投資の利益に対する税金が非課税になるつみたてNISAは、少額から毎月積み立てる長期投資を考える方に向いています。ですが、いざ銘柄を選択するとなると、数が多すぎてどれを選べばいいのかよくわからない、ということも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、SBI証券で取り扱っているつみたてNISA対応の銘柄を紹介します。また、つみたてNISAの始め方やSBI証券ならではの特典情報もあわせて紹介しますので、参考にしてください。
※記事中の情報はすべて2020年10月5日時点のものです。最新情報はご自身にてご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
- つみたてNISAの銘柄選びのポイント
1-1.複数の国・資産に分散投資できる銘柄を選ぶこと
1-2.信託報酬が低い銘柄を選ぶこと - SBI証券のつみたてNISAに向いた銘柄は?
2-1.SBI・全世界株式インデックス・ファンド
2-2.One-たわらノーロード バランス(8資産均等型)
2-3.三井住友TAM-世界経済インデックスファンド - SBI証券でつみたてNISAを始める手順
- SBI証券でつみたてNISAを始めると受けられる特典
4-1.つみたてNISAの条件クリアで総額50万円
4-2.年間39万円以上利用で10名に5万円
4-3.NISAからつみたてNISAへの変更でもれなく200円 - まとめ
1.つみたてNISAの銘柄選びのポイント
つみたてNISAの対象銘柄を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。なぜならば、つみたてNISAで最初に選んだ銘柄は、簡単に変更することができないからです。ですので、どのように銘柄を選ぶべきなのかを、あらかじめちゃんと理解しておかなければなりません。 特に、以下の2点については着目したいところです。 それぞれの理由について詳しく解説していきましょう。 つみたてNISAの銘柄選びでは、複数の国の資産に分散投資できる銘柄を選択することが重要です。分散投資とは、投資対象を多様化させることをいいます。こうすることで、資産運用での価格変動リスクを低減することができます。 仮に、1つの金融資産に資金を集中させてしまうと、運用がうまくいかなかった場合の影響が資産全体に及んでしまうことになります。しかし値動きが異なる複数の金融資産に資金を分配しておけば、価格変動のリスクを軽減しながら、利益の発生を期待しやすくなります。 具体的な分散方法には、以下のようなものがあります。 つみたてNISAの場合は、投資信託を積立購入することで時間の分散が実現できます。さらに分散効果を高めるためには、複数の国の様々な金融資産に投資をする方法が有効です。 1つの国や資産にだけ投資をする投資信託を選択した場合、その国の経済や社会などの情勢に大きく依存してしまうことになり、それが投資信託の基準価額にも影響する可能性があります。そのため、複数もしくは多数の国・金融資産に投資するファンドを選択すること、あるいは複数のファンドを組み合わせることが大切です。 つみたてNISAの銘柄選びでは、信託報酬ができるだけ低い銘柄を選ぶことも重要です。つみたてNISAは長期投資が前提となります。そのため、運用コストとなる信託報酬の違いが、将来的に大きな差となるのです。 投資信託には、インデックス運用とアクティブ運用の2種類の運用方法があります。 インデックス運用とは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など目標となる指数(インデックス)と連動した値動きとなるように運用するものです。一方、アクティブ運用とはそれらの指数よりも値上がりするように運用するものをいいます。 それぞれメリット・デメリットがあるため、どちらの運用方法が優れているとは一概にはいえません。しかし、アクティブファンドよりもインデックスファンドの方がコストを抑えられるため、長期投資を前提とした場合には有利になりやすいといえます。 特にインデックスファンドのなかでも、できるだけ信託報酬が低く設定されている銘柄を選択することを心がけましょう。信託報酬はファンドを保有している間ずっと発生し続けるコストであり、その大小が直接的にパフォーマンスに影響するためです。 それでは、SBI証券で取り扱っている、つみたてNISAに適した銘柄を紹介していきたいと思います。今回は、先述したように複数もしくは多数の国の金融資産に投資でき、かつ信託報酬が低く設定されている以下の3つの銘柄を紹介します。 SBI証券でのつみたてNISAの銘柄選びの参考にしてください。 全世界の株式市場の動きを捉えることを目指し、「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)」をベンチマークとして運用されるファンドです。 「米国株式」「米国を除く先進国の株式」「新興国の株式」の3種類の上場投資信託を含む投資信託証券に投資を行うため、実質的に全世界の株式に投資ができるファンドとなっています。 また、信託報酬が年率0.1102%程度と他のファンドと比較しても低く設定されているので、コストを抑えながら運用することが可能です。 9種類からなるマザーファンドへの投資を通じて、実質的に日本・海外の株式や公社債、不動産投資信託に投資ができるファンドです。 1つのインデックスに連動するのではなく、9種類のマザーファンドがそれぞれ目標とするインデックスを持っており、それに連動するように運用される方針となっています。原則的に、各マザーファンドへの投資の配分比率は均等となることを目指しているため、各金融資産にまんべんなく投資することができます。 信託報酬は年率0.154%に設定されているため、インデックス運用される投資信託商品のなかでも比較的コストを抑えられるというのも、同ファンドの特徴といえます。 6種類のマザーファンドへの投資を通じて、国内・先進国・新興国の株式と債券に投資できるファンドです。それぞれの組み入れ比率を地域別のGDP(国内総生産)総額の比率を参考にして決定するため、世界経済全体の発展に合わせて資産を運用することが可能です。 こちらは、紹介した3つのなかで最も信託報酬が高く(年率0.55%)設定されていますが、一方で純資産総額が最も大きいファンドでもあります。純資産総額の高いファンドは途中でクローズすることなく長期的に運用を続けられる可能性が高いといえます。 SBI証券でつみたてNISAを始めるためには、総合口座を開設のうえでNISA口座を開設する必要があります。 NISA口座を開設する方法には、以下の2つがあります。 オンライン開設では、SBI証券の所定のWEBページにアクセスして、申込フォームへの入力と必要書類のアップロードを行います。 一方、郵送開設ではWEB上で口座開設書類を請求し、その書類に必要事項の記入などを行って返送する必要があります。 その後、書類確認が完了すれば仮開設となり、税務署による審査が行なわれ、問題なければ口座開設完了(本開設)となります。口座開設が完了した後は、口座に入金してつみたてNISAを開始することができるようになります。 ただし、NISAを含めた証券口座を開設する際には、マイナンバーの提出が必要になりますので注意しましょう。また、NISA口座は1人1口座のみ開設可能です。他の金融機関でNISA口座をすでに開設している場合、仮開設期間中にNISAで取引を行うと確定申告が必要になりますので、こちらも注意しておきましょう。 最後に、SBI証券でつみたてNISAを始める場合に特典を受けられるキャンペーン(2020年10月時点)も紹介します。現在、SBI証券では「つみたてNISA 総額100万円トリプルキャンペーン」を実施中です。特典内容は以下の通りです。 それぞれ詳しく見ていきましょう。 SBI証券では、つみたてNISAにおいて所定の条件をクリアすることで、抽選で総額50万円が当たるキャンペーンを実施中です。 具体的な条件は以下の通りです。 上記の条件をクリア(3STEP達成)した方のなかから、5名に10,000円、50名に5,000円、200名に1,000円、総額50万円がプレゼントされます。 SBI証券ではNISA枠を39万円以上利用することで、抽選で5万円がプレゼントされるキャンペーンを実施中です。 対象となるのは、2020年10月1日~12月31日の間につみたてNISAの非課税投資枠39万円以上を利用した方です。9月までに発注した場合は対象外となりますので注意しましょう。 対象となる方のなかから抽選10名に5万円が、2021年1月末にプレゼントされます。 SBI証券では、現在つみたてNISAではなくNISAを利用している方にも特典があるキャンペーンを実施しています。 2020年10月31日~12月31日までの間にキャンペーンにエントリーし、NISAからつみたてNISAに勘定変更したすべての方に、もれなく200円がプレゼントされるというものです。こちらも2021年1月末に支払予定です。 他の2つのキャンペーンと違い、こちらは事前にエントリーが必要ですので、注意しましょう。 今回はSBI証券で取り扱われている、つみたてNISAに向いている銘柄を紹介しました。つみたてNISAは長期的に資産を増やしていくための制度のため、投資する国や資産を分散させることでリスクを軽減しながら運用する方法と相性が良いといえます。 SBI証券では、紹介した銘柄以外にもたくさんの銘柄を扱っています。本記事を参考に、自分に合った銘柄を選択してみてください。
1-1.複数の国・資産に分散投資できる銘柄を選ぶこと
1-2.信託報酬が低い銘柄を選ぶこと
2.SBI証券のつみたてNISAに向いた銘柄は?
2-1.SBI・全世界株式インデックス・ファンド
2-2.One-たわらノーロード バランス(8資産均等型)
2-3.三井住友TAM-世界経済インデックスファンド
3.SBI証券でつみたてNISAを始める手順
4.SBI証券でのつみたてNISAを始めると受けられる特典
4-1.つみたてNISAの条件クリアで総額50万円
4-2.年間39万円以上利用で10名に5万円
4-3.NISAからつみたてNISAへの変更でもれなく200円
まとめ
山本 将弘
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