配当・株主優待狙いの銘柄選びのポイントは?探し方や比較方法も

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配当金や株主優待を目的とした投資を行う場合、どのような銘柄を選択すればよいのでしょうか。この記事では、配当金や株主優待を目的とした銘柄選びのポイントや、注意点について解説します。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※2023年4月18日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。

目次

  1. 高配当株とは
  2. 高配当株の探し方
    2-1.配当利回りランキングを参考にする
    2-2.株式スクリーニングツールを利用する
  3. 魅力的な株主優待の選び方
    3-1.株主優待の内容を確認する
    3-2.企業の業績や将来性についても検討する
    3-3.総合的な利回りを考える
    3-4.自分のライフスタイルにあった株主優待を選ぶ
  4. 魅力的な株主優待の見つけ方
    4-1.株主優待ランキングを参考にする
    4-2.株主優待の情報収集
    4-3.スクリーニングする
  5. 高配当と株主優待が魅力的な企業を買うときの注意点
    5-1.配当利回りと株主優待のどちらを重視するか決める
    5-2.買う時期を考える
    5-3.業績や財務状況を確認する
  6. まとめ

1.高配当株とは

高配当株とは、企業が発行する株式のうち、配当利回りが一定水準以上のものを指します。配当利回りは、1年間に支払われる配当金の株価に対する比率で表され、株式投資におけるインカムゲインに注目した指標です。

東証プライム全銘柄の加重平均配当利回りは2.36%ですが(2023年3月時点。参照:日本取引所グループ「株式平均利回り(2023年3月)」)、一般的には配当利回り3%以上のものを「高配当株」と呼んでいます。

高配当株は、株価が下落しても配当が支払われるため、投資家にとって比較的安定した収益源となり得るのです。また、株価が下がると配当利回りが上昇し、割安に購入できるチャンスでもあります。

しかし、高配当株にはリスクもあります。配当が支払われるためには、企業の業績が安定的であることが必要です。業績が悪化すれば、減配や配当の停止、株価の下落などのリスクがあるからです。

したがって、高配当株を選ぶ際には、企業の業績や財務状況、配当政策などを詳細に分析する必要があります。

2.高配当株の探し方

高配当株の探し方について解説します。

2-1.配当利回りランキングを参考にする

配当利回りランキングとは、上場企業の配当利回りをランキング化したものです。一般に、証券会社やヤフーファイナンスなどの金融情報サイトなどで提供されています。ランキングで上位に位置する銘柄は、高配当株として注目されることが多くなっています。

4月18日時点のヤフーファイナンスにおける配当利回り上位10社は、以下の通りです。

順位 名称・コード・市場 取引値 決算年月 1株配当 配当利回り
1 (株)商船三井 3,560 2023/03 560.00 +15.73%
2 日本郵船(株) 3,479 2023/03 510.00 +14.66%
3 川崎汽船(株) 3,395 2023/03 400.00 +11.78%
4 住信SBIネット銀行(株) 1,730 2023/03 198.95 +11.50%
5 三井松島ホールディングス(株) 3,205 2023/03 320.00 +9.98%
6 乾汽船(株) 1798 2,023/03 177.00 +9.84%
7 NSユナイテッド海運(株) 4,485 2023/03 365.00 +8.14%
8 ジャフコ グループ(株) 1,890 2023/03 150.00 +7.94%
9 (株)UEX 1,279 2023/03 100.00 +7.82%
10 石油資源開発(株) 4,420 2023/03 330.00 +7.47%

出典:ヤフーファイナンス

2-2.株式スクリーニングツールを利用する

株式スクリーニングツールは、投資家が一定の条件を満たす銘柄を検索できるツールです。「配当利回り3%以上」という条件を設定することで、高配当株を検索できます。

しかし、スクリーニングだけでは銘柄選びは十分ではありません。スクリーニングで選ばれた銘柄についても、詳細に検討する必要があります。特に、以下の点に注意が必要です。

  1. 配当利回りが高すぎる場合、その企業の経営や財務状況が悪化して株価が大きく下落している可能性があります。
  2. 配当金は年によって変動することがあります。業績によって減配や無配になるリスクもあるので、注意が必要です。
  3. 配当金だけでなく、企業の成長性や財務状況も考慮する必要があります。

3.魅力的な株主優待の選び方

株主優待とは、企業が株主に対して商品や割引券などの形で提供する特典のことです。魅力的な株主優待を選ぶためには、以下のポイントを確認することが大切です。

3-1.株主優待の内容を確認する

株主優待の内容は企業によって異なりますが、商品券や割引券、株主限定イベントへの招待など、さまざまなものがあります。自分にとって魅力的な優待内容かどうか、使い勝手はどうかなどを検討するようにしてください。

3-2.企業の業績や将来性についても検討する

株価の値動きや企業の成長性などを確認し、長期的に株価が上昇しそうな企業を選ぶことが大切です。そして、株主優待が持続可能かどうかにも注目するようにしてください。

3-3.総合的な利回りを考える

株価や配当金と合わせて総合的に利回りを考えることが大切です。高額な優待でも、株価の下落や配当の減額によって損をすることがあります。私は配当金と株主優待の金額換算をあわせた総合利回りで、5%以上を目安に考えています。

3-4.自分のライフスタイルにあった株主優待を選ぶ

株主優待でもらえる商品券やギフト券の中には、現金化できるものもありますが、手数料がかかったり、換金率が低かったりすることがあります。ですから、自分で使えるものやプレゼントできるものを選ぶとお得です。

4.魅力的な株主優待の見つけ方

魅力的な株主優待の見つけ方を紹介します。

4-1.株主優待ランキングを参考にする

株式投資情報サイトや株式投資情報誌が発表する「株主優待ランキング」を参考にすると、人気銘柄とその優待内容を知ることができます。また、過去のランキング結果を確認することで、企業の優待内容が時代とともにどのように変化してきたかを把握できます。

4-2.株主優待の情報収集

株主優待の情報は、企業の公式サイトや有価証券報告書、IR情報などから収集できます。また、投資掲示板やSNSなどで、他の投資家の意見や情報を収集することも可能です。

4-3.スクリーニングする

株主優待だけでなく、株価や配当も考慮して総合的な利回りを算出することが重要です。スクリーニングツールやウェブサイトを利用すると、自分の条件に合う銘柄を絞り込むことができます。

ただ、情報誌などのランキングで1位だからといって、必要のないものを買ってはいけません。本当にもらいたい株主優待なのかどうか、事前に調べてから購入するようにしてください。

5.高配当と株主優待が魅力的な企業を買うときの注意点

自身が魅力を感じる株式を購入するときの注意点について解説します。

5-1.配当利回りと株主優待のどちらを重視するか決める

魅力的な銘柄を選ぶためには、配当利回りと株主優待を比較し、どちらが優れているかを判断する必要があります。投資家は、求めるリターンや投資目的に応じて、どちらを重視するかを判断する必要があるのです。

5-2.買う時期を考える

高配当株や多くの人にとって魅力的な株主優待は、権利確定の直前に値上がりする傾向があります。全体的な株価の傾向はありますが、少なくとも権利確定日の1~2ヵ月前に購入することが望ましいと考えています。

そして、権利確定後は、株価の下落が緩やかであれば売却することもできますし、保有を続けて半年後、1年後に再び優待を受けることも可能です。

5-3.業績や財務状況を確認する

配当+株主優待の利回りに加えて、企業の業績や財務状況も重要です。業績が安定している銘柄は、継続的に配当や株主優待が期待できます。ですから、投資家にとっては信頼度が高い状況をもって投資することができるのです。

そして、安定した収益力と成長性があれば、長期的に配当や優待が継続される可能性も高くなります。

まとめ

配当や株主優待目的の銘柄を選ぶ際には、企業の財務状況や配当利回り、優待内容などをよく分析することが重要です。特に、配当利回りは、業種や企業規模によって異なります。また、優待の内容も企業によって異なるため、優待券や商品券の利用価値を検討することも大切です。

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山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011