アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナの年会費や特典の違いは?

アメックスでは、スタンダードカードをはじめステータスカードや航空会社との提携カードなど多種多様なカードを用意しています。中でもアメックス・グリーン、ゴールド、プラチナは、似た機能や特典も多く、年会費との兼ね合いで悩みやすいところです。

そこで今回は、アメックス・グリーンゴールドプラチナの年会費や各種特典などについて比較紹介します。

目次

  1. アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナの年会費や基本機能を比較
    1-1.年会費はアメックス・グリーンが安い
    1-2.プラチナはデザインや機能が違う
  2. 各種特典やポイント、マイルを比較
    2-1.入会特典ではどのカードもポイントを貰える
    2-2.ポイントの特典や仕組みに大きな違いはない
    2-3.旅行特典は各カードで違いが多い
    2-4.各カードに旅行傷害保険を付帯している
    2-5.ショッピング&エンターテイメント特典はアメックス・ゴールドが多い
  3. まとめ

1.年会費や基本機能を比較

アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナは、年会費や基本機能、デザインなども異なっています。特に年会費や家族カード、コンセプトはそれぞれ大きく異なる点にも注目です。

それでは、各カードの年会費や基本機能、セキュリティなどについて確認していきます。

1-1.年会費はアメックス・グリーンが安い

アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナは、それぞれ年会費負担があります。

以下に本会員と家族会員の年会費を表で比較していきます。(金額は税込み、2021年1月6日調査時点。以下同様)

項目 アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
本会員 13,200円 31,900円 143,000円
家族会員 6,600円 家族カード1枚目無料
2枚目以降1枚につき13,200円
家族カード4枚目まで無料
※本会員1枚につき家族カードは4枚まで発行可能

アメックス・プラチナはグリーン、ゴールドと異なり、本会員1枚につき家族カードの発行枚数4枚までとなっています。家族カードの費用は、4枚すべて無料です。一方で本会員の年会費に焦点を絞ると、アメックス・グリーンとゴールドの方が比較的リーズナブルです。

家族カードを発行せず、なおかつ特典の内容を重視していない場合は、アメックス・グリーンもメリットのある選択肢と考えることができます。反対に家族カードを発行する予定で、特典内容にも関心を持っている場合、アメックス・ゴールドもしくはプラチナの方がメリットと捉えることもできます。

年会費負担を考える時は、家族カードの必要性や発行予定枚数、本会員の費用負担など、どこを重視すべきなのか考えた上で検討してみるのも大切なポイントです。

1-2.プラチナはデザインや特典が違う

アメックス・プラチナの本会員カードは、グリーン、ゴールドと異なり「メタル」でできています。

メタル製のカードは光沢感と重厚感もあり、デザインにこだわりを持つ方にとってメリットのあるポイントです。さらにプラスチックのセカンドカードを無料で貰えるのは、アメックス・プラチナならではのサービスです。

決済やキャッシング、リボ払いなどといった基本的な機能については、アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナそれぞれが備えています。

その他主な特典など概要は、以下の通りです。

項目 アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
ポイント、マイル特典 あり あり あり
トラベル特典 ・旅行予約
・空港サービス
・旅行先でのサポートサービス
・宿泊、旅行予約代行など
・旅行予約
・空港サービス
・旅行先でのサポートサービス
・観光ラウンジ
・宿泊、旅行予約代行など
・Global Lounge Collectionのラウンジを利用できる
・ホテルメンバーシップ
・レストランの特別メニューを利用可能
・観光ラウンジ
・「ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典」
・トラベルクーポン
・レストランのコースメニュー1名分無料など
旅行保険 自動付帯 自動付帯
・航空便遅延費用補償も付帯
自動付帯
・個人賠償責任保険も付帯
ショッピング、エンターテイメント特典 ・イベント&キャンペーン
・新国立劇場
・チケットアクセス
・ユニバーサルスタジオジャパン
・イベント&キャンペーン
・新国立劇場
・チケットアクセス
・ユニバーサルスタジオジャパン
・ゴールドワインクラブ
・ゴールドダイニングなど
・SBIウェルネスサポート
・スポーツクラブアクセス
セキュリティ、補償関係 ・本人認証サービス
・紛失、盗難時の再発行サービス
・不正プロテクション
・オンラインプロテクション
・ショッピングプロテクション
・リターンプロテクション
・本人認証サービス
・紛失、盗難時の再発行サービス
・不正プロテクション
・オンラインプロテクション
・ショッピングプロテクション
・リターンプロテクション
・キャンセルプロテクション
・スマートフォンプロテクション
・本人認証サービス
・紛失、盗難時の再発行サービス
・不正プロテクション
・ホームウェアプロテクション
・オンラインプロテクション
・ショッピングプロテクション
・リターンプロテクション

(※2021年1月6日調査)

プロテクションは、カードの不正利用検知システムをはじめ、不正利用に被った損害の補償などのサポートサービスを指します。他にもアメックスカードで購入した商品の返却や旅行チケットのキャンセル料などに関する払い戻しなど、さまざまな補償を利用できます。

アメックス・プラチナは、豊富な旅行特典とホームウェアプロテクションと呼ばれる補償サービスも特徴的です。ホームウェアプロテクションは、アメックスカードで購入していない商品についても、指定期間内であれば購入金額の50%~100%補償してくれます。

そして、ショッピング&エンターテイメントに関しては、アメックス・グリーン、ゴールドの方が特典数は充実しています。

アメックスカードを比較検討する際は、利用者自身で必要と感じる特典もあるかどうか1つずつ確認してみるのも重要です。

2.各種特典やポイント、マイルを比較

アメックスカードは、各カードによって付帯サービスや特典内容など異なっています。これからカードの発行を検討している方は、各特典の違いやメリットも理解した上でご判断してみてください。

それでは、アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナの各特典を比較していきます。

2-1.入会特典ではどのカードもポイントを貰える

アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナでは、入会後指定の条件を達成することでポイントを獲得できます。そして、一部の入会特典については、入会後3ヶ月以内に条件を達成する必要があります。

ポイント数は特典ごとに異なるので、各内容を事前に把握しておくのも大切です。

アメックスの入会特典比較

項目 アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
合計獲得ポイント 13,000ポイント 30,000ポイント 40,000ポイント
特典1 ・1,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に1,000円以上のカード利用を10回行う
・1,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に1,000円以上のカード利用を10回行う
・20,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に50万円のカード利用を行う
特典2 ・2,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に20万円のカード利用を行う
・9,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に20万円のカード利用を行う
・20,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に100万円のカード利用を行う
特典3 ・7,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に30万円のカード利用を行う
・15,000ポイント
条件:入会後3ヶ月以内に50万円のカード利用を行う
なし
特典4 ・3,000ポイント
条件:期間指定なし、合計30万円のカード利用
・5,000ポイント
条件:期間指定なし、合計50万円のカード利用
なし

アメックス・グリーンとゴールドは、4種類の特典を達成することで全ての入会特典を受け取ることができます。カード利用額に関する条件については、両カードで大きな違いはありません。

対してアメックス・プラチナは、2種類の特典を達成することで全ての入会特典を受け取ることができます。さらに1つの特典で獲得できるポイント数は、アメックス・グリーン、ゴールドより大きいのも特徴です。

2-2.ポイントの特典や仕組みに大きな違いはない

ポイントプログラムの仕組みについては、各カードで共通しています。たとえばポイントの加算は、ショッピングや公共料金の支払いにカードを利用すると原則100円につき1ポイント(一部200円につき1ポイント)獲得可能です。

貯めたポイントは、以下のようにマイルへ移行したりショッピングに活用したりできます。

ポイントの仕組み(メンバーシップ・リワード・プラス未登録の場合)

  • JALマイルへ移行:3,000ポイントで1,000マイル
  • 提携航空パートナーのマイルへ移行:2,000ポイントで1,000ポイント
  • 楽天ポイント、Tポイントへ移行:3,000ポイントで1,000楽天ポイント
  • 買い物などポイント払いに利用:1ポイント0.3~0.4円
  • 商品券に交換:3,000ポイントで1,000円分の商品券

他にもイベントチケットやEクーポン、百貨店の商品券などに交換可能です。

メンバーシップ・リワード・プラスでは、ポイントのレートが上がる特典や有効期限無期限などといった追加サービスを提供しています。メンバーシップ・リワード・プラスの年会費については、アメックス・グリーンとゴールドは年会費3,300円かかりますが、アメックス・プラチナは無料で利用し続けることができます。

2-3.旅行特典は各カードで違いが多い

アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナでは、それぞれ旅行や空港、ホテルなどに関する特典も用意しています。

アメックス・グリーンとゴールドは共通特典も多いものの、アメックス・プラチナはグレードアップした独自特典もあります。そこで、以下の表からそれぞれの旅行特典を比較していきます。

項目 アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
旅行予約関連のサポート ・カード会員専用旅行予約サイトを利用できる
・提携宿泊サイトの利用時に割引
・HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、電話1本で旅行予約手配
・カード会員専用旅行予約サイトを利用できる
・指定ホテルの宿泊時に割引、アップグレード
・提携宿泊サイトの利用時に割引
・HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、電話1本で旅行予約手配
・旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル」で使用できる3万円分のクーポンを貰える
・カードの更新で、1年に1度無料ペア宿泊券を貰える
・「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」にて、旅行やレストランの予約など進めることができる
空港関連のサポートサービス ・空港ラウンジを一部無料利用可能
・プライオリティパスの年会費無料
・手荷物宅配サービスを無料利用可能
・大型手荷物の預かりサービスを1,000円割引
・エアポート送迎サービスを割安かつ定額で利用可能
・空港周辺のパーキングを割安で利用可能
・専任スタッフが空港~指定場所まで手荷物を無料で運搬
・空港クロークサービスを無料で利用可能
・空港ラウンジを一部無料利用可能
・プライオリティパスの年会費無料
・手荷物宅配サービスを無料利用可能
・大型手荷物の預かりサービスを1,000円割引
・エアポート送迎サービスを割安かつ定額で利用可能
・空港周辺のパーキングを割安で利用可能
・専任スタッフが空港~指定場所まで手荷物を無料で運搬
・空港クロークサービスを無料で利用可能
・「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・
コレクション」では、国内外1,200ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる
旅行先でのサポートサービス ・海外旅行時に日本語サポートサービスを利用可能
・海外用レンタル携帯電話を半額(127円/日)でレンタル可能
・カーシェアリングサービスのカード発行手数料無料
・国内レンタカーを5%割引で利用可能
・海外旅行時に日本語サポートサービスを利用可能
・海外用レンタル携帯電話を半額(127円/日)でレンタル可能
・カーシェアリングサービスのカード発行手数料無料
・国内レンタカーを5%割引で利用可能
・京都特別観光ラウンジサービスを利用可能
・国内外200以上のレストランで、特典対象のコースメニューを予約すると1名分の料金が無料
・1,100ヶ所以上のラグジュアリーホテルおよびリゾート施設の利用時、直食サービスなど優待特典を受けることができる
・ヒルトン・オナーズ、Radisson Rewards、Marriott Bonvoyの上級メンバーシップやVIP会員に無料で登録可能
・世界中どこでもトールフリーやコレクトコールで、さまざまな相談ができる(例:最寄りの医療機関を探してもらう)
・国内外200以上のレストランで、特典対象のコースメニューを予約すると1名分の料金が無料

アメックス・グリーンとゴールドの主な違いは、京都特別観光ラウンジ特典や指定ホテル宿泊時のアップグレード・割引特典の2点です。京都特別観光ラウンジ特典は、「高台寺塔頭 圓徳院」の拝観料無料や周辺駐車場の駐車料1時間無料、高台寺掌美術館の拝観料割引といったサービスを受けることができるものです。

一方アメックス・プラチナは、VIP会員の無料登録やレストランのコースメニュー無料、グレードの高いホテルや施設の優待特典などといった特典を受け取ることができます。

2-4.各カードに旅行傷害保険を付帯している

アメックス・グリーン、ゴールド、プラチナは、それぞれ旅行保険を用意しています。各補償額などに細かな違いがあります。

以下、国内旅行と海外旅行保険の補償額を比較します。

【国内旅行】 アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
傷害死亡
後遺傷害保険金
最高5,000万円 最高5,000万円 最高1億円
入院保険金(日額) なし なし 5,000円
通院保険金(日額) なし なし 3,000円

続いて海外旅行保険の主な補償規定と金額を確認します。海外旅行にかかる補償は、国内旅行と比較して治療費や賠償責任など幅広いのが特徴です。

【海外旅行】 アメックス・グリーン アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
傷害死亡
後遺障害保険金
最高5,000万円 最高1億円 最高1億円
傷害治療費用保険金 最高100万円 最高300万円 最高1,000万円
疾病治療費用保険金 最高100万円 最高300万円 最高1,000万円
賠償責任保険金 最高3,000万円 最高4,000万円 最高5,000万円
携行品損害保険金 1旅行中最高30万円
年間限度額100万円
1旅行中最高50万円
年間限度額100万円
1旅行中最高100万円
年間限度額100万円
救援者費用保険金 最高200万円 最高400万円 最高1,000 万円

アメックス・プラチナは、全ての項目で他カードよりも多くの補償上限額を設定しています。さらに国内旅行での入院保険金と通院保険金も設定されているのが、アメックス・プラチナの旅行傷害保険におけるメリットの1つです。

他にもアメックス・プラチナは、個人賠償責任保険も付帯しています。個人賠償責任保険は、日常生活で発生した事故で賠償責任を負った際、補償規定に定められた金額まで補償してくれる保険です。なお、補償額は1事故につき最高1億円です。

アメックス・ゴールドの場合は、航空便遅延費用補償も付帯しています。海外行きの航空便が遅延した際、現地での宿泊や食事など臨時出費を補償してくれるサービスです。遅延リスクを抑えたい方にとっては、特にメリットといえます。

アメックス・グリーンについては、旅行傷害保険以外の補償は付帯していません。

旅行傷害保険の関心が強い方は、各カードの補償規定、補償額、追加サービスも確認した上で判断してみてください。

2-5.ショッピング&エンターテイメント特典はアメックス・ゴールドが多い

アメックス・グリーンとゴールドには、「ショッピング&エンターテイメント」関連の特典もあります。多くの優待特典は、以下のように共通しています。

共通の特典

  • 会員向けイベント&キャンペーン:会員限定のイベントを利用できる
  • 新国立劇場:会員限定で先行購入などといった特典がある
  • チケット・アクセス:チケットの先行購入ができる
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン:会員限定の特典を利用できる

アメックス・ゴールドの場合は、上記の特典に加えて「ゴールド・ワインクラブ」や「GOLDEN MOMENTS」、「スターバックス特典」なども利用できるのがアメックス・グリーンとの主な違いです。

アメックス・ゴールド独自の特典

  • ゴールド・ワインクラブ:旬のワインや希少性の高いワインを購入できる他、無料ギフトボックスプレゼント
  • GOLDEN MOMENTS:会員限定のサービスを不定期に利用できる
  • スターバックス特典:カードの継続利用でスターバックス特典3,000円分を貰える
  • ザ・ホテル・コレクション:カードの継続利用で「ザ・ホテル・コレクション」の国内対象ホテルで利用できる15,000円のクーポンを獲得

なお、アメックス・プラチナにもゴールド・ワインクラブの特典があります。ただし、その他ショッピング系特典については、ポイント特典以外はありません。また、エンターテイメントに特化した特典も用意されておらず、アメックス・プラチナは、主に「空港、ホテル、レストラン、リゾート」関連の特典に特化しているカードと言えます。

エンターテイメント関連の特典が気になる方は、アメックス・グリーン、ゴールドを中心に確認してみましょう。

まとめ

アメックスカードのグリーンゴールドプラチナには、共通した特典もあります。しかし、ホテルやリゾート関連の優待特典から、旅行や空港利用時のサポートサービス、旅行傷害保険まで確認してみると、異なる部分も数多く存在しています。

アメックスカードの特典が気になる方は、特典の数だけでなく各種優待特典や割引サービス、旅行傷害保険の補償規定など細かな点も確認した上でご検討ください。

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菊地 祥

菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。