マネックス証券株式会社は12月22日、二要素認証を導入した。出金時に暗証番号の入力に加え、ワンタイムパスワードによる追加認証を利用することで、悪意ある第三者にID・パスワードを知られてしまっても、ワンタイムパス認証が、不正送金のリスクを大きく低減する。悪意ある第三者による不正アクセスにより個人情報や資金が流出する事件を受け、顧客の安全な取引を確保するためセキュリティ対策を強化した。
ワンタイムパスワードは一度だけ有効な使い捨てのパスワードで、2回目以降は使用できなくなるため、パスワードを盗まれても利用される事はない。パスワードはスマートフォン端末上で一定秒ごとに毎回ランダムな数字の並びで生成されるため、第三者がパスワードを推測することは困難となる。ワンタイムパスワードによる追加認証は任意で、措置は通常の出金と即時出金の両方で利用できる。設定後は、出金指示の際に顧客の所有するスマートフォン端末上に表示された数字6桁のワンタイムパスワードを入力する仕組み。
同日、マネックス証券の取引で貯まる「マネックスポイント」を「Ponta(ポンタ)ポイント」に即時交換するサービスの提供を開始した。マネックスポイントの利便性を高めるため、 Amazonギフト券やdポイントなどポイント提携先を拡大してきたところ、会員数9850万人を有する国内最大級の共通ポイントサービス「Ponta」が新たな提携先として加えることで顧客ロイヤリティの向上を図る。
マネックスポイントは、株式取引や投資信託の保有により得られるポイント。 マネックス証券での株式手数料に充当したり、グループ会社のコインチェック株式会社で暗号資産に交換できるほか、 他社提携ポイントと交換することで買い物や食事、 レジャーなど幅広い用途で利用できる。特に、株式手数料充当専用のポイントに使えるのは、取引を考えている顧客には魅力だろう。
マネックスポイント1ポイントがPontaポイント1ポイントで、1ポイントから交換可能。交換の申込みが完了すると即時にPontaポイント残高に反映される。ポイント提携交換先はコインチェック、dポイント、amazonギフト券、Tポイント、nanaco、WAON、永久不滅ポイント(セゾンカード)、ANAマイレージクラブ、JAL、日本赤十字社、クラウドファンディング「READYFOR」。
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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