託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:限度額4万円

国内旅行傷害保険の遅延費用保険金は、旅行前に旅行代金をカードで決済した場合に適用されます。一方遅延費用保険金以外は自動付帯なので、旅行代金の決済タイミングにかかわらず傷害事故に関して補償してもらうことが可能です。

カード会員と生計を共にする同居および別居中の親族や配偶者は、補償対象者に含まれていません。そのため、主にカード会員同士の旅行や単身での旅行で、利用しやすいカードといえます。

続いて、海外旅行傷害保険の補償項目と補償額も紹介します。

海外旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
カード会員の家族:最高1,000万円
傷害治療費用保険金 本会員、家族会員、カード会員の家族:最高500万円
疾病治療費用保険金
賠償責任保険金 本会員、家族会員、カード会員の家族:最高1億円
携行品損害保険金 本会員、家族会員、カード会員の家族:1旅行中につき最高100万円
(免責3,000円/保険期間中限度額100万円)
救援者費用保険金 本会員、家族会員、カード会員の家族:1旅行中につき最高1,000万円
乗継遅延費用保険金 本会員、家族会員:最高2万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金
受託手荷物遅延費用保険金
受託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:最高4万円

海外旅行傷害保険の補償限度額は、死亡、後遺障害を除いてカード会員とカード会員の家族で差はありません。主に家族で海外旅行へ行く場合にメリットの多いカードといえます。ただし、遅延費用保険金に関しては、カード会員のみ補償対象なので混同しないよう注意が必要です。

各補償限度額のバランスが気になる方や自動付帯型の旅行傷害保険を求めている方、家族で海外旅行へ行く方などには、利用しやすい付帯保険です。

1-5.Orico Card THE PLATINUM

Orico Card THE PLATINUMは、Orico Cardの中でも旅行傷害保険が充実したカードです。

国内旅行傷害保険の場合は、あらかじめツアー旅行代金や公共交通の運賃、宿泊施設の予約代金などをカードで決済しておくと傷害事故の際に補償対象となります。また、旅行中に公共交通に乗車している間や宿泊施設に滞在、ツアー旅行に参加している間に発生した事故で、死亡もしくは後遺障害、治療費などを補償してもらえます。

以下に国内旅行傷害保険の補償項目や補償額を紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
本会員の家族、家族会員の家族:最高2,000万円
入院保険金 本会員、家族会員:日額5,000円
本会員の家族、家族会員の家族:日額3,000円
手術保険金 本会員、家族会員、本会員および家族会員の家族:入院保険金日額×10倍、入院外では入院保険金日額×5倍
通院保険金 本会員、家族会員:日額3,000円
本会員の家族、家族会員の家族:日1,500円
乗継遅延費用 本会員、家族会員:最高3万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金
受託手荷物遅延費用保険金
受託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:最高10万円

カード会員の補償限度額は、これまで紹介したクレジットカードの付帯保険と同水準です。さらにカード会員の家族に対する補償限度額は、死亡および後遺障害2,000万円と、これまで紹介したクレジットカードの付帯保険と比較して高い金額といえます。

他にも受託手荷物紛失費用保険金は、10万円の補償限度額という点も強みといえます。カード会員の家族も補償対象となるので、家族で国内旅行へ行く時にも利用しやすいカードです。

続いて、海外旅行傷害保険の補償項目と補償額も紹介します。

海外旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円(自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円)
カード会員の家族:最高2,000万円
傷害治療費用保険金 本会員、家族会員:最高300万円
カード会員の家族:最高200万円
疾病治療費用保険金
賠償責任保険金 本会員、家族会員:最高3,000万円
カード会員の家族:最高2,000万円
個人賠償責任 本会員、家族会員:最高100万円
(免責1万円)
携行品損害保険金 本会員、家族会員:1旅行中につき最高100万円
(免責3,000円)
救援者費用保険金 本会員、家族会員:最高300万円
カード会員の家族:最高200万円
乗継遅延費用 本会員、家族会員:最高3万円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金
受託手荷物遅延費用保険金
受託手荷物紛失費用保険金 本会員、家族会員:最高10万円

海外旅行傷害保険も充実した補償内容です。ただし、自動付帯の場合は、一部補償限度額が抑えられるので注意が必要です。海外旅行傷害保険の死亡および後遺障害保険金は、自動付帯の場合は、最高5,000万円の補償額に抑えられます。

日常生活で第三者にケガを負わせてしまったり、財物を破損してしまったりした場合には、個人賠償責任保険で補償してもらえます。旅行中だけでなく日常生活におけるリスクにも備えたいと考えている方は、Orico Card THE PLATINUMも検討してみてはいかがでしょうか。

1-6.ダイナースクラブカード(一般カード)

ダイナースクラブカード(一般カード)は、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険で補償条件が異なります。国内旅行傷害保険の場合は、旅行前に指定の旅行代金や公共交通の運賃などをカードで決済しておくと、補償を受けられます。

それでは、国内旅行傷害保険の補償項目や補償額を紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
本会員の家族、家族会員の家族:最高1,000万円
入院保険金 本会員、家族会員:日額5,000円
手術保険金 本会員、家族会員:入院中の手術5万円、入院中以外の手術2万5,000円
通院保険金 本会員、家族会員:日額3,000円

カード会員の家族は、補償対象に定められていません。そのため、主にカード会員同士や単身での旅行向けの補償内容といえます。補償限度額に関しては、他のクレジットカードと同様の水準です。手術保険金は、入院中の手術であれば5万円の補償を受けられます。

続いて、海外旅行傷害保険の補償項目と補償額も紹介します。

海外旅行傷害保険 補償額
傷害死亡、後遺障害保険金 本会員、家族会員:最高1億円
傷害治療費用保険金 本会員、家族会員:最高300万円
疾病治療費用保険金
賠償責任保険金 本会員、家族会員:最高1億円
携行品損害保険金 本会員、家族会員:1旅行中につき最高500万円
(年間の限度額100万円)
救援者費用保険金 本会員、家族会員:年間限度額300万円

ダイナースクラブカード(一般カード)は、これまでに紹介したプラチナカードに近い補償を受けられるのも主なメリットといえます。

傷害死亡と後遺障害保険金は、あらかじめ旅行代金をカードで決済しておくと最高1億円の補償を受けられます。また、利用付帯の条件を満たしていない場合、最高5,000万円の傷害死亡もしくは後遺障害保険金を受け取ることが可能です。

2.ショッピング保険が充実したクレジットカード

ショッピング保険とは、クレジットカードで購入した商品に関する損害を補償してもらえる付帯保険のことです。

それでは、ショッピング保険が充実したクレジットカードを確認していきましょう。

2-1.イオンカードセレクト

イオンカードセレクトには、ショッピングセーフティ保険が付帯されています。ショッピングセーフティ保険は、カードで購入した商品に関する損害に対する保険です。たとえば、商品の破損や盗難、火災といった事故に遭った際に、補償を受けることができます。

主な補償の条件は、以下の通りです。

  • 1商品の購入価格5,000円以上
  • 購入日から180日以内に発生した事故
  • 年間限度額50万円

購入場所に関する条件はありませんので、海外や国内でのショッピングで発生した損害を補償してもらえます。また、リボ払いや一括払いなど、支払い方法に関する条件も定められていません。

ショッピング保険の中には、海外旅行中のショッピングのみを対象にした保険もあるので、補償範囲の広いショッピング保険付きカードといえます。

2-2.三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールドの付帯保険には、お買物安心保険(動産総合保険)というショッピング保険があります。お買物安心保険(動産総合保険)は、カードで購入した商品が破損もしくは盗難などによって損害や被害を受けた場合に、補償される保険です。

主な補償の条件は、以下の通りです。

  • 1事故につき免責金額3,000円
  • 購入日の翌日から200日以内に発生した事故
  • 年間限度額300万円

三井住友カード ゴールドも購入場所に関する制限や条件はありませんので、海外や国内旅行中にカードで購入した商品や日常的に購入している商品などの破損、盗難といった損害も補償対象です。ただし、食料品など一部商品は、他の一般的なショッピング保険と同様に補償対象外なので注意が必要です。

2-3.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの付帯保険には、ショッピングプロテクションというショッピング保険があります。国内外問わずカードで購入した商品が補償の対象です。

主な補償の条件は、以下の通りです。

  • 1事故につき免責金額1万円
  • 購入日から90日以内に発生した事故
  • 年間限度額500万円

年間の補償限度額は500万円なので、日用品だけでなく家電製品といった数十万円以上の商品に関する事故発生時にも補償を受けやすいといえます。

さらにアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの付帯保険には、カードで通信料金を支払っているスマートフォンを補償対象としたスマートフォン・プロテクションという保険があります。スマートフォン・プロテクションでは、スマートフォンの修理代金を以下条件の範囲内で補償してもらえます。

  • 1事故につき免責金額1万円
  • 3回連続で通信料金をカードで支払い済み
  • 年間限度額5万円

日常生活でスマートフォンの利用頻度が高い方やショッピングが好きな方、引っ越しなどで家電製品といった商品を購入予定の方などは、利用メリットがあります。

3.ゴルフ保険も充実したクレジットカード

クレジットカードの付帯保険には、ゴルフ中に生じた損害などを補償してもらえるゴルフ保険も含まれている場合があります。

それでは、ゴルフ保険も充実したクレジットカードを紹介します。

3-1.TRUST CLUB ワールドエリートカード

TRUST CLUB ワールドエリートカードのゴルファー保険では、ゴルフに関連した事故や賠償責任、ホールインワンやアルバトロス達成時の費用などを補償してもらえます。

それでは、ゴルフ保険の補償項目や補償額を紹介します。

国内旅行傷害保険 補償額
賠償責任 本会員、家族会員:最高1億円
ゴルフ用品損害 本会員、家族会員:年間限度額5万円
ホールインワン・アルバトロス費用 本会員、家族会員:1回の限度額10万円
傷害死亡 本会員、家族会員:300万円
傷害後遺障害 本会員、家族会員:最高300万円
傷害入院 本会員、家族会員:日額4,500円
傷害通院 本会員、家族会員:日額3,000円
手術 本会員、家族会員:入院保険金日額×5倍、もしくは10倍(1事故につき1回限りの補償)

賠償責任では、ゴルフの練習中などに第三者へケガを負わせてしまった場合、損害賠償金を補償対象としています。また、ホールインワン・アルバトロス費用は、ゴルフ大会などでホールインワンもしくはアルバトロスを記録した場合に、お祝いの費用などを補償してもらえます。どちらもゴルフ大会へ参加したり接待でゴルフを行ったりしている方などにメリットのある補償項目といえます。

さらにゴルフ中のケガや入院、手術費用なども補償対象なので、趣味でゴルフを楽しんでいるいる方や接待などで複数人とゴルフを行う方などは、カード付帯保険のゴルフ保険も検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

付帯保険が充実したクレジットカードは、JCBプラチナやセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードなど、各カード会社のゴールドやプラチナカードなどに多い傾向です。また、ゴールドカードや一般カードの中にも、ショッピング保険やゴルフ保険などが充実しているカードもあります。

現地の商品をよく購入している旅行好きの方や家族旅行の頻度が高い方、趣味でゴルフを行っている方などは、今回紹介したクレジットカードも検討してみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。