PayPayアセットマネジメント株式会社は11月29日、新ファンド「ソフトバンクグループ&日本企業厳選債券ファンド2021-12(愛称:SBGフォーカス2021-12)」の募集を開始した。ソフトバンクグループの劣後債を中心に、知名度の高い日本企業の円建て社債(劣後債を含む)に分散投資を行なう。信託金限度額は500億円。購入価格は、当初申込期間中は1万口あたり1万円。設定、運用開始は12月28日予定。取り扱いは株式会社大垣共立銀行、 OKB証券株式会社、 百五証券株式会社、おきぎん証券株式会社。
劣後債とは、普通社債に比べて、法的弁済順位※が劣後した債券。利回りは一般的に信用リスクや劣後債の固有のリスクにより、普通社債に比べて高くなっている。一般的に繰上償還条項が付されており、利払いの繰延条項が付されているものもある。また、劣後債には、償還期限がある「期限付き劣後債」、償還期限の定めがない「永久劣後債」がある。償還期限が長いことから、一般的に償還期限前の複数時点で、繰上償還条項が付される設計となっている。
同ファンドの特徴は①取得時には相対的に信用力の高い、 BBB格相当以上の投資適格債券に投資を行なう②約4年10か月の信託期間以内に償還が見込まれる債券に投資を行ない、 満期償還または繰上償還まで保有する運用を基本とする③特化型運用を行なう④一般社団法人投資信託協会が定める「信用リスク集中回避のための投資制限」に定められた比率を超える支配的な銘柄が存在し、または存在することとなる可能性が高い特化型運用ファンドに該当する。
主にソフトバンクグループの企業が発行する債券に投資を行なうため、 信託財産の純資産総額の10%を超える支配的な銘柄が存在する。ソフトバンクグループの企業とは、ソフトバンクグループ株式会社ならびに同社の国内外の連結子会社および持分法適用関連会社を指す。
特に、ソフトバンクグループ社が発行する債券に信託財産の純資産総額の35%を超えて投資を行なうことが見込まれる。 また、同社以外にも支配的な銘柄が存在することも想定される。投資が特定の支配的な銘柄に集中し、当該銘柄の発行体に経営破たんや経営・財務状況の悪化などが生じた場合は、大きな損失が発生することがある。
https://www.paypay-am.co.jp/funds/sbgfocus_202112/index.html
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム
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