株式投資、デイトレード・スイングトレードに向く証券会社はどこ?

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株式投資にはさまざまなトレードスタイルがあります。デイトレードとスイングトレードもそれぞれトレードスタイルの一種です。

自分のトレードスタイルが決まっているなら、それに合った証券会社を選択することが大切です。今回はデイトレード・スイングトレードに向いている証券会社を紹介しますので参考にしてください。

目次

  1. 株式投資におけるトレードスタイル
    1-1.デイトレードのメリット・デメリット
    1-2.スイングトレードのメリット・デメリット
  2. デイトレード・スイングトレードに向いている証券会社の特徴とは
    2-1.デイトレードに向く証券会社の特徴
    2-2.スイングトレードに向く証券会社の特徴
  3. デイトレードに向く証券会社3選
    3-1.岡三オンライン
    3-2.SBI証券
    3-3.松井証券
  4. スイングトレードに向く証券会社3選
    4-1.マネックス証券
    4-2.auカブコム証券
    4-3.楽天証券
  5. まとめ

1.株式投資におけるトレードスタイル

この記事では、株式投資におけるトレードスタイルを以下の4つに分類します。

  1. デイトレード
  2. スイングトレード
  3. ポジショントレード
  4. 長期投資

これらのトレードスタイルのうち、デイトレードは1日、スイングトレードは数日から数週間程度で取引が完結する短期的なトレードスタイルです。また、ポジショントレードは数週間から数ヶ月、長期投資は数年で取引が完結する長期的なトレードです。

では、今回取り上げるデイトレードとスイングトレードとは、どのようなトレードスタイルなのか見ていきましょう。

1-1.デイトレードのメリット・デメリット

デイトレードとは1日で取引を完結させる取引手法のことを指します。当日に購入した銘柄は日をまたぐことなく当日中に売却されます。

資金効率が良くなることに加え、コツさえつかめば少額の投資で利益を積み重ねられるというメリットがあります。

一方、取引回数が多いので手数料がかさむというデメリットがあります(後述の通り証券会社によります)。また、市場が開いている間しかトレードができないため、取引時間が限られることや、取引中は株価の動きを常に注視する必要があるため、肉体的・精神的な疲労を感じやすいというデメリットもあります。

1-2.スイングトレードのメリット・デメリット

スイングトレードとは、数日から数週間で取引を完結させる取引手法のことをいいます。デイトレードに比べて値動きが激しくなり、利益や損失が大きくなりやすいという特徴があります。

また、デイトレードと比較して売買回数が少なくなるため、株価を確認する手間を省くことができます。仕事をしながらでもトレードがしやすいので、相場に張り付くことはできないものの、短期で利益を狙いたい方にはおすすめしやすいトレードスタイルといえます。

一方で、日をまたいで取引を行うため、翌日の株価に影響するような指標や業績発表などの情報には常に気を付けなければなりません。また、株価が予測と反対に動いた場合に備えて、損失を最小限に抑える損切りの設定を行わないと、さらに大きな損失を被るケースもありますので注意が必要です。

2.デイトレード・スイングトレードに向いている証券会社の特徴とは

デイトレードとスイングトレードの定義・違いを確認したところで、それぞれのトレードスタイルに向いている証券会社の特徴について考えてみたいと思います。

2-1.デイトレードに向く証券会社の特徴

デイトレードでは、取引回数が多くなりやすいので、取引手数料が安い証券会社が向いているといえます。そのため、総合証券よりもネット証券のほうが向いているといえます。

また、1日に何回も取引する場合は、1日の約定代金で手数料が決まるタイプのプランを用意している証券会社から検討するとスムーズです。

さらに、デイトレードはタイミングを見計らってスピーディーに注文を出す必要があります。そのため、優れた取引ツールを提供している証券会社がデイトレードには向いています。

2-2.スイングトレードに向く証券会社の特徴

スイングトレードでは、デイトレードよりは少ないとはいえ、ポジショントレードや長期投資と比較すると取引回数は多くなります。初めのうちは取引額があまり大きくならないことが一般的なので、こちらも1日の約定代金によって手数料が決まるプランが検討しやすいといえます。

また、スイングトレードではチャートによる分析が大事になるほか、損切りラインに達したらしっかりロスカットを実行することが重要になります。そのため、取引ツールの機能が高く、指値注文や逆指値注文などリスク管理に長けた注文方法に対応している証券会社が向いています。

3.デイトレードに向く証券会社3選

それでは、それぞれのトレードスタイルに向いている証券会社を紹介したいと思います。まずはデイトレードに向いている証券会社を3つ紹介しましょう。

3-1.岡三オンライン

岡三オンラインは定額制の手数料体系に強みがあり、デイトレードに向いている証券会社の1つです。現物取引と信用取引それぞれ1日100万円まで、合計して200万円の取引まで取引手数料が無料となっています。

また、岡三オンラインが独自に提供している「岡三ネットトレーダーシリーズ」は機能性の高さとツールの使いやすさに定評があり、デイトレーダーを始め多くのトレーダーの人気を集めています。

3-2.SBI証券

デイトレードに向いている証券会社の1つがSBI証券です。業界最低水準の手数料体系が特徴の1つで、デイトレーダー向けの定額制手数料プラン「アクティブプラン」なら現物取引・信用取引ともに1日の約定金額合計100万円まで手数料は無料となっています。

また、信用取引口座を開設することで無料利用可能な取引ツール「HYPER SBI」なら、ドラッグやクリックするだけで発注ができるため、トレードのタイミングを逃す心配を減らせます。

3-3.松井証券

デイトレードに向いている証券会社なら松井証券も選択肢に挙がります。こちらも定額制の手数料プランなら、現物取引の約定金額1日合計50万円までは常に無料となっています。

また、「一日信用取引」というサービスでは、当日中に信用取引を反対決済で終えれば、約定金額に関係なく取引手数料は無料となります。

さらに、スピード注文が可能で使いやすいと評判の「ネットストック・ハイスピード」やiPhone・Android端末でも利用可能なトレードアプリ「株touch」など、高機能の取引ツールが充実しているのも魅力といえます。

4.スイングトレードに向く証券会社3選

次にスイングトレードに向いている証券会社を3つ紹介したいと思います。

4-1.マネックス証券

スイングトレードに向いている証券会社の1つがマネックス証券です。

マネックス証券の特徴は、少額投資での手数料の安さと注文方法の豊富さです。まず、約定金額5万円超10万円までの取引であれば1回の手数料は99円(税込み)で、業界内でも最安クラスとなっています。

また、指値注文と逆指値注文を同時に注文できる「ツイン指値」、自動的に次回の注文を発注する「連続注文」、反対売買注文を同時に出せる「リバース注文」など、さまざまな注文方法を選択できるのも魅力といえます。さらにそれぞれの注文方法の有効期間は最大30日で、これも業界最長クラスです。

取引ツールも充実しているので、スイングトレーダーなら導入を検討してみてはいかがでしょうか。

4-2.auカブコム証券

auカブコム証券もスイングトレードには向いている証券会社です。こちらも取引ごとの手数料が10万円までなら99円(税込)、20万円までなら198円(税込)と業界最低水準となっています。また、指値と逆指値の同時注文「W指値」や自動発注ができる「リレー注文」、反対売買の同時注文「Uターン注文」が可能となっています。

さらに、高値と安値に合わせてリアルタイムで逆指値注文を自動修正する「トレーリングストップ」という、スイングトレードには有効な独自の注文方法も利用できるのは注目ポイントです。

さまざまな注文方法でリスク管理を行いたいなら、auカブコム証券をチェックしてみてはいかがでしょうか。

4-3.楽天証券

スイングトレードなら楽天証券も向いている証券会社といえます。手数料は10万円までなら1回139円、20万円までなら1回185円と利用しやすい料金体系となっています。

また、取引ツールが充実しているのが楽天証券の特徴です。特に「マーケットスピード」はスイングトレードに有効な20種類以上の分析チャートを利用できるほか、有料級の情報を無料利用できるなどのメリットがあります。

楽天証券の充実したツールを武器に、スイングトレードにチャレンジするのも選択肢の一つになるといえます。

まとめ

今回はデイトレード・スイングトレードに向いている証券会社を紹介しました。これらのトレードスタイルは取引回数が多くなる一方、1日の約定金額自体は小さくなる傾向にあるため、それに適した手数料体系を持つ証券会社の利用が向いているといえます。

また他にもトレードツールや注文方法の充実度など、それぞれの証券会社に特徴がありますので、自分に合ったものをよく比較してみましょう。

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山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。