「10%以上の高利回り案件で効率よく投資がしたい」
「為替が円安に動きそうので、外貨に投資しておきたい」
「海外通貨の案件でポートフォリオを充実させたい」
そのような方におすすめのソーシャルレンディング会社が『クラウドクレジット』です。今回は、クラウドクレジットの魅力を大きく3つに分けてご紹介したいと思います。
目次
利回り10%以上多数、1万円から、手数料も安い
クラウドクレジットは、海外案件に特化したソーシャルレンディング事業者で、募集総額は2018年7月30日時点で120億円を超えています。南米や欧州などの小口債権(マイクロファイナンス)をメインに、消費者ローンや事業者ローンを支援しています。
クラウドクレジットは2014年6月にサービスを開始し、2015年には大手総合商社の『伊藤忠商事』と資本業務提携を行いました。伊藤忠商事はクラウドクレジットの筆頭株主(株式約18%を取得)でもあります。
クラウドクレジットの特徴は他にもあります。ひとつずつご紹介しましょう。
利回り10%以上も
クラウドクレジットのファンドは、海外企業への支援に特化しています。海外では利息手数料の上限が日本と異なるため、 期待利回りが約5.9%~約12.2%と、10%以上の高利回りも実現可能です。
2017年8月末時点で、成立ファンドの総数は220本を越えます。ファンドの数や種類が充実しているため、投資家ひとりひとりの希望に見合ったファンドが見つかりやすいです。
したがってクラウドクレジットは、効率よく資産運用をしたい方におすすめの事業者です。
投資は1万円からOK
クラウドクレジットの投資は1万円から受け付けています。数万円以上の投資額を条件とする事業者が多い中、クラウドクレジットは「少額からはじめたい」という投資ビギナーのニーズに応えました。
手数料も安い
クラウドクレジットは手数料の安さが自慢でもあります。
- 会員登録
- 口座の開設費用
- 口座の維持費用
- ファンド購入時の手数料
はすべて無料です。また投資口座への振込手数料は投資家負担ですが、払い戻しの手数料は【月に一度無料】です。
ソーシャルレンディングでは投資の実行が完了したら、あとは数ヶ月~3年ほど、経過を見守るしかありません。資金の流動性が低いため、よほど大きな金額や数十案件に投資していない限りは月に何度も資金の出金を行うケースは考えにくく、払い戻しの手数料は実質無料と考えても問題ないかと思われます。
為替差益も狙える
クラウドクレジットへの投資は、為替差益が狙える魅力もあります。為替差益とは、海外通貨を持っているときに円安に動いたことで、日本円へ両替で戻したときに利益が発生する仕組みです。
クラウドクレジットのファンドは海外案件へ特化しています。資金は日本円で投資家から集めますが、事業者が海外企業へ融資を行う際には、資金をドルやユーロなどの外貨へ両替します。日本円のままでは、海外企業が事業のために資金を使えないためです。
ただ資金の運用中にその外貨の価値が変わった場合、相対的に日本円の価値も変わります。円安や円高という言葉がまさにそうです。
ドル円を例に考えてみましょう。1ドル100円のときに、ドル運用の海外案件へ10,000円(100ドル)を投資したとします。その案件の利回りは年利10%です。もし為替の変動がなく、1ドル100円のままだった場合、1年後には利息を含めて11,000円(110ドル)が分配されます。
ところが運用終了となる1年後、為替が1ドル110円の円安になっていた場合はどうでしょうか。分配額の110ドルが1.1倍となって日本円へ両替されるため、あなたの手元には12,100円が戻ってきます。
この11,000円と12,100円の分配額による、利益の差(1100円)が”為替差益”です。
為替差損のリスクに注意
先ほどの例では、資金の運用終了時に為替が円安だったため、為替差益が発生しました。しかし為替は、自分でコントロールできるわけではありません。為替が円高の場合は、当然”為替差損”が発生します。
先ほどの例で、運用終了となる1年後に、為替が1ドル90円に下落していたらどうでしょう。分配額の110ドルが0.9倍となって日本円で両替されるため、あなたの手元には9900円しか戻ってきません。
投資金は10,000円で、元本と利息の合計分配額が9,900円です。投資はうまくいったにもかかわらず、100円の損が発生しています。この本来もらえるはずだった11,000円と、実際の分配額9,900円の差額(1100円)が”為替差損”です。
このように海外案件へ投資を行う場合には、為替差益・為替差損のリスクを受け入れるか、もしくは”為替ヘッジ付き”の案件を選ぶことになります。
為替ヘッジとは為替変動を受けない契約
為替ヘッジとは、投資家と事業者の合意で、あらかじめ為替変動を受けないようにする契約です。資金の運用中に為替変動が起きた場合でも、最初に決めておいた為替の内容で、資金の両替と分配を行います。
為替ヘッジ付き案件のメリットは、為替差損(円高)が起こった場合でも、投資家は円高の損失を受けずに、収益が分配されることです。「為替変動のリスクを気にしたくない」という、安定志向の投資家のニーズに応えるシステムです。
反対に、為替差益(円安)が起こったとき、円安の利益も受けられなくなります。また為替ヘッジ付き案件の利用には、手数料が発生します。利率は1%ほどですが、収益が少し下がることもデメリットです。
さらに為替ヘッジの対象は、実際に運用した資金と収益のみです。万が一貸し倒れが起きて、担保物件が売却された場合、その売却金額による分配は為替ヘッジの対象とはなりません。それが為替ヘッジ付き案件への投資でも、担保物件の売却金額による分配は、為替差益や為替差損が発生します。
以上、為替ヘッジ付きの案件を利用するどうかは、メリットとデメリットを考慮して決めましょう。
社会的インパクト投資を手がけている
クラウドクレジットのもうひとつの魅力は、”社会的インパクト投資”を行っていることです。
2018年6月18日、クラウドクレジットは社会的インパクト投資を積極的に推進する『社会インパクト投資宣言』を発表しました。社会インパクト投資とは、
- 食糧問題
- 教育問題
- 医療問題
- 環境問題
など、社会的な課題の解決に取り組む企業やエリアへ投資を行うことです。その結果として、慈善活動と利益獲得の両立を目指します。
以下がクラウドクレジットによる、社会インパクト投資宣言です。
【宣言書】
クラウドクレジットは、社会インパクトを生み出す世界中の事業者への投資を積極的に進めます。
また、その社会インパクトを定期的、継続的にモニタリングし、その情報を公開します。
高い社会インパクトを作り出す事業者に資金が集まり、彼らが事業を拡大することによってポジティブな変化が投資先の国や地域に広まっていく。
私たちの社会インパクト投資は、こうした流れを作り出すことに貢献していきます。参考:クラウドクレジット
従来の社会的インパクト投資は、資金力のある組織や大規模ファンドに多く見られました。しかしクラウドクレジットが参加を表明したことで、個人投資家も1万円からの小口投資が可能です。
つまりソーシャルレンディングの投資家であれば、誰でも気軽に社会的インパクト投資へ参加できるようになったのです。
現実的な例を挙げると、クラウドクレジットでは『メキシコ女性起業家支援ファンド』を実施しました。このファンドはメキシコ合衆国の金融機関へ事業資金を支援するものです。融資先の金融機関は、中小企業向けの貸付を中心に、個人や法人向けの貸付事業も行います。
そして今回の『メキシコ女性起業家支援ファンド』において、融資先の金融機関は女性起業家への貸付に注力しました。支援の目的は、女性の経済的な地位の向上を目指すためです。
クラウドクレジットは今回の支援ファンドを通じて、
- 慈善活動(マイクロファイナンス格付機関から高評価を受けた投資姿勢)
- 利益獲得(不良債権比率の低減を実現した業務運営)
という、2つの評価の両立を実現できたとしています。
今後もクラウドクレジットは発展途上国を中心に、夢のために資金を求める、世界中の個人や中小企業へ投資を続けます。クラウドクレジットが
- 世界的な生活向上
- 経済発展への貢献
を目指すことは、投資家にとってもファンドのバリエーションが増えるメリットがあります。
まとめ
以上、クラウドクレジットへ投資することの魅力をご紹介しました。おさらいすると、クラウドクレジットには、
- 利回り10%以上のファンドが多い
- 投資は1万円からOK
- 出金手数料が月に一度無料
という特徴がありました。
そしてクラウドクレジットは海外向け案件に特化する事業者なので、為替差益を狙うこともできます。もちろん為替差損のリスクも、あらかじめ頭に入れなくていけません。
またクラウドクレジットは”社会的インパクト投資”にも積極的です。社会的支援を兼ねたファンドの提案を行うため、個人投資家でも1万円から気軽に、社会的インパクト投資へ参加できるようになりました。
この記事でご紹介したポイントを参考に、クラウドクレジットの利用をぜひ検討してみてください。
クラウドクレジット
クラウドクレジットは、海外投資案件に特化したソーシャルレンディングサービスで、高度経済成長のステージにあり資金需要も旺盛な国のベンチャー事業者に対して、ソーシャルレンディングの仕組みを使い、日本の余剰資金をそれらの国々に供給することにより高利回りの実現を目指しています。投資額は1万円から、利回りは6.0%~9.8%(2024年1月時点)で、外貨建て案件にも投資可能です。
単なる貸付けの事業に留まらず、社会的な課題解決を行う企業への融資も積極的に行うことで、経済的なリターンだけでなく社会的なリターンも追求できる「社会インパクト投資」にも取り組んでいます。
なお、2022年12月28日には融資型クラウドファンディング(CF)「Bankers(バンカーズ)」を手がけるバンカーズ・ホールディングスがクラウドクレジット株式会社を買収し、現在はバンカーズのグループ会社となっています。
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石村淳
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