株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「『IoTって、よく分からない』そんな問題を、永きに渡りメンテナンスフリーで動くIoTシステム『tukumo(ツクモ)』で解決する!」の情報が公開された。株式発行者はシステムデザインの株式会社Amaterz(アマテルズ)。調達した資金は、自社製品を活用した事例の拡大、開発などに充てる。目標募集金額1251万円、上限応募額5004万円。1口9万円で募集上限は5口。申込期間は8月15日〜8月17日。
同社は2016年設立、自然エネルギーで動くワイヤレスセンサー「ツクモ」を利用したソリューションを提供している。極小サイズだが独自のセンシング技術とエネルギーマネージメントにより、電池や給電無し、メンテナンスフリーで利用できる。植物樹脂や再生材など環境配慮型の素材を使用、温度、湿度、照度、振動など基本的なデータのセンシングが可能。さらに拡張センサポートを備え、用途に応じて様々なセンサーを拡張できる。これらデータを独自の長距離無線で伝送することで、IoT、ICT、AIなど様々な分野へのソリューションやサービスへの活用を図っている。
これまでにツクモをセンサーとして使用した水田の水位管理システムを手掛けており、農林水産省の「平成29年度農業界と経済界の連携による生産性向上モデル農業確立実証事業」「平成31年度スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」「令和2年度スマート農業実証プロジェクト」といった事業に参画。2019年度にグッドデザイン賞を受賞している。
こうした実績に加え、自社の強みを2点挙げる。1点目は、ソニー出身のメンバーをはじめとしたモノづくりに強いメンバーが参画しており、「SMBCアグリファンド投資事業有限責任組合」「みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合」からの出資も受け、事業に邁進している点。2点目は、3パターンのビジネスモデルを構築(①データの提供のみ、②他社IoTソリューションへの組み込み、③データ利用プラットフォームとして活用)しており、幅広いニーズに対応力可能な点だ。
「進化しているIoT分野だが、高度化しがちで活用方法がわかりにくいという問題もある。ツクモの導入市場を拡大、広くあまねくデータ活用の裾野を広げる役割を果たす企業に」と意欲を見せている。2026年のIPO、同年売上高は約15.9億円を目指す。
今回、アマテルズ社が資金調達を行う「ファンディーノ」は国内初の株式投資型CFサービスで、累計成約額34億8964万円、累計成約件数107件、投資家数3万3382人(8月12日時点)。案件によっては申込開始後に即、上限金額に達する場合もあり、これまでの最速目標達成時間は1分54秒。
応募企業については、投資家保護の観点から詳細な調査とリスクの洗い出しを行うなど厳正な審査を行い、その審査方針は「将来的にスケールする可能性のある会社かどうか?」「革新性はあるか?」「独自性はあるか?」といったような明確な基準に基づいている。
審査は公認会計士等専門知識を有する者を中心とした専門家チームが行い、その後の審査会議においては多数決ではなく、会議メンバー全員一致で決定するという厳しい基準で審査を行っており、実際に審査を通過する企業は5%未満となっている。
現在、ファンディーノでは、2020年8月1日~2020年9月30日まで「サラリーマン金太郎 × FUNDINNO Go! Investor キャンペーン」を実施中。期間中にファンディーノで投資家登録を行い、アクティベートまで完了した場合にAmazonギフト券(コードタイプ)1000円分をプレゼントする。アカウントのアクティベート期限は2020年10月31日23:59まで。ギフト券は11月中旬以降、当選者宛に登録メールアドレスへ送付される。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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