クラウドクレジット、SBIグループとの連携強化施策第3弾で新ファンドシリーズ発売

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クラウドクレジット株式会社は8月13日、「ロシア公共事業セクター金融事業者ファンド」シリーズの販売を開始した。同ファンド(シリーズ)の実質的な貸付先(海外資金需要者)はSBIホールディングス株式会社から、傘下のSBIインベストメント株式会社などを通じて出資を受けており、販売は、SBIグループからクラウドクレジットへの紹介を出発点として実現した。

クラウドクレジットは「日本の個人投資家と世界の信用市場をつなぐ」をコーポレートミッションとして掲げ、多くの国の資金 需要者と日本の個人投資家を繋ぐ金融サービスを「貸付型クラウドファンディング」の形態で行っている。SBIホールディングスと同社の100%子会社でベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメントは同社が運営する「SBI AI&Blockchainファンド」を通じて、クラウドクレジットに出資している。出資後、SBIグループ各社と事業面での連携を模索。2019年9月、SBI証券の資本業務提携先であるCCCマーケティング株式会社と連携し、クラウドクレジットの商品を購入した人に「Tポイント」を付与するキャンペーンを実施しており、今回が両者による連携強化施策の第3弾となる。

ロシア公共事業セクター金融事業者ファンド」シリーズの貸付先はSF HOLDINGS COMPANY PLC。14年にキプロス共和国で設立された金融持株会社で、傘下の事業運営会社を通じて、ロシア全土で中小企業向け貸付事業を行っている。同社が事業展開するロシアでは、中小企業が公共事業の入札に参加する際、政府や地方自治体に対し、事前に保証金(入札一時金)を預け入れる制度がある。SF 社グループでは特定の公共事業を対象とした電子入札システムへ参加する中小企業に対し、保証金に用途を限定した短期資金を貸し付けるサービスを行っている。

さらに、実際に公共事業の入札を勝ち取った中小企業に対しては、銀行保証を得るために必要な費用や参加する公共事業の完工に必要な運転資金を貸し付けるサービスも提供しており、信用リスクを抑制しながら段階的に貸付金額を引き上げるアプローチで複数の取引機会を内包したサービス体系を構築している。公共事業関連以外でも、不動産担保を設定する中小企業向け融資も行っている。

本件に先がけて7月17日から、 SBIホールディングス傘下のSBIポイント株式会社と連携し、期間中にクラウドクレジットへ新規登録のうえ同社のファンドを購入すると「SBIポイント」を付与するキャンペーンを8月31日まで実施している。SBIポイントはSBIグループの共通ポイントで、商品への交換や現金交換、他サービスへのTポイントやnanacoポイント、マイルなどへの交換ができる。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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