インパクト投資のネクストシフト、ツクイグループのオープンイノベーションプログラムで投資実行

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インパクト投資に特化したソーシャルレンディング「ネクストシフトファンド」などを展開するネクストシフト株式会社は2月26日、介護サービス大手の株式会社ツクイの子会社である株式会社ツクイキャピタルと共同で設立したベンチャーキャピタルファンド「ツクイ・ケアテック投資事業有限責任組合」が行った第1期オープンイノベーションで、事業提携および投資候補企業として5社を選定、うち1社に投資を実行したと発表した。

同ファンドはベンチャー企業向けの投資を目的に2018年1月に設立。介護・福祉・医療に関連する IoT、AI、ロボットなどの開発を行うベンチャー企業などの発掘・投資を行うことで、先進技術の情報取得や新サービスの開発などを促進する。特徴として、成長が見込まれる領域に特化している点、全国で600超の介護事業所を運営するツクイがPOC環境を提供している点、ツクイグループの機能を活かした支援が可能な点が挙げられる。株式会社プラッツ、情報処理システムの株式会社クレオ、介護用品メーカーの株式会社プラッツなどが出資している。第一期オープンイノベーションは、アイデアと技術を持つスタートアップ企業とファンド出資企業のマッチングのため、19年6月に参加企業の募集を開始していた。

「未来型介護(スマートケア)の創造」の実現に向け、「スマートケアサポート〈介護する側の課題〉」「スマートケアホーム〈介護される側の課題〉」「スマートコミュニティ〈地域との関わりの課題〉」の3つのテーマ対象に、テクノロジーを活用した革新的な事業に取り組むスタートアップを選定した。

今回、支援先企業に決まったのは、株式会社フューチャーインク。山形大学発のベンチャー企業で、プリンテッドエクストロニクス関連製品の開発、 製造、 販売とサービス提供を行っている。19年に介護見守り用ベッドに使う高感度のシートセンサーの商品化に成功した。投資により、プリンテッドエレクトロニクス技術によるセンサデバイスを用いた「未来型介護の創造」に向けた実証実験を支援し、介護する側・される側の負担軽減を目指す。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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