マーキュリアHD、貸付投資「Funds」で資金調達へ。グリーンエネルギー投資事業などに利用

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株式会社マーキュリアホールディングスは、ファンズ株式会社が運営する貸付投資サービス「Funds(ファンズ)」で6月22日午後7時から募集を開始する。「マーキュリアオルタナティブ投資事業ファンド(インフラ)#1」は募集金額1億円、予定利回りは年率2%(税引前)、予定運用期間は7月11日〜12月28日までの約6ヶ月。元本償還方法は満期一括、利益配当方法は毎四半期、担保なし・保証なし、最低成立金額は1千万円。募集期間は7月4日午後3時。先着順で、募集金額に達し次第終了となる。

マーキュリアHD社は東証プライム市場に上場しており、グループ会社を通じて投資事業組合等の形式で資金を募ってファンドを組成・運用している持ち株会社。中核会社であるマーキュリアインベストメント社(2005年10月設立)の完全親会社として21年7月に設立された。マーキュリアインベストメント社の設立以来、日本政策投資銀行が筆頭株主および事業パートナーで、マーキュリアHD社で組成・運用しているファンドへの出資、投資案件の発掘などで同行と協業している。

21年12月期の業績は営業総利益36億円、経常利益18億円、親会社株主に帰属する当期純利益13億円で、経常利益、純利益ともに事前の業績予想を上回った。今回ファンドで集められた資金は、インフラ(グリーンエネルギー投資)事業を含む、マーキュリアHDの事業資金に充てられる。

マーキュリアHDでは現在、太陽光発電設備に投資を行う「インフラ・ウェアハウジングファンド」を運営。21年12月時点で9物件、総投資額60億円(譲受価格ベース)の太陽光発電設備を取得済み。

同社グループが手掛けているオルタナティブ投資は、未上場企業株式の他、航空機、太陽光発電施設、不動産といった流動性の低い資産への投資を行う。「伝統4資産」と呼ばれる国内株式・海外株式、国内債券・海外債券に比べて「投資先への関わり方が深く、長期に渡ることなどを背景として、伝統4資産とは異なるリスク・リターンプロファイルとなっており、近年、機関投資家を中心に投資先としての配分が増えつつある分野」(Fundsより)だ。今回の募集を、個人投資家に対してオルタナティブ投資への理解を深めるのに最適な機会とする。

Fundsは、個人が1円から企業への貸付投資ができるオンラインプラットフォーム。これまで上場企業を中心とした59社が組成する203のファンドを募集し、分配遅延・貸し倒れは0件(今年5月末日現在)。今月17日に株式会社タスキが資金調達を行い、同社の「TASUKI X-Techファンド#1」(募集金額5000万円)は募集開始約12分で満額を達成した。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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