株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「〈企業約350万社とNPO団体約5万件が出会う場所〉企業とNPOをマッチングしSDGs(持続可能な開発目標)推進や社会課題解決を目指すプラットフォーム『TIE UP PROMOTION』」(申込期間12月25日〜27日)が公開された。株式発行者は佐賀県の経営コンサル会社の株式会社Dessun(デッサン)で、今年10月にスタートしたNPO団体と企業が繋がるプラットフォーム「TIE UP PROMOTION(タイアッププロモーション)」の拡大を目指す。目標募集額350万円、上限応募額1千万円。投資は1口10万円10株、1人5口まで。エンジェル税制適用確認企業(タイプB)。
企業とNPOのタイアップは、従来の一方的な寄付とは異なり、企業がCSR(企業の社会的責任)のプロモーションのために、NPOは活動資金の確保のために、というように双方にメリットをもたらす。デッサン社はオンラインでタイアップを促進する。
仕組みは、NPOがサイト内に活動内容や活動理念などを記載したマイページを登録。次に、企業がタイアップを行いたいNPOを検索し、条件に合った団体に「タイアップオファー」を送る。NPOはオファーを承認/否認することができる。同社のプラットフォームを介することで、NPOには①企業とのマッチング②活動資金の確保③手間がかからない④無料で投稿できるというメリットがある。
企業がNPOとのタイアップで行うプロモーションとは、例えば、名刺にロゴを入れる。名刺交換時のコミュニケーションの端緒となったり、CSRアピールを行うことができる。「営業資料の序盤にCSR活動を記載する企業も増えており、営業資料にNPOのロゴを入れることで、企業の社会貢献をアピールすることが可能。ホームページで企業やクライアントだけでなく、より多くの人に知らせることもできる」と同社は説明する。企業にはCSR活動による社会性の高いプロモーションを、NPO団体には資金調達の新たな手段が得られるというわけだ。
サイトの登録済みNPO団体数は12月17日現在で60以上。なお、NPOには法人格を持つ団体(特定非営利活動法人)と法人格を持たない任意団体があるが、募集では「NPO団体」として区別していない。
収益は、企業がNPOへの活動資金援助として支払うタイアップ料の一部を手数料とする計画。タイアップ契約が締結された後も継続的なフォローを行うことで、一時的なタイアップではなく、継続性のある安定的な収益確保が可能なストック型ビジネスになるとしている。マイルストーンは2028年にバイアウトを予定し、売上高は約4.8億円を想定。同年に3700件以上のタイアップ実施を計画する。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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