野村證券株式会社は6月23日、資産管理アプリ「OneStock(ワンストック)」に「月々の貯蓄額を考える」機能の提供を開始した。現在の貯蓄額や将来のライフイベントによる支出にもとづく診断を行い、ライフプランの実現に必要な貯蓄額を簡単に把握できる。
ライフプランの実現に必要な月々の貯蓄額とは、現在、毎月貯蓄している金額などの情報をもとに、アプリが今後の不動産購入や子供の進学などのライフイベントに紐づいた質問の回答から、ライフプランの実現に必要な月々の貯蓄額を算出。算出された貯蓄額と現在の貯蓄額を対比することで、現在の貯蓄額に加え、持ち株会や確定拠出年金などの資産額を考える際にも参考になる。
また、ライフプランの実現に必要な月々の貯蓄額を預貯金の金額と積立投資の金額へ分解し、適切な配分比率を提示する。さらに、積立投資については推奨の投資構成比率(アセットクラス)を確認することができ、現在の積立投資における投資構成比率と比較もできる。
同社のサービスでは、コンサルティング事業を行う野村証券年金研究所のノウハウや統計データを活用して算出する「資産寿命」が好評で、新機能では、算出された貯蓄額を反映し、改めて算出した「資産寿命」と、現在の「資産寿命」とを比較するという利用法も可能となった。
同アプリはさまざまな金融機関で保有する資産のデータを自動連携することで、現在の資産全体を一元管理することができると同時に、将来の資産の姿を「資産寿命」という形で把握することができるサービスで、株式会社マネーフォワードと共同で製作。野村証券が培ってきた対面営業でのノウハウをコンテンツとして提供し、資産形成・管理に関する新しい価値を提供する。今年4月に追加した「不動産連携」機能は、従来のさまざまな金融機関で保有する「資産の見える化」に加えて、所有不動産の資産価値を把握・一元管理を図るなど、DX対応にも積極的だ。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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