離職率低下を解決するEdTechベンチャー、29日に株式投資型CFで募集開始

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動画プラットフォーム事業を手掛けるピーシーフェーズ株式会社 (東京都渋谷区)は8月29日午後7時から株式会社日本クラウドキャピタル(東京都品川区)が運営する株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」で株式の募集を実施する。募集株式の払込金額は1株2万2000円(投資時は4株、12株、20株からコースを選択)、目標募集額1,496万円、上限応募額4488万円。

ピーシーフェーズ社は1998年10月設立。動画プラットフォーム事業のほかデジタルマーケティング事業、アプリ開発事業を運営している。特に動画配信エンジンに力を入れており、メールで動画を配信できる「Vmail」やパーソナライズド動画を様々なチャネルで配信できるサービス「V personal」を提供している。今年5月に人材育成動画プラットフォーム「shouin(ショウイン)」を開発。

人材育成動画プラットフォーム『shouin(ショウイン)』

企業の成長を大きく左右する「人材育成や定着化」に向け、「超スピードラーニング」と「サービスの平準化」を軸とした動画によるセルフトレーニングをはじめ、従業員自らが課題を可視化しチェックや情報共有できるサービスを提供している。

大手外食チェーン「きちり」社との業務・資本提携を皮切りに、流通やサービス業界などの大企業への導入が続々に決定。金融や製造業への展開も予定している。

現在、同サービスは離職率の低下に照準を絞っている。「転職市場の賑わいにみられるように『人材の流動化』は強まるばかり。さらに、教育環境の不備やサポート不足が原因で、従業員のスキルが定着するまでに多くの時間を要したり、さらに新人を預かるトレーナーにも教える側の負荷が発生する」と経営側の課題を挙げる。

また「採用担当者は、新人研修を組織の長に委ねており、入社~退職に至る経緯が十分に把握できていない。入社間もない新人が相次いで退職していくこの様な状況は、企業が新たな人員補充をする際や、育成の面で大きなコスト負担になっている」と指摘する。

ショウインにはデータベースの概念設計が施されていることから、各画面のログが全て残る仕組みになっている。退職者のシステム利用履歴などを多角的に解析し、離職傾向を詳細に把握することで、確度の高い離職予測が立てられると考えている。

shouinで組織の課題を抽出・改善

そうなれば、企業も採用の段階から「対策」を考えられるようになり、離職率の悪化に一層歯止めをかけられるというのが今回のプロジェクトだ。

『shouin』は大手レストランチェーン「きちり」を始め、大手のエステサロンや、大手ファストフード店などへの導入が行われている。これらの大手企業への導入で、新入社員への教育コストの大幅な削減など、効果が出始めている。

今後は、これらの導入実績事例を効果的にマーケティングすることにより、より多くの拡販を目指す。

ピーシーフェーズ社が資金調達を行う「ファンディーノ」は、株式会社日本クラウドキャピタル(東京都品川区)が運営する株式投資型クラウドファンディング。28日現在で国内取り引き量は1位、累計成約額は14億314万円。

株式投資型クラウドファンディング・ファンディーノ

投資家は、ファンディーノ上で一口10万円前後の小口からIPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができ、投資後も投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができるという特徴がある。

応募企業については、投資家保護の観点から、詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。審査過程も公認会計士・弁護士・税理士等有識者を中心としたチームで行い、審査会議においては多数決ではなく、審査員全員一致でなければ通過することができないという厳しい基準で審査を行っている。

ファンディーノ・専門家による企業調査

ファンディーノで投資を実行するには、下記ウェブサイトで事前に登録を済ませておくことが必要となる。

【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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