外国人向け日本レストランコンシェルジュサービス「JPNEAZY」を運営する株式会社Fesbaseは、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で4月26日から募集による投資申し込みの受付を開始する。目標募集額700万8千円、上限応募額2803万2千円(1口9万6千円、1人5口まで)。同社は2018年6月にファンディーノで資金調達を実施し、上限応募額4千万円に対して3970万円の応募を得て成立している。
JPNEAZYは年間3万6千組(約10万人)以上の訪日旅行者に利用されている。前回FUNDINNOで調達できた資金を元にサイトのUI/UXの再設計、レストラン紹介文の見直し、ソーシャル連携を緊密にしたことで、サービス自体のSEOやリスティングが強化され、さらにユーザーがダイレクトにサイトを訪れる導線が強化され、新規の獲得も加速されるなどの成果に繋がった。レストランの契約件数も270店舗まで拡大(2020年4月現在)、日本の主要都市における契約ミシュランレストラン(和食関連)は、全体の約47%のシェアとなった。2019年3月期の売上高は約5998万円、20年3月期の売上高は約1.66億円で着地見込み。
次のステップとして5ヶ国語に対応した「多言語システム」の開発および国内外のレストラン獲得の強化、さらにAIとデータ活用によるレストランへの新たなサービス展開を目指す。具体的には、レストラン側にJPNEAZYに空席情報を登録してもらい、同社の確認なしで即時予約ができる仕組みの構築を目指す。
さらに、空席管理による即時決済の仕組みを整えることで「在庫管理」的なサービスに、より効率化されたビジネスモデル、コンシェルジュの人件費削減、レストランの集客拡大に繋がると構想している。
また、高級レストランなどの個店は席数が少なく、予約管理や席管理システムをほとんど導入していないため、新たな開拓先として視野に入れる。国内外のレストランの獲得を強化していくことでアウトバウンドにも対応していく。
新型コロナウィルスの影響で、インバウンド市場には逆風が吹く。同社は高級レストラン支援のため、国内向けケータリング、テイクアウト、デリバリーなどによる支援プロジェクトを立ち上げ、より早い復旧を支援していく方針。「海外旅行者もマインドが戻ってくるのは早くて夏から秋。オンライン即時予約の開発計画を前倒ししつつ、日本人向け高級店サービスやケータリングのサービスを早期に立ち上げ、事業計画を遂行していく」としている。本プロジェクトはエンジェル税制の優遇措置Aの適用を申請する予定だ。
今回、Fesbase社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型クラウドファンディングサービスで、累計成約額は国内取引量1位の30億808万円(2020年4月現在)。運営会社は、株式会社日本クラウドキャピタル(JCC)。
投資家は、ファンディーノ上で一口10万円の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができる。
応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。
審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。
現在、ファンディーノでは、2020年4月1日~2020年4月30日まで「ベンチャー投資が日本をもっと明るくする 投資家登録でAmazonギフト券 1,000円分プレゼントキャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年5月31日(日) 23:59まで。ギフト券は6月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。
キャンペーンの実施にあたり、JCCの代表取締役CEO 柴原氏と代表取締役COO 大浦氏の連名で、「厳しい市場環境ではあるが、将来の日本を支える起業家様をサポートするためにも通常通り案件の開示を続けていきたい。起業家様が資金調達の時期を遅らせることは、変革の未来がそれだけ停滞してしまうことであり、またエンジェル投資においては長期的な視点に基づいた投資タイミングが重要。あらゆる場面においても戦い続けることができる起業家の皆様と共に、JCCとして、これまでと同様に変わりないサポートをして参りたい」と投資家に向けたメッセージを発信している。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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