2020.12.28 暗号資産マーケットレポート【天井が見えてこないビットコイン】

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先週末のビットコイン相場は大幅上昇。週末はあまりボラティリティが激しいことは少ないビットコインだが、今週は年末で流動性が低下する中25,000ドルを突破すると、上昇に勢いがつく格好となり、28,000ドル超えを一時達成。

日本円での300万円という大台が視野に入ってきていたが、28,000ドルで大きく売り込まれる動きとなり26,000ドル台前半まで調整する動きとなっている。1,000ドル程度は誤差の範囲のような動きとなっており、ここから年末までは上下に激しい展開が継続しそうな状況。ドミナンスもビットコインが70%を超えてきており、ビットコイン一強状態の様相が強くなってきている。

リップルは自律反発後は上値が重い展開が継続。アメリカの大手暗号資産取引所のBitstanpや、機関投資家が利用している流動性供給者でSBIフィナンシャル傘下となったB2C2、The Blockなどが相次いでリップル売買を禁止するとの声明を出しており、リップルはとても買える状態ではない印象。

押し目を図るのは難しいが、ボリンジャーバンドの中心線が25,500ドル付近にあるためその辺りまでは戻り売りを推奨しつつ、25,500ドルあたりからはゆっくりとロングポジションを積んでいきたい。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12