レバレッジ・インバース型の人気投資信託5本の成績・手数料を比較

レバレッジ、インバース型ファンドとは、ブルベア型ファンドとも呼ばれ、ベンチマークとする指数の値動きに伴って、通常2倍の上昇、下降をするファンドです。大きくプラスになる反面、同等のリスクもあるため、ファンドへの投資には慎重になる必要があります。

当記事では、レバレッジ、インバース型人気ファンドの紹介やしくみ、上手な活用方法を解説しています。レバレッジ、インバース型ファンドへの投資を考えている方は、ご確認ください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※信託報酬など、課税対象となる数値はすべて税込表示としています。

目次

  1. レバレッジ、インバース型の人気ファンド5本
  2. レバレッジ、インバース型ファンドのしくみ
    2-1.上昇、下降トレンドで2倍の値動き
    2-2.読みが外れると大きく損をする
  3. レバレッジ、インバース型ファンドの上手な活用方法
    3-1.相場のトレンドを読む
    3-2.スイッチングで機動的な運用
    3-3.レバレッジ、インバース型ファンドで長期運用する場合
  4. レバレッジ、インバース型ファンドのメリットと注意点
    4-1.メリット
    4-2.投資する時の注意点
  5. まとめ

1.レバレッジ、インバース型の人気ファンド5本

SBI証券が扱うファンドの中から、レバレッジ、インバース型ファンドを販売金額ランキング順に5本ピックアップしました。レバレッジ、インバース型ファンドは積み上げるタイプのファンドではないため、純資産総額ではなく、販売金額ランキングを基準としています。

※2022年3月3日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。

項目 販売金額ランキング 純資産(百万円) 信託報酬 基準価額
SBI-SBI 日本株4.3ブル 3位 27,167 0.97% 6,976
SBI-SBI 日本株3.8ベア 6位 8,291 0.91% 642
大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100 7位 157,812 0.99% 30,098
楽天-楽天日本株4.3倍ブル 10位 48,141 1.24% 10,037
大和-NASDAQ100 3倍ベア 18位 2,547 1.52375%
以内
3,966

「大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100」は、レバレッジ型ファンドでは珍しく、積立対応可能となっているため飛び抜けて純資産が多く積み上げられています。

レバレッジ、インバース型ファンド中で1位は、倍率が4.3倍と高く信託報酬が0.97%に抑えられた「SBI 日本株4.3ブル」です。投資家は、レバレッジ、インバース型ファンドへ投資する時は、高いリスクを容認しつつ、大きなリターンを希望していることがわかります。

2.レバレッジ、インバース型ファンドのしくみ

レバレッジ、インバース型のファンドについて、しくみや特徴を解説します。

2-1.上昇、下降トレンドで2倍の値動き

レバレッジ、インバース型ファンドの運用と、値動きを以下の表にまとめました。

項目 レバレッジ型ファンド インバース型ファンド
ファンドの運用 株価指数先物の買建てを行う 株価指数先物の売建てを行う
株価指数が10%上昇した場合 基準価額20%上昇 基準価額20%下落
株価指数が10%下落した場合 基準価額20%下落 基準価額20%上昇

レバレッジ、インバース型ファンドは基本的に株価指数の値動きに対して2倍の値動きをしますが、ブルベア型ファンドの中には、3倍や4倍などの値動きをするファンドもあり、人気を集めています。

インバース型ファンドでは、先物市場で売建てを行うため、株価指数が下がっている局面でも収益を狙うことが可能です。
今後上昇相場が来ると予想する場合はレバレッジ型、下降相場の局面が訪れると予想する場合はインバース型ファンドを活用して、ピンポイントに収益を狙えます。

2-2.読みが外れると大きく損をする

トレンドの読みがあたった時は、ベンチマーク指数の値動きに対して2倍、3倍の収益を得ることができますが、外れると2倍、3倍の損失を被ることになります。

投資信託では即時解約ができないため、締切時間の後に相場に大きく影響する出来事が起きた場合、思わぬ損失を被る可能性があります。誰にも予想できない、相場にとってマイナスとなる出来事が起きてしまった場合、損失を覚悟する必要があります。

3.レバレッジ、インバース型ファンドの上手な活用方法

レバレッジ、インバース型のファンドを上手に活用してピンポイントに収益を目指す活用方法と、長く保有するとどうなるのか?という点について解説します。

3-1.相場のトレンドを読む

トレンドを把握し、下げ相場が来る、上げ相場に転じる、という予測を立ててピンポイントな投資を行うことがポイントです。レバレッジ、インバース型のファンドは基本的に長く保有するものではないので、予定されているイベントや、起こりうる出来事などをもとに、できるだけ短い周期のトレンドを見るようにしましょう。

ファンドに資金が集まり始めたら、入念に要因を確認して流れに乗る、という方法も有効です。

3-2.スイッチングで機動的な運用

同じ運用会社が運用しているファンド間では、簡単な申込みでファンドを乗り換えるスイッチングができます。レバレッジ、インバース型のファンドも乗り換えることができます。そのためスイッチングによるファンド乗り換えを駆使しつつ、上昇、下降トレンドを乗りこなすことも可能です。

実際には、完全に乗りこなすことは困難ですが、今後の流れが明らかな場合はうまく活用し、収益を狙う活用方法が有効です。

3-3.レバレッジ、インバース型ファンドで長期運用する場合

レバレッジ、インバース型ファンドは、ベンチマークとする指数の1日の数値変動に対して、◯倍の値動きを示します。したがって、連日指数が上昇、下降すると、レバレッジ、インバース型ファンドの数値グラフは、より急角度となり、大きなリターンを得ることができる点が特徴です。

反面、基準とする指数が1日目、2日目で下落し、3日目でもとに戻った場合、ブル型ファンドは1日目と2日目の下落幅が大きく、3日目で完全に追従することができません。レバレッジ、インバース型ファンドはファンドの特性上、長期保有していると少しづつマイナスになる可能性が高く、一方向に相場が動く時に大きな効果を発揮するのです。

4.レバレッジ、インバース型ファンドのメリットと注意点

レバレッジ、インバース型ファンドに投資する際のメリットや注意点について解説します。

4-1.メリット

主なメリットは以下の2点です。

大きく収益を出すことができる

レバレッジ、インバース型ファンドの最大の特徴であり、メリットは大きな収益を狙える点です。指数が10%プラスの場合、レバレッジ型ファンドでは20%のプラスとなり、4倍のレバレッジ型ファンドでは、40%のプラスとなります。

インバース型ファンドでは、下降局面でレバレッジ型ファンドと同様に大きな収益を狙うことも可能です。

買い時や売り時がわかりやすい

指数の上昇、下降に併せて数値が変動するため、ファンドの運用がわかりやすいメリットがあります。どの要因で基準価額が変動しているのかわからない、という状況は基本的にありません。したがって、売り買いの判断がわかりやすく、トレンドを正確に把握できると、大きく収益を狙えるチャンスとなります。

4-2.投資する時の注意点

レバレッジ、インバース型ファンドへ投資する時に気をつけたい点を2つピックアップしました。

もみ合い相場で下落することが多い

レバレッジ、インバース型ファンドは、小さな値動きを繰り返すもみ合い相場では、収益が出ずらく、マイナスにふれる傾向があります。レバレッジ、インバース型ファンドは、一方向へ大きく動く相場には適していますが、停滞する相場では収益が出にくいため、値動きが落ち着いたらとりあえず手放して次のトレンドが来るまで様子をみたほうが良いでしょう。

倍率通りに値動きするとは限らない

レバレッジ、インバース型ファンドの基準価額は、ベンチマークとする指数に対して、一定の倍率で変動することを目指して運用されていますが、必ず倍率通りになるとは限りません。

レバレッジ、インバース型ファンドは、株価指数先物市場での売買によって資産を運用するため、先物指数と株式市場の値動きの差や、ロールオーバー時の限月の異なる先物間の価格差の変動など、いくつかの要因に影響されることがあります。

まとめ

レバレッジ、インバース型ファンドは、上昇か下降のどちらかに値動きする場合に特徴が活きるファンドです。10%の値動きに対して、20%、40%と倍率に沿った値動きをしますので、トレンドに乗ると大きく収益を得られるチャンスがあります。

逆に損失が出るときも、2倍、4倍と割増になりますので、投資には注意が必要です。もみ合い相場にも弱く、そのまま保有し続けると少しづつ基準価額が落ちていくケースが多く見られます。

レバレッジ、インバース型ファンドに投資する時は、投資に参加する条件と投資額を決めて、短期間で切り上げるように方針を定めておきましょう。

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sayran

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「資産形成をより身近に」をモットーに、証券会社にて投資信託を中心にリスクの低い資産形成をオススメしていました。 テキストではよりわかりやすくみなさんの興味分野を解説し、資産形成の理解を広めていきたいと思っています。