陶器、陶磁器の匠技と消費者を繋ぐ。プラットフォーム事業のゆうらHDがファンディーノで資金調達へ

※ このページには広告・PRが含まれています

日本の陶器や陶磁器を作る職人と国内外の消費者を繋ぐプラットフォーム「匠ワンストップ」のサービスを運営するゆうらホールディングス株式会社は、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で6月13日から募集による投資申込みの受付を開始する。プロジェクト名「職人と買い手をワンストップで繋ぐ秘策<匠ワンストップ>。仲介を減らし、職人の利益率を上げて日本の伝統的工芸品市場を救う!」は目標募集額800万円、上限応募額3千万円、コースは10万円(20株)、30万円(60株)、50万円(100株)の3コース。申込期間は2020年6月15日。

ゆうらホールディングスは、日本の伝統的工芸品の職人に代わって情報発信のマネジメントを行い、販路開拓やブランディングを担いながら、国内外に製品を販売している。同社によると、昨今の陶磁器産業は流通工程が未確立なため、需要に応じた製造ができず、衰退してしまっている。

陶磁器産業の市場規模推移

そこで、同社は職人から消費者までをワンストップでつなぐプラットフォームを作ることで流通の手間を削減、同時に、職人と消費者を近づけ、ニーズに合わせた販売の支援を行っている。現在は東京都神田にショールームを構え、大手百貨店での展示販売会やイベントの開催など、法人営業をメインに活動しており、これまでに約30件の取引実績がある。

調達した資金でショールームの新設(関西、羽田空港、海外)、オンラインでの陶磁器オーダーの仕組み構築、職人育成によって新しい外商の接点を作ることなど、国内外でのさらなる普及を目指す。

オンラインでの陶磁器オーダーの仕組み

伝統工芸の産地のショールームやショップは各地で運営されているが、同社は「当社は伝統工芸にフォーカスするのではなく、職人にフォーカスする。セレクトショップとの違いは、製造技術を持ったスタッフが、職人の製造を支援することができること」と説明する。

製造技術を持ったスタッフが、職人の製造を支援

同社は様々な機関と連携し、日本の伝統文化を国内外に発信して市場拡大を図っている。佐々木歩美社長が理事長を務める「一般社団法人日本デザイン・陶藝研究協会」では、活動の一環として「炎と筆の競演」という展示会を定期的に開催、外務省も後援する。

炎と筆の競演

今後は「陶器や陶磁器以外にも様々な伝統的工芸品を取り扱い、日本の良いものを一人でも多くの人に届け、企業の成長を目指したい」としている。2025年6月期の売上目標は11.6億円。

今回、ゆうらホールディングス社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の31億8594万円(2020年6月現在)。

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。

応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。

審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム

HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチームは、ロボアドバイザーに関する知識が豊富なメンバーが投資の基礎知識からロボアドバイザーのポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融・投資メディア「HEDGE GUIDE」