1円から貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」を運営する株式会社クラウドポートは、株式会社サンセイランディック(東証一部)の子会社である株式会社サンセイランディックファンディングと、業務提携契約を11月7日付で締結した。サンセイランディックファンディングはクラウドファンディングを活用したファンド組成事業を開始するために設立された企業で、今後はファンズで初回ファンド提供に向けて準備を進めていく。
株式会社サンセイランディックは、底地(建物の所有を目的とする賃借権などが設定されている土地)の売買をはじめとした不動産販売事業を日本全国で展開している。底地売買では、まず底地を土地所有者から買い取り、隣地との境界確定といった各種交渉を行ったうえで、その土地の建物を所有する人などのニーズを踏まえて底地の販売を行う。交渉過程において専門知識や関係者との調整が求められるため、不動産事業者の中でもこの領域に特化している企業は多くないという。サンセイランディックは約30年底地売買に特化した事業を行っており、独自の知見とノウハウを培ってきたリーディングカンパニー。
不動産売買では、底地の所有者と建物の所有者の権利が分かれていると、物件の市場価値が低くなる傾向がある。サンセイランディックの底地事業は、こうした権利が土地と建物で分かれており、自由な活用が制限されている不動産の権利調整を行い、その土地の価値を、本来の価値まで高めることを強みとしている。
一方、ファンズはひとつの口座でファンド組成企業やテーマ別に簡単分散投資が可能、ファンドの利回りは年率1.5~6%の「ミドルリスク・ミドルリターン」のものが中心、1円単位での投資が可能と投資しやすい条件と、クラウドポートの定める選定基準をクリアした企業のみが参加することで信頼性を維持している。サンセイランディックは「ファンド募集を通じて底地事業の認知度向上を図るとともに、資金調達チャネルの多様化を目指す」としている。募集日時や金額などの詳細な情報は順次公開予定。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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