株式会社SBIネオモバイル証券は11月16日、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)に対し、第三者割当による新株式の発行を実施したと発表した。SBI、SMBC両グループが今年7月30日に締結した資本・業務提携契約に基づくもので、発行は今月13日付。SMBCグループによるSBIネオモバイル証券への出資比率は20%となった。同日から、株式会社三井住友銀行と連携し、両社のWEBサイト、アプリなどで両社のサービスやキャンペーンを案内する導線を設置した。
資本提携は、両グループの有する幅広い顧客基盤や金融商品・サービスの活用で「新たな資産形成機会の提供」と「多様化するニーズに応えるサービスの開発」などの高度化を図る目的。7月30日の発表では、SBIネオモバイル証券が三井住友フィナンシャルグループに対し第三者割当による新株式の発行を実施。主に若年層に対してスマートフォンを通じた金融サービスの提供を実現していくとした。
SBIネオモバイル証券と三井住友銀行の業務提携では、両社の金融商品・サービスの相互紹介を開始。SBIネオモバイル証券の顧客に対し、外貨預金など三井住友銀行の幅広い資産形成ニーズに対応可能な商品を案内する。三井住友銀行の顧客に対しては、「Tポイント」を使って国内株式取引等が可能なSBIネオモバイル証券のサービス「ネオモバ」を紹介する。
また、SBIネオモバイル証券の顧客へ、三井住友銀行のファイナンス商品を案内し、若年層を中心に日常生活で発生する借入ニーズに対応。さらに、SBIネオモバイル証券と三井住友銀行間の資金移動について、相互に即時入出金が可能な仕組みを構築し、口座利用時の利便性を高めていく計画だ。
「今後、若年層及び投資初心者を中心として、顧客一人ひとりのニーズに合った中長期的な資産形成の実現に向け、引き続き検討を進めていく」(SBIネオモバイル証券)としている。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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