DANベンチャーキャピタル株式会社は12月23日、株式投資型クラウドファンディング(CF)「CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤー・エンジェルス)」で、2021年1月から新手数料体系「逓減(ていげん)手数料率制(レーマン方式)」を導入し、同時にスタートアップの資金調達をサポートする新体制を構築すると発表した。逓減手数料率制(レーマン方式)は、調達総額に応じて手数料率を逓減する仕組み。募集総額のうち3000万円までの部分は22%、3000万円超6000万円までの部分は16.5%、6000万円超の部分は11%(いずれも税込)という計算方法に「通算期間」と「他社通算」を掛け合わせることにより、企業が大規模な資金調達だけでなく、プラットフォームを問わず2回目以降の株式投資型CFでの資金調達にも挑戦しやすくする狙い。
同社が運営するCAMPFIRE Angelsはじめ、株式投資型CFサービスは「募集総額の20%相当額+税」を基準とした手数料体系が業界水準となりつつある。「購入型クラウドファンディングと比較しても募集を開始するまでに要するプラットフォーム側のサポートは大きく、決して高すぎる手数料率ではない」と同社。「しかし、1円でも多くの資金がスタートアップに巡ることが理想的な仕組みであるという思いのもと、より合理性のある、新たな手数料体系」として新たな手数料率の導入を決めた。21年1月に募集終了を迎える案件から適用する。
また、資金調達に挑戦するスタートアップをサポートする体制も新たに再構築し、一件の募集に対して「キャピタリスト」「キュレーター」「マーケター」3名で万全のサポート体制を取る。同社のキャピタリストは金融のプロフェッショナルとして、業界最高水準のディスクロージャー、それを実現する超ハンズオン型の資本政策・事業計画・事業戦略策定サポートを提供する。キュレーターはスタートアップのビジョンやミッション、事業や未来の可能性を投資家向けに伝えるコンテンツディレクション、ライティングサポート、マーケターは募集全体をデジタルマーケティングの観点からデータを用いて、それぞれサポートを行う。
CAMPFIRE Angelsは 非上場会社の資金調達を実現する株式投資型CFプラットフォーム。「万全のサポートと適正な手数料率のもとで資金調達を実施していただけるよう、これからも市場をリードする手数料率・サポート体制の確立に挑んでいく」と意欲を見せている。
【関連サイト】CAMPFIRE Angels
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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