三菱UFJニコスカードの評判・口コミは?メリット・デメリットも

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三菱UFJニコス株式会社から提供されている三菱UFJカード(普通)は、年会費や決済方法、ポイント交換先などに特徴のあるカードです。環境や社会貢献に向けた取り組みが行われていて、気候変動問題に関心の高い方にも使いやすい1枚と言えます。

そこでこの記事では、三菱UFJカードの概要やメリット、デメリット、社会貢献に関するポイント、評判について詳しくご紹介します。環境に配慮している企業のカードから比較検討したい方、普段使いに合うカードを探している方などは、参考にしてみてください。

※この記事は2023年8月23日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。


目次

  1. 三菱UFJニコスカードとは
  2. 三菱UFJニコスカードのメリット
    2-1.年1回のカード利用で翌年度の年会費無料
    2-2.タッチ・スマホ決済では暗証番号の入力不要
    2-3.ナンバーレスのデザイン・不正利用補償
    2-4.普段使いでポイント特典を受けられる
  3. 三菱UFJニコスカードのデメリット
    3-1.通常カードに空港ラウンジの特典はない
    3-2.ショッピング関連の特典は少ない
    3-3.ポイント還元率が低め
    3-4.ポイントに有効期限がある
  4. 三菱UFJニコスカードによる社会貢献
    4-1.環境に配慮された素材で作られたカード
    4-2.FSC認証紙の活用
    4-3.貯まったグローバルポイントを寄付可能
  5. 三菱UFJニコスカードの評判・概要
  6. まとめ

1.三菱UFJニコスカードとは

本会員の年会費 初年度無料、2年目以降:1,375円(税込)(本会員もしくは家族会員のカード利用回数が年間1回以上で翌年度の年会費無料)
家族会員の年会費 440円(税込)
国際ブランド Mastercard、Visa、JCB、アメックス
ポイントプログラム グローバルポイント:ポイント還元率0.1%(1,000円につき1ポイント)
ETCカード  新規発行手数料:1,100円(税込)、年会費無料
特典の傾向 ポイントを中心としたシンプルな内容で、初めて発行する方にもわかりやすい
付帯保険 不正利用被害に対する補償、海外旅行傷害保険、ショッピング保険(動産総合保険)

三菱UFJカード(三菱UFJニコスカード)は、三菱UFJニコス株式会社から提供されているクレジットカードで、赤色を基調としたデザインとなっています。

カード発行年度の年会費は無料となるため、試しに三菱UFJカードを利用する方にも検討しやすい価格帯です。2年目以降の年会費は1,375円(税込)ですが、年間1回以上カード利用すれば翌年度分の年会費についても無料になります。シンプルな特典内容を求めている方やコンビニなどで気軽にポイント特典を受けたい方などには、使い勝手のいいサービス内容です。

なお、新規入会の際に最大2,000ポイントを獲得できるキャンペーンが実施中です。(※2023年8月23日時点)

2.三菱UFJニコスカードのメリット

三菱UFJカード(三菱UFJニコスカード)の主なメリットについてわかりやすく解説していきます。

2-1.年1回のカード利用で翌年度の年会費無料

三菱UFJカードは、年会費負担を抑えたい方にも検討しやすくメリットのあるカードです。

クレジットカードの年会費はカードの種類や付帯サービスの内容によって大きく異なります。三菱UFJカードでは、条件なしで初年度の年会費を無料となり、2年目以降は1,375円(税込)の年会費がかかるものの、1年に1回でもクレジット決済を行えば年会費無料で利用し続けられます。

金額にかかわらず年会費を無料にできるのは、家計負担を抑えたい方にとっても嬉しいポイントです。

2-2.タッチ・スマホ決済では暗証番号の入力不要

三菱UFJカードでは、カードによるタッチ決済とスマホ決済に対応しています。タッチ決済とスマホ決済ではサインや暗証番号の入力が不要なため、店頭にある専用端末へカードを提示するだけでクレジット決済を完了することが可能です。

店頭での支払い時に手間をかけたくない方や衛生面で非接触の決済方法を重視している方には、メリットの多い機能と言えます。

2-3.ナンバーレスのデザイン・不正利用補償

三菱UFJカードは、不正利用補償の他、盗み見のリスクを抑えられるナンバーレスのカードデザインといった特徴を持っています。クレジットカードを店頭で利用したい方やセキュリティ重視の方には、使いやすい1枚と言えます。

不正利用補償については、不正利用による損害を受けた際に損害額を全額補償してもらえます。さらに新しいカードと交換してもらえるので、不正利用されたカードを利用継続せずに済みます。

2-4.普段使いでポイント特典を受けられる

旅行やショッピングの頻度が少ない方も普段使いでポイント特典を受けられるのが、三菱UFJカードの強みです。

新規入会 後から2ヶ月後の末日までにMUFGカードアプリをインストールおよびカード利用すると、利用額時に応じたポイントを得られます。以下、カード利用額とポイント付与数です。

  • カード利用額1円以上3万円未満なら200ポイント付与
  • カード利用額3万円以上10万円未満なら600ポイント付与
  • カード利用額10万円以上なら2,000ポイント付与

最大で2,000ポイントを獲得できるのが、新規入会キャンペーンのメリットと言えます。ポイント進呈時期は、新規入会から4ヶ月後の下旬頃です。

もう1つは、対象店舗やネットショップでのポイント還元率アップ特典です。新規入会キャンペーンと異なり、常時受けられるのが特徴と言えます。以下、主な特典対象店舗です。

  • セブン‐イレブン
  • ローソン
  • ピザハットオンライン
  • 松屋

対象店舗でカード利用した場合は、1,000円につき11ポイント得られます。

また、三菱UFJニコスが運営するカード会員専用ECサイトの「POINT名人.com」経由でネットショップの商品をカードで購入すると、最大12.5%のポイント還元を受けられます。

3.三菱UFJニコスカードのデメリット

ここからは、三菱UFJニコスカードのデメリットについて解説していきます。

3-1.通常カードに空港ラウンジの特典はない

空港ラウンジ特典とは、空港ラウンジ内に無料で休憩でき、なおかつ一部サービスを会員価格や無料で利用できる特典のことです。

三菱UFJカードシリーズの場合はゴールドプレステージやプレミオ会員のみ受けられる特典で、ラウンジ系の特典を求めている方にとってデメリットと言えます。

ただし、スーツケースのレンタルサービス優待特典、自宅まで海外のお土産を宅配してもらえるサービス、海外や国内パッケージツアー5%割引などは、三菱UFJカード会員も受けることが可能です。空港ラウンジ以外にも関心があればメリットを感じられる内容です。

3-2.ショッピング関連の特典は少ない

クレジットカードには、旅行特典やポイント特典、エンターテイメント特典の他、ショッピング関連特典も付帯されている場合があります。

中でもショッピング特典は、特典対象店舗での支払い時に割引を受けたり店舗で提供されている商品や料理などに関する無料提供されたり、独自の優待などを受けられるのが特徴です。

三菱UFJカードに上記のような特典は付帯されておらず、ショッピング関連特典は、比較的少ない傾向です。お得に買い物したい方にはデメリットと言えます。

一方、グローバルポイントを貯めれば、Amazonギフトカードや吉野家デジタルギフトをはじめとした電子ギフト券と交換したりカタログに掲載されている商品と交換したりすることが可能です。

3-3.ポイント還元率が低め

三菱UFJカードに付帯されているグローバルポイントは、他のクレジットカードと比較して基本還元率が低い水準と言えます。グローバルポイントの基本還元率は0.1%、カード利用額1,000円につき1ポイント貯められる仕組みです。

(※基本還元率:ポイント特典を利用しない場合に適用されるポイント還元率)

クレジットカードの中には、200円につき1ポイント貯めたり100円につき1ポイント貯めたりできるカードもあります。これらの基本還元率の高いポイントプログラムを設定しているクレジットカードではキャンペーン・特典に関わらず効率よくポイントを貯めることが出来るため、ポイント還元率を重視する方には、三菱UFJカードはやや不向きと言えるでしょう。

なお、三菱UFJカードではポイント基本還元率ではなく、ポイント交換レートを重視していることが伺えます。ポイント交換の際は、1ポイントにつき1円を超えるレートで商品や商品券と交換することが可能です。交換レートが高ければ、その分少ないポイントで大きな金額の商品や商品券などを獲得できます。

3-4.ポイントに有効期限がある

グローバルポイントに有効期限があり、ポイントを長期的に貯めたい方やポイント管理の手間を避けたい方にとってデメリットと言える仕様です。

三菱UFJカードのグローバルポイントは、獲得月から24ヶ月(2年間)まで有効とされています。期限が切れた場合は失効されるため、これまでに貯めたポイントを活用できなくなってしまいます。

ポイント失効を防止するには、MUFGカードアプリから定期的に獲得ポイント数や各ポイントの有効期限を確認し、失効前に活用するのが大切です。

4.三菱UFJニコスカードによる社会貢献

三菱UFJカードは、環境や社会に対して配慮されている側面もあります。ここからは、三菱UFJカードで環境や社会貢献につながる要素を紹介します。

4-1.環境に配慮された素材で作られたカード

三菱UFJカードは、環境に配慮されたPET-G素材で作られています。PET-G素材は焼却時に塩素ガスを出さないため、ダイオキシンの発生を抑えられます。

ダイオキシンは毒性の強い物質で、生物の生殖系や免疫などに影響を与えるのが特徴です 。そこで国では、ダイオキシン対策に関する法律を制定し、人の健康や生態系の保護に関する政策を推進しています。

PET-G素材で作られたカードを発行すれば、個人でもダイオキシンの排出量削減に貢献でき、環境保護という点で意義があります。

4-2.FSC認証紙の活用

三菱UFJカードの入会申込書や会員情報誌には、FSC認証紙が採用されています。FSC(Forest Stewardship Council)認証製品とは、森林の管理から生産、加工、流通まで第三者機関から認証を受けた製品のことです。

FSC認証紙に使用されている木材は、違法伐採や過剰な開拓によって取り出された材料ではないので、環境に配慮された紙製品としてみなすことが可能です。三菱UFJカードを発行するとFSC認証紙の活用に貢献でき、環境や生態系の保護につながります。

※参照:FSC Japan「FSC認証について

4-3.貯まったグローバルポイントを寄付可能

三菱UFJカードの利用や特典などで貯まったグローバルポイントは、商品交換の他、さまざまな団体へ寄付できるようになっています。グローバルポイント1ポイントは、5円に換算されて教育や環境、医療などに関する支援活動費用に充てられる仕組みです。

たとえば、あしなが育英会へポイントを寄付した場合は、奨学金や教育支援などに関する活動資金として活用してもらえます。

他にもポイントによる寄付を募っている団体をいくつか紹介します。

  • 日本骨髄バンク
  • 日本盲導犬協会
  • 日本ユニセフ協会
  • 地球・人間環境フォーラム
  • 日本野鳥の会

各プロジェクトへの寄付は、200ポイントから対応しています。寄付を行いたい時は、カーカード会員向けサービスのMUFGカードWEBサービスへログインし、サービス内から手続きを進めていく流れです。

【関連記事】教育NPOへの寄付、どこがいい?3団体の理念や活動を紹介
【関連記事】貯まったポイントを寄付するには?寄付できるポイントや寄付先も紹介

5.三菱UFJニコスカードの評判・口コミ

三菱UFJカードの口コミや評判は、利用目的や重視しているサービスなどによっても変わります。口コミを確認する時は、どのような目的で発行しているのか、評価基準などを参考にしてみましょう。

三菱UFJニコスカードの良い評判・口コミ

  • コンビニで効率よく貯めやすい
  • 年会費負担を抑えられる
  • ポイント交換先が充実している

三菱UFJニコスカードの残念な評判・口コミ

  • ポイント特典の対象店舗が限られている
  • 他社のカードと比較してポイント還元率が低いので、切り替えに悩んでいる

※上記はすべて個人の感想です。サービス内容や最新情報などについてはご自身でもよくお調べの上、ご利用をご判断ください。

良い評判や口コミを見てみると、ポイント交換先の充実度や貯めやすさに関しては、評価されている要素の1つです。日常生活で気軽にポイントを貯めたい方には、使いやすいカードと言えます。

一方、より高級感のあるサービスを求めている方や高還元率のポイントを貯めたい方などは、他のカードと比較検討されていくと良いでしょう。

三菱UFJカードを検討する際は、評判だけでなくカードの付帯特典や機能、ポイント還元率、寄付や社会貢献に関する特徴などを総合的に見ながら判断しましょう。

まとめ

三菱UFJカードは、初めてクレジットカードを発行する方にもシンプルでわかりやすいサービス内容で、環境に配慮された素材で作られています。また、ポイントを活用した寄付を行えるので、社会問題や気候変動問題に関する活動を支援することが可能です。

普段使いに役立つカードを探している方やポイントで寄付を行いたい方にとって、使いやすいクレジットカードの一つと言えます。一方、基本還元率は0.1%と低い水準に設定されているため、ポイント重視の方やポイントの使い道に悩む方は他のカードとも比較検討されていくと良いでしょう。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。