2018年6月18日、成長期待国への投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を展開するクラウドクレジット株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:杉山 智行 以下クラウドクレジット)は、社会インパクト投資を積極的に推進する「社会インパクト投資宣言」を発表した。
社会インパクト投資とは、貧困層支援や教育問題など社会的課題の解決に取り組む企業や領域に投資し、経済的なリターンと社会的なリターンの両立を実現する投資手法だ。社会的リターンの計測方法についてはまだまだ議論があるものの、これまでのリスク/リターンという経済的なパフォーマンス指標に変調していた投資のあり方に一石を投じるものと言える。
ただ現在までの社会的インパクト投資の取り組みは、資金力のある組織や大規模ファンドなどによるものが多く、一般的な個人投資家には縁遠いものとなってしまっているという課題があった。クラウドクレジットの投資型クラウドファンディングは1万円の小口から投資することが可能であるため、個人投資家でも気軽に社会的インパクト投資に参加できるという意義は大きい。
以下がクラウドクレジットの「社会インパクト投資」に関する宣言書の内容となる。
【宣言書】
クラウドクレジットは、社会インパクトを生み出す世界中の事業者への投資を積極的に進めます。また、その社会インパクトを定期的、継続的にモニタリングし、その情報を公開します。
高い社会インパクトを作り出す事業者に資金が集まり、彼らが事業を拡大することによってポジティブな変化が投資先の国や地域に広まっていく。
私たちの社会インパクト投資は、こうした流れを作り出すことに貢献していきます。
実際に同社が取り組んだ社会インパクト投資の一例が「メキシコ女性起業家支援ファンド」だ。このファンドは、メキシコ合衆国にて中小企業向け貸付を中心に、個人・法人向け貸付事業を展開している金融機関に対して、クラウドクレジット・ファンディング合同会社のエストニアグループ会社(Crowdcredit Estonia OÜ) がメキシコペソ建てで貸付を行う。
この投資は、女性の経済的地位向上を目指して女性起業家への貸付に注力する一方で、不良債権比率の低減を実現した健全な業務運営とマイクロファイナンス格付機関から高い評価を受けた事業者への投資を行うことで、社会的リターンと経済的リターンの両立を目指す。
クラウドクレジットでは今後も、世界の信用需給を繋ぐことをビジョンに掲げ、発展途上国を中心に世界中の個人・中小企業等、資金需要者の方々に資金を届けることで、生活向上や経済発展に貢献するとともに、投資家にはよりバリエーションに富んだ投資機会を提供することに努めていく予定だ。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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