クレジットカードの作り方は?カードの選び方や申込方法・必要書類も

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クレジットカードを作るには、クレジットカード会社へ申込手続きを行う必要があります。申込手続きを進める時は、必要書類を含む準備を済ませた上で、インターネットや郵送、もしくは店頭のいずれか1つの提出方法を選択します。

そこでこの記事では、クレジットカードの作り方について、必要書類や申込手続きの進め方など丁寧に解説していきます。クレジットカードの選び方も紹介するので、申込手続きの流れやカードの選び方に悩んでいる方などは、参考にしてみてください。

※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 申込手続きの前に準備しておくべきもの
  2. クレジットカードの作り方
    2-1.必要な情報を入力
    2-2.本人確認書類の提出
    2-3.入会審査結果待ち
    2-4.クレジットカードの受け取り
  3. 店頭や郵送によるクレジットカードの作り方
  4. クレジットカードの選び方
    4-1.特典内容やサポートサービスを確認
    4-2.費用負担できる年会費かどうか
    4-3.ポイント還元率と種類
    4-4.セキュリティや付帯保険
  5. クレジットカードを作る際に注意しておくべきポイント
    5-1.クレジットカードの刻印ミスがないか確認しておく
    5-2.クレジットカードの裏面に署名を行っておく
  6. まとめ

1.申込手続きの前に準備しておくべきもの

クレジットカードの申込手続きを行う時は、事前に本人確認書類を含む以下の準備や確認を行っておくのが大切です。

項目 内容
本人確認書類 クレジットカードの申込手続きの際、本人確認書類の提出が必要
一般的には以下1種類の写し、画像ファイルを提出
・運転免許証
・マイナンバーカード
・健康保険証
・住民票
・外国人登録証(外国籍の場合に必要)
クレジットカードの引き落とし口座 クレジットカードの利用代金を支払うために口座を設定する必要があるため、引き落とし口座の準備が必要
銀行印 クレジットカード会社の中には、申込手続き書類へ銀行印の押印が必要な場合もある
親権者の同意書
※未成年の場合
申込者が未成年の場合は、親権者の同意書提出やクレジット会社から電話などで親権者による同意確認が必要

提出可能な本人確認書類は、クレジットカード会社によって異なる場合もあるため、インターネットもしくは店頭で対応書類を確認しておくと、提出書類のミスを避けることができます。

本人確認書類に関しては、申込方法によって画像ファイルもしくは書類の写しを用意しておく必要がある点にも注目です。インターネットで申込手続きを進める場合は「書類の画像ファイル」を作成し、店頭や郵送手続きでは「書類の写し」を用意する必要があります。

他にもクレジットカード会社では、引き落とし口座に設定できる金融機関を指定している場合もあるので、対応金融機関を確認するのが重要です。

2.クレジットカードの作り方

クレジットカードを作る時は、氏名や住所といった情報や本人確認書類の提出を行い、入会審査の結果を待ちます。申込手続きからカードの発行までは、最短翌営業日のカードもありますし、1週間程度かかるカードもあります。

ここからは、インターネットでクレジットカードを使った申込手続きの流れを解説します。

2-1.必要な情報を入力

クレジットカード会社のサイトへアクセスし、申込手続きのページへ移動します。

申込手続きの画面には、氏名や住所、生年月日、郵便番号、職業などといった項目があるので指示に沿って入力します。

主な入力項目

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 職業
  • 勤務先の事業規模
  • 家族構成
  • 支払い口座の口座情報
  • 年収
  • 国際ブランドの選択(複数のブランドから選択できる場合)
  • カードの選択(普通カード、ゴールドカードなど)

入力項目を埋めたあとは、規約の確認後に規約確認の同意もしくは確認済みのボックスにチェックを入れます。そして、申込情報の提出ボタンをクリックすると、1つ目の作業は完了です。

入力内容が多いので、電話番号や住所の入力ミスなどには注意が必要です。入力に慣れていない場合は、2~3回確認したり入力内容を読みながら確認したりしてみましょう。

2-2.本人確認書類の提出

必要事項の入力後は、本人確認書類の提出作業へ移ります。インターネット上で全ての手続きを済ませる場合は、本人確認書類をスマートフォンなどで撮影し、画像ファイルをアップロードします。

パソコンで手続きを進める時は、スマートフォンやデジタルカメラなどで本人確認書類を撮影し、画像ファイルをメールもしくはSDカード、USBケーブルなどでデータを移動します。そして、パソコンに移動およびアップロードした画像ファイルを、申込画面で提出していきます。

スマートフォンで手続きを進める場合は、カメラアプリで本人確認書類の画像を保存し、スマートフォンから画像のアップロード作業を行うことができます。パソコンが苦手な方やファイルの移動が手間に感じる方は、スマートフォンで申込手続きを進めるほうがいい場合もあります。

なお、本人確認書類の提出タイミングや方法は、クレジットカード会社によって異なるのでそれぞれの申込方法を確認した上で進めるのが基本です。たとえばアメックスカードは、必要事項の入力後に入会審査が行われ、審査通過後に本人確認書類を提出する流れとなっています。セゾンカードでは、カード発送時に写真付きの公的証明書を1点郵送で提出します。

指定の金融機関を引き落とし口座に設定する「オンライン口座振替」は、クレジットカード会社と銀行の間で情報共有されるので、本人確認書類の提出は不要です。「オンライン口座振替」は、イオンカードJALカードなどで利用できます。

2-3.入会審査結果待ち

申込手続き完了後は、クレジットカード会社から審査結果の連絡が受けるまで待ちます。

入会審査は一般的に1週間程度かかりますが、即日もしくは翌営業日に審査結果を通知してもらえるカードもあります。早めにクレジットカードを発行しなければいけない場合は、審査期間も考慮した上で準備を始めるのが大切です。

クレジットカードサイトでは、審査中、審査通過、審査落ちなどといった内容を確認可能です。また、審査結果は、登録メールアドレスにも届きます。

2-4.クレジットカードの受け取り

クレジットカードの審査に通過した場合は、申込手続きで登録した住所へカードを発送してもらえます。

クレジットカードを受け取ったあとは、クレジットカードの番号や有効期限を確認した上で、利用を始めます。クレジットカードの表面には、クレジットカード番号の他にも国際ブランドやクレジットカード会社のロゴマーク、会員の氏名、有効期限などが印字されています。

裏面には署名欄があるので、カード会員の氏名を自身で書きこんでおきます。氏名の書き方は、漢字でもローマ字でも問題ありません。

3.店頭や郵送によるクレジットカードの作り方

店頭でクレジットカードの申込手続きを行う場合も、前段でお伝えした流れと基本的に同じです。インターネット申込との違いは、書面で必要事項を記述する点と本人確認書類を写しで提出という点です。

  1. クレジットカード会社の受付カウンターへ行く
  2. 申込書に必要事項を記入する
  3. 本人確認書類を提出
  4. 入会審査
  5. 郵送でクレジットカードの受け取り

たとえばセゾンカードは、本人確認書類と銀行印、通帳を持参し、セゾンカウンターで手続きを進めます。店頭での手続きは、担当者へ分からない部分をその場で質問できます。

セゾンカウンターでは、タブレットに氏名や住所などを入力するので、タブレットやスマホに慣れている方にとって進めやすいシステムといえます(※状況によってタブレットではない場合もあります。申込の際は最寄りのカウンターにて確認を行ってください)。

クレジットカードサイトで郵送による申込手続きを選択した場合は、指定住所に申込書類を送付してもらいます。続いて書面に必要事項を記入し、本人確認書類の写しを同封した上でクレジットカード会社へ返送する流れとなっています。

  1. クレジットカードサイトで郵送手続きを選択
  2. 後日自宅など指定住所に申込書類が届く
  3. 必要事項の記入と本人確認書類の写しを用意
  4. 封筒に記入済み申込書類と本人確認書類の写しを同封し返送
  5. 入会審査待ち
  6. 郵送でクレジットカードの受け取り

インターネットでの手続きと同じく自宅で進められるのが、郵送のメリットといえます。また、スマートフォンやパソコンでの手続きが苦手な方には、比較的進めやすい方法です。

4.クレジットカードの選び方

クレジットカードを選ぶ時は、年会費や機能、優待サービス、特典などから検討するのも大切です。

ここでは、クレジットカードの選び方について紹介します。

4-1.特典内容やサポートサービスを確認

クレジットカードの特典やサポートサービスは、各カードによって異なります。

たとえばイオンカードの特典は、イオングループの店舗で利用できる割引サービスやイオンシネマの優待サービスなど、日常の買い物やイオンモールをよく利用している方にメリットのある内容です。

アメックスカードやJALカード、ANAカードは、旅行特典や空港の優待特典や空港ラウンジの無料利用サービスなど、旅行好きの方向けの旅行、宿泊、空港特典を利用できます。

自分のライフスタイルや趣味を整理し、どのような特典を利用したいのか決めた上でクレジットカードを比較してみるのが大切です。

4-2.費用負担できる年会費かどうか

クレジットカードを選ぶ時は、現在の収入で負担できる年会費かどうか、年会費を負担した上で各特典や割引、優待サービスを活用する機会があるのかイメージするのも大切です。

クレジットカードの年会費は、カードによって大きく異なっています。たとえば楽天カードや一部のセゾンカードなど年会費無料で利用できるカードも多い一方、ゴールドやプラチナクラスのカードなどは、年会費数万円といった負担がかかります。

他にも、高額な年会費のクレジットカードを発行し、プライオリティ・パス(世界中の空港ラウンジが利用できるサービス)や高級ホテル、レストランの無料メニューサービスや優待特典を受けられる状況になったとしても、利用頻度が低ければ無駄な費用負担となってしまいます。

必ずしも年会費の高いカードが使いやすいということではありませんので、ご自身の予算や優待サービスの利用機会から比較検討してみてはいかがでしょうか。

4-3.ポイントの種類

多くのクレジットカードは、カード利用や指定のサービスを活用することでポイントを得られます。貯まったポイントは、ポイント払いやマイル、商品に交換できます。

たとえばセゾンカードでは、永久不滅ポイントという有効期限なしのポイントを貯めたり活用したりできます。他にも楽天カードには楽天ポイント、アメックスカードは独自のポイントサービスを利用できます。

また、楽天グループのサービスをよく利用している方は、楽天カードを選ぶことで独自の楽天ポイント還元率アップサービスを利用しやすくなり、楽天市場などといった関連サービスにポイントを活用できます。

ポイント特典からカードを比較したい場合は、普段利用している店舗やサービスで利用しやすいポイントサービスかどうか確認してみる方法もあります。また、ポイントを貯めて日常の買い物に利用したいと考えている時は、ポイント還元率の高いカードから比較検討してみるのも大切です。

ポイント還元率は、ゴールドカードやプラチナカードなど、上位カードの方が高い場合もありますし、またポイントに特化したカードを発行しているカード会社もありますので、優先的に見てみると効率的です。

他にも旅行が好きでマイルを効率よく貯めたい時は、航空会社と提携しているクレジットカードの方が良い場合もあります。航空会社と提携しているクレジットカードは、基本的に複数のマイル還元率アップサービスやボーナスマイル特典を利用できます。

4-4.セキュリティや付帯保険

クレジットカードには、さまざまなセキュリティシステムが導入されており、カードごとに大きな違いはありません。しかし、よりセキュリティを意識したカードを探している時は、ナンバーレスカードも選択肢の1つとして考えることができます。

ナンバーレスカードとは、クレジット番号やセキュリティコードをカードに印字していないクレジットカードのことです。利用の際は、通常のクレジットカードと同じように店舗やネットショップで決済できます。また、クレジット番号やセキュリティコードを含めたカード管理は、専用のアプリやサービスから行います。

特にクレジット番号を盗み見られるリスクを回避できるところや、スキミングされない仕組みといったところがメリットといえます。セキュリティを重視している方やスマホでクレジットカードを管理したい方は、ナンバーレスカードも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

5.クレジットカードを作る際に注意しておくべきポイント

クレジットカードを作る時は、裏面の署名や思わぬミスなど注意しておくべきポイントがあります。

最後にクレジットカードの作り方に関する注意点を紹介します。

5-1.クレジットカードの刻印ミスがないか確認しておく

クレジットカードを受け取った際は、クレジット番号や氏名、有効期限など刻印ミスやカードの種類を間違って発送されていないか確認するのも大切です。万が一氏名のスペルやクレジット番号などが間違っている時は、クレジットカード会社へ連絡し、再発行手続きを進めてもらいます。

5-2.クレジットカードの裏面に署名を行っておく

店舗の中には、裏面に署名されていないクレジットカードの使用を拒否しているところがあります。そのため、クレジットカードを受け取ったあとは、利用前に署名を行っておくのが大切です。

裏面に氏名を記入しますが、漢字、ローマ字いずれでも問題ありません。なお、ナンバーレスカードも裏面に署名する必要があります。

まとめ

クレジットカードは、氏名や住所などの情報と本人確認書類を提出し、入会審査に通過できればカードを受け取ることができます。また、申込方法は、郵送や店頭、インターネットの3種類に分かれています。

クレジットカードを初めて作る方は、今回紹介した作り方の流れやカードの選び方も確認した上で準備を始めてみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。