SMBC日興証券で人気の投資信託10本、特徴や手数料、価格推移は【2022年8月】

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SMBC日興証券の投資信託の取扱数は1,078本で、そのうち販売手数料が無料の投資信託は659本に及びます。投資信託の種類も豊富であることから、適した商品を選べるのが特徴です。

この記事では、SMBC日興証券で人気の投資信託をご紹介しています。具体的な投資信託の特徴や手数料、価格推移について解説するので、投資信託のご購入を検討されている方は、参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※本記事は、2022年8月4日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. SMBC日興証券の投資信託の特徴
  2. SMBC日興証券で人気の投資信託10本
    2-1.日経225ノーロードオープン
    2-2.SMTグローバルREITインデックス・オープン
    2-3.日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(米ドルコース)
    2-4.eMAXIS SLIM米国株式(S&P500)
    2-5.J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
    2-6.eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
    2-7.インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
    2-8.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
    2-9.アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投資 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
    2-10.iFreeレバレッジNASDAQ100
  3. 投資信託の注意点
  4. まとめ

1 SMBC日興証券の投資信託の特徴

SMBC日興証券では1,078本の豊富な投資信託を提供しています(2022年8月4日時点)。スタンダードな株式型や債券型に加えて、新興国が中心の地域特化型・通貨選択型、毎月分配金を貰えるタイプ、長期投資に向いた低コストな銘柄等を取り扱っているため、投資スタイルに合わせて最適な商品を選べるようになっています。

また、SMBC日興証券では投信取引サポートツールとして、「fund eye」を提供しています。「fund eye」は、事前の質問に答えることで利用者に最適な投資スタイルや投資商品を紹介してくれるサービスです。許容リスクや重視するポイントをもとに、理想のポートフォリオに近づける提案をしてくれるので、自分に合う投資信託を見つけることができます。

このほか、投信積立でdポイントを貯められるのも特徴です。投資信託の積立投資は毎月1,000円から購入可能で、ポイント数は毎月積み立てる投資信託の金額によって異なります。毎月積み立てる金額ごとのポイント数は1万円未満であれば3ポイントですが、1万円以上の場合、1万円増えるごとに3ポイントを貯められます。

2 SMBC日興証券で人気の投資信託10本

SMBC日興証券で購入できる投資信託の特徴を確認していきましょう。

2-1 日経225ノーロードオープン

運用会社 アセットマネジメントOne
基準価額 20,137円
純資産総額 221,102百万円
資産クラス 国内株式
ベンチマーク 日経平均株価
トータルリターン -7.36%(1年)、+8,44(3年)、+6.77%(5年)
信託報酬(税込) 0.55%(税込)

日経225ノーロードオープンは日経平均株価に連動する投資成果を目指す投資信託で、指数に採用されている200銘柄以上の個別銘柄の比率と同じ程度になるように投資が行われます。

ノーロード型の投資信託であることから、購入時手数料および信託財産留保額はかかりません。ただし、信託報酬として純資産総額に対して毎年0.55%(税込)が手数料として差し引かれます。

価格は上昇が続いており、2012年8月末時点で6,000円に満たなかった基準価額は、2021年9月末に21,000円を超える水準となっています。直近の価格は、20,000円前後で推移しています。

2-2 SMTグローバルREITインデックス・オープン

運用会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント
基準価額 23,878円
純資産総額 327.34億円
資産クラス 海外REIT
ベンチマーク S&P500先進国REIT指数
トータルリターン +12.21%(1年)、+32.69%(3年)、+42.78%(5年)
信託報酬(税込) 0.605%(税込)

SMTグローバルREITインデックス・オープンは、S&P500先進国REIT指数の動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。日本を除いた世界各国の証券取引所に上場しているREIT(不動産投資信託)を投資対象としており、北米を中心に世界16ヵ国の地域に投資していることと同様の投資成果を得られます。

手数料は、購入時に基準価額の2.2%、換金時に基準価額の0.05%を乗じた金額の負担が発生します。また、保有時には信託報酬として純資産総額に対して年率0.605%を支払う必要があります。

価格は堅調に推移しており、2012年8月末日に7,900円でしたが、2022年4月末時点では25,000円を超える水準となっています。

2-3 日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型(米ドルコース)

運用会社 日興アセットマネジメント
基準価額 4,504円
純資産総額 140.09億円
資産クラス 海外債券
ベンチマーク JPモルガン・エマージング・マーケッツ・ポンド・インデックス・グローバル・ディバーシファンド
トータルリターン -1.73%(1年)、+9.73%(3年)、+16.79%(5年)
信託報酬(税込) 1.76%(税込)

日興ピムコ・ハイインカム・ソブリン・ファンド毎月分配型は、新興国の債券を投資対象とする毎月分配型の投資信託です。投資対象となる新興国の地域には、トルコやメキシコ、ロシア、インドネシア、中国、フィリピンなどがあり、米ドル建てで新興国のソブリン債を中心に幅広い債券に分散投資が行われます。

購入時に3.3%の手数料が発生するものの、換金時の手数料は無料です。なお、保有時には純資産総額に対して年率1.76%と高めの信託報酬が発生する点に注意も必要です。

なお、基準価額は下がり続けており、7,000円を超えていた価格は現在5,000円を下回る水準です。ただし、分配金を含めると価格は右肩上がりで、12,000円前後の最高値圏で推移しています。

2-4 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

運用会社 三菱UFJ国際投信
基準価額 19,265円
純資産総額 13,685.46億円
資産クラス 米国株式
ベンチマーク S&P500指数(配当込み、円換算ベース)
トータルリターン +11.29%(1年)、+72.34%(3年)
信託報酬(税込) 0.0968%(税込)

eMAXIS Slim米国株式は、米国を代表する指数S&P500に連動する投資成果を目指して運用される投資信託です。S&P500指数に投資成果を連動させることから、組み入れ上位銘柄はアップルやマイクロソフト、アップルなどの米国を代表する銘柄で占められています。

購入時手数料や信託財産留保額はありません。しかし、信託報酬として年率0.096%を支払う必要があります。なお、価格は右肩上がりを続けており、2020年3月に一時的に9,000円を下回りましたが、直近は18,000円を上回る水準で推移しています。

2-5 J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)

運用会社 三井住友トラスト・アセットマネジメント
基準価額 6,769円
純資産総額 4,085.65億円
資産クラス 国内REIT
ベンチマーク なし
トータルリターン -7.16%(1年)、+13.82%(3年)、+42.74%(5年)
信託報酬(税込) 1.10%(税込)

J-REIT・リサーチ・オープンは、国内の証券取引所に上場しているREIT(不動産投資信託)に投資することで、中長期的な成長を目指す投資信託です。毎月の決算時にJ-REITから得られる配当などの収益を分配金として投資家に支払っており、2022年における毎月の分配金は65円、年間の実績分配金は780円となっています。

手数料は、購入時に基準価額に対して3.3%、換金時に基準価額に0.3%を乗じた金額がそれぞれ発生します。また、信託報酬は純資産総額に対し年率1.10%かかります。

価格は6,500円付近で推移していますが、分配金を含めた基準価額は右肩上がりを続けており、現在の価格は15,000円付近、また分配金の再投資を含めると18,000円を超える水準にあり、最高値付近で推移中です。

2-6 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

運用会社 三菱UFJ国際投信
基準価額 16,746円
純資産総額 6,082.11億円
資産クラス 全世界株式
ベンチマーク MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
トータルリターン +5.07%(1年)、+54.37%(3年)
信託報酬(税込) 0.1144%(税込)

eMAXIS Slim全世界株式は(オールカントリー)は、日本を含む先進国や新興国の株式に投資することで、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行う投資信託です。投資対象地域は、アメリカの割合がもっとも多く、次いで日本、イギリス、カナダなど先進国が全体の9割を占めています。

購入時手数料や信託財産留保額はかかりませんが、投資信託の保有時に信託報酬として年率0.1144%を支払う必要があります。

価格は、2020年3月に8,000円付近まで大きく落ち込みましたが、基本的には右肩上がりにあり、現在は16,000円を超える最高値圏で推移しています。

2-7 インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)

運用会社 インベスコ・アセット・マネジメント
基準価額 9,010円
純資産総額 1,694.02億円
資産クラス 全世界株式(エマージング国除く)
ベンチマーク MSCIワールド・インデックス(円換算指数)
トータルリターン +11.19%(1年)、+35.70%(3年)、+36.46%(5年)
信託報酬(税込) 1.903%(税込)

インベスコ世界厳選株式オープンは、日本を含む世界各国の株式のうち、グローバル比較で見て割安な銘柄に分散投資を行う投資信託です。ベンチマークはMSCIワールド・インデックスであり、毎月の決算ごとに150円の分配金を貰えます。

手数料は、購入時の基準価額に対して3.30%、換金時に0.30%を乗じた金額を支払います。保有時には信託報酬として純資産総額に対して年率1.903%の手数料がかかります。基準価額は下がり続けており、直近5年間の価格推移を見ると、15,000円から9,000円付近まで下落しています。一方、配当金を含めた基準価額は20,000円を超えるなど最高値圏にあります。

2-8 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

運用会社 SBIアセットマネジメント
基準価額 17,656円
純資産総額 6,302.21億円
資産クラス 米国株式
ベンチマーク S&P500指数(円換算ベース)
トータルリターン +11.14%(1年)
信託報酬(税込) 0.0938%(税込)

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、バンガード・S&P500 ETFを投資対象として、S&P500指数に連動する運用成果を目指す投資信託です。購入時手数料と信託財産留保額はありませんが、信託報酬として日々の純資産総額に対して年0.0938%が手数料となります。

直近の価格推移は、2020年3月末に8,000円台の安値を付けてから、右肩上がりに上昇を続けており、現在は高値圏の18,000円付近で推移中です。

2-9 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投資 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型

運用会社 アライアンス・バーンスタイン
基準価額 10,917円
純資産総額 18,641.15億円
資産クラス 米国株式
ベンチマーク S&P500指数(配当金込み、円ベース)
トータルリターン -1.65%(1年)、+70.96%(3年)、+124.21%(5年)
信託報酬(税込) 1.727%(税込)

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投資は、企業のファンダメンタルズ分析と株価バリュエーションから将来的な成長性が高いと判断される米国株式に投資を行う投資信託です。毎月決算が行われ、基準価額に応じた分配を目指して運用されます。なお、直近の決算日には分配金として100円が支払われています。

信託財産留保額はありませんが、購入時手数料として3.3%、信託報酬として純資産総額に対して年率1.727%がかかります。価格は9,000円〜13,000円のレンジを行ったり来たりしていますが、分配金を含めると30,000円を超える水準です。

2-10 iFreeレバレッジNASDAQ100

運用会社 大和アセットマネジメント
基準価額 24,489円
純資産総額 1,594.36億円
資産クラス 米国株式・米国債券・国内債券
ベンチマーク NASDAQ100指数(米ドルベース)
トータルリターン -40.45%(1年)、+80.94%(3年)
信託報酬(税込) 0.99%(税込)

iFreeレバレッジNASDAQ100は、米国の株価指数先物および、米国債券や国内債券に投資することで、NASDAQ指数の値動きの2倍になることを目指して運用される投資信託です。換金時の手数料はありませんが、購入時に2.2%、保有時に年率0.99%がそれぞれ手数料としてかかります。

なお、価格推移は2018年10月の設定日には8,000円でしたが、2021年11月には42,000円を超える水準まで大きく上昇しています。しかし、2022年から値下がりが続いており、一時的に20,000円を下回る水準まで下落し、現在は23,000円付近で推移中です。

3 投資信託の注意点

投資信託は預金のように元本が保証された金融商品ではありません。そのため、投資した元本を下回る可能性があることに注意が必要です。

投資信託の主なリスクには、「価格変動リスク」「流動性リスク」「信用リスク」などがあります。価格変動リスクとは株式などのように価格が変動するリスクです。また、流動性リスクとは市場に十分な需要と供給がないことで、取引が成立しないリスクです。売買したくても、好きなタイミングで実行できないことがあるため、不測の損失を被る可能性があります。

そして、信用リスクとは、投資先企業の経営や財務が悪化することで、損失を被るリスクです。発行元企業が倒産することで、利子の支払いや満期の返済ができなくなります。投資信託は上記のリスクがあるため、一つの投資信託に資金の全てをつぎ込むのではなく、複数の投資信託に分散して投資することも大切です。

このほか、投資信託は株式とは異なるコストがかかる点にも注意が必要です。投資信託のコストには、「購入時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」などがあり、購入時手数料は、投資信託を購入するときにかかるコストです。購入時手数料の目安は基準価額の2〜3%程度に設定されていることも多いのですが、ノーロード投資信託のように全くかからない投資信託もあります。

また、信託報酬は投資信託の保有時にかかるコストであり、純資産総額に対して、年率0.1〜3%程度がかかります。そして、信託財産留保額は投資信託を換金するときにかかるコストですが、銘柄によって無料の場合もあります。

このように投資信託のコストは商品によって様々なので、例えば長期運用を行いたい時は、できる限りコストの安い投資信託を選ぶことがポイントになります。

まとめ

SMBC日興証券で購入できる投資信託は、長期投資に向いた低コストな商品から積極的にリターンを狙える銘柄まで豊富な種類が揃っているので、各投資スタイルに合う商品を探すことができます。

ただし、投資信託は元本が保証された商品ではなく、銘柄によって価格変動リスクや流動性リスクは異なるので、購入前に商品の特徴が記載された目論見書をしっかり確認するようにしましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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