SMBC日興証券で人気の投資信託10本は?成績や手数料の比較も【2021年12月】

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SMBC日興証券では店頭やオンラインで様々な金融商品を取引することができます。特に投資情報やアフターサービスが充実しているため、投資初心者でも始めやすく、長期投資に向いた投資信託の購入について詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、SMBC日興証券で取り扱っている投資信託の成績や手数料、特徴などをご紹介します。運用コストの安いファンドを知りたい方、運用成績等を比較検討したい方は参考にしてみてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※本記事は、2021年12月23日時点の情報をもとに執筆されています。最新の情報については、ご自身でもよくお調べの上、ご利用ください。

目次

  1. SMBC日興証券の特徴
  2. SMBC日興証券で人気の投資信託10本
    2-1.eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
    2-2.グローバルAIファンド(予想分配金提示型)
    2-3.SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)
    2-4.日経225ノーロードオープン
    2-5.イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド
    2-6.アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
    2-7.eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
    2-8.iFreeレバレッジNASDAQ100
    2-9.iFree NEXT NASDAQ100インデックス
    2-10.iFree Active EV
  3. SMBC日興証券で投資信託を始める方法・手順
  4. まとめ

1 SMBC日興証券の特徴

SMBC日興証券は100年以上の歴史を持つ総合証券会社です。SMBC日興証券で取り扱う金融商品は、国内株の現物や信用取引、外国株、債券、投資信託、FXなど豊富なほか、充実した投資情報を活用しながら手厚いサポート体制の下で取引できる点が大きな特徴となっています。

また、IPO取引の実績も豊富で、野村證券や大和証券と比較して取扱案件数や主幹事数の多さで存在感の高さを表しています。

SMBC日興証券ではおもに2つの取引コースを用意しています。窓口やコールセンター、インターネットなどで取引できる「総合コース」、インターネット取引が中心になる「ダイレクトコース」から利用者の都合に合う取引コースを選択可能です。

なお、ダイレクトコースは、総合コースに比べて割安な手数料になっている上、投資信託の取引でも信託報酬の安いダイレクトコース限定の銘柄も多くあるため、取引コストの負担を抑えて取引したい方に適してします。

さらに、毎月1,000円から積立で投資信託を購入できる「投信つみたて」のサービスは、投資初心者の方でも少ない投資金額から手軽に取引可能です。

このほか、2022年3月31日までは「投信つみたてプラン」を新規契約の上、対象銘柄を毎月1万円以上買い付けることで、最大3年間分買い付けの購入時手数料(税込1.1%)がキャッシュバックになるキャンペーンも行われているので、未経験者の方でも始めやすくなっています。

2 SMBC日興証券で人気の投資信託10本

SMBC日興証券のダイレクトコースで取引された2021年11月1日~30日までの月間買付金額TOP10にランクインしている投資信託をご紹介します。

なお、以下でご紹介します基準価額等は2021年12月20日時点の情報で、基準価額騰落率(3カ月)は基準価額を2021年9月21日時点の価額と比較した数値です。

2-1 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

運用会社 三菱UFJ国際投信
基準価額 18,285円
純資産総額 8,844.47億円
信託報酬(税込) 0.0968%以内
購入時手数料(税込) 無料
累積リターン(1年) +41.78%
基準価額騰落率(3カ月) +10.25%
取引できるコース ダイレクトコース限定

米国の代表的な株価指数S&P500に採用されている米国株式を中心に投資し、指数に連動した運用成果を目指すファンドです。信託報酬の安さで定評のある三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズの一つとして購入上位となっています。

信託報酬は0.1%を下回る低水準で、購入時手数料も無料(ノーロード)なので、コストを抑えた運用が可能な商品となっています。

また、S&P500の好調な値動きを受けて、過去1年間の分配金込みの基準価額騰落率を表す累積リターンは41.78%となっています。3カ月の基準価額騰落率も+10.25%とプラス圏での推移となっており、順調な運用成果を上げているファンドです。

2-2 グローバルAIファンド(予想分配金提示型)

運用会社 三井住友DSアセットマネジメント
基準価額 12,219円
純資産総額 2,971.89億円
信託報酬(税込) 1.925%
購入時手数料(税込) 申込金額の最大3.3%
累積リターン(1年) +28.82%
基準価額騰落率(3カ月) -9.76%
取引できるコース 総合コース、ダイレクトコース

世界中の上場株式(不動産投資信託も含む)の中からAI(人工知能)の進化や応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行うファンドです。

信託報酬は1.925%と高めの水準ですが、1年の累積リターンは+28.82%をマークしており、AIへの関心の高さを背景に順調な運用成果を上げています。

ただし、2021年に入ってからは基準価額が緩やかな下降線をたどっているため、今後も基準価額の推移などに気を付けながら投資判断を行いたい銘柄となっています。また、投資信託の購入時には1億円未満の場合、税込3.3%の購入時手数料がかかる点にも注意が必要です。

2-3 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)

運用会社 SBIアセットマネジメント
基準価額 16,765円
純資産総額 4,268.98億円
信託報酬(税込) 0.0938%程度
購入時手数料(税込) 無料
累積リターン(1年) +41.40%
基準価額騰落率(3カ月) +10.15%
取引できるコース ダイレクトコースのみ

米国の代表的な株価指数S&P500に連動するETF(上場投資信託)に投資するファンドで、S&P500指数に連動した投資成果を目指して運用されています。

1年の累積リターンは+41.40%と高い運用成果を上げており、3カ月基準価額騰落率も+10.15%と堅調な値動きを示しているファンドです。信託報酬も0.0938%程度と低い水準のため、取引コストを抑えながら高い運用成果を得られる商品として購入上位となっています。

なお、購入時手数料は無料ですが、ファンドの取り扱いはダイレクトコースのみとなっています。

2-4 日経225ノーロードオープン

運用会社 アセットマネジメントOne
基準価額 19,951円
純資産総額 1,972.83億円
信託報酬(税込) 0.55%
購入時手数料(税込) 無料
累積リターン(1年) +5.59%
基準価額騰落率(3カ月) -5.97%
取引できるコース 総合コース、ダイレクトコース

日経平均株価(日経225)に採用されている国内株式を中心に投資しているファンドです。原則、日経225に採用されている銘柄の中から200銘柄以上に等株数投資を行い、日経225に連動する投資成果を目指して運用されています。

信託報酬0.55%、購入時手数料無料のため、コストを抑えながら運用できるのが特徴です。1年の累積リターンは+5.59%と一定の運用成果を上げていますが、3カ月の基準価額騰落率は-5.97%とやや下落傾向にあります。

2-5 イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド

運用会社 三井住友DSアセットマネジメント
基準価額 10,874円
純資産総額 1,984.78億円
信託報酬(税込) 1.925%
購入時手数料(税込) 申込金額の最大3.3%
累積リターン(6カ月) +11.99%
基準価額騰落率(3カ月) +5.52%
取引できるコース 総合コース、ダイレクトコース

世界中の上場株式の中から脱炭素社会実現に向けた取り組みや技術革新などに貢献する企業の株式などに投資して運用成果を目指すファンドです。

環境や社会、企業統治などに配慮している企業へ重点的に投資するESG投資が増えていることもあり、2021年3月30日の設定以降、ファンドの純資産総額も順調に増加しています。6カ月の累積リターンは+11.99%、3カ月の基準価額騰落率は+5.52%と順調な滑り出しです。

一方、信託報酬は1.925%と高めで、1億円未満の購入時には手数料が税込3.3%かかるなどコスト負担の重さも気になります。

2-6 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型

運用会社 アライアンス・バーンスタイン
基準価額 12,043円
純資産総額 1兆6,002.51億円
信託報酬(税込) 1.727%
購入時手数料(税込) 申込金額の最大3.3%
累積リターン(1年) +41.73%
基準価額騰落率(3カ月) +0.56%
取引できるコース 総合コース、ダイレクトコース

純資産総額が最大規模のファンドで、2014年の設定以来多くの投資家が購入している投資信託です。主に成長の可能性が高いと判断される米国株式に投資を行い、S&P500を指標とした運用成果を目指しています。

また、1年の累積リターンは+41.73%と高いパフォーマンスを示しており、3ヵ月の基準価額もわずかですが上昇しています。

一方、信託報酬は1.727%と高めで、購入時には最大税込3.3%の手数料がかかる点に注意も必要です。

2-7 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

運用会社 三菱UFJ国際投信
基準価額 16,247円
純資産総額 3,742.48億円
信託報酬(税込) 0.1144%以内
購入時手数料(税込) 無料
累積リターン(1年) +31.65%
基準価額騰落率(3カ月) +6.34%
取引できるコース ダイレクトコースのみ

三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズの一つで、おもに日本を含む先進国と新興国の株式などに投資するファンドです。

ダイレクトコースのみ取引可能なものの、信託報酬は約0.11%と低く、購入時手数料も無料なため、コストを抑えた資産運用が可能です。

1年間のトータルリターンは31.65%、3カ月の基準価額騰落率は+6.34%となっており、運用成績も堅調に推移しています。

2-8 iFreeレバレッジNASDAQ100

運用会社 大和アセットマネジメント
基準価額 38,983円
純資産総額 1,808.94億円
信託報酬(税込) 0.99%
購入時手数料(税込) 申込金額の最大2.2%
累積リターン(1年) +71.41%
基準価額騰落率(3カ月) +9.51%
取引できるコース ダイレクトコースのみ

NASDAQ100指数の2倍程度に連動した投資成果を目指して米国の株価指数先物取引や米国および国内の債券に投資するファンドです。レバレッジを効かせて高いリターンを目指すため、投資信託の中ではハイリスク・ハイリターンな銘柄となっています。

信託報酬は0.99%とあまり高くない水準ですが、3,000万円未満の場合、最大2.2%の購入時手数料が必要となる点に留意しておきましょう。

一方、1年の累積リターンは71.41%とハイパフォーマンスを示しているので、今後の値動きにも注目したいファンドの1つです。

2-9 iFree NEXT NASDAQ100インデックス

運用会社 大和アセットマネジメント
基準価額 21,249円
純資産総額 461.10億円
信託報酬(税込) 0.495%
購入時手数料(税込) 無料
累積リターン(1年) +46.60%
基準価額騰落率(3カ月) +9.15%
取引できるコース ダイレクトコースのみ

おもに米国株式などに投資してNASDAQ100指数に連動した投資成果を目指すファンドです。ダイレクトコースのみでの取引となりますが、信託報酬は0.495%に抑えられており、購入時手数料も無料となっています。

また、1年の累積リターンと3カ月の基準価額騰落率も順調です。

2-10 iFree Active EV

運用会社 大和アセットマネジメント
基準価額 17,982円
純資産総額 73.62億円
信託報酬(税込) 1.221%
購入時手数料(税込) 無料
累積リターン(1年) +66.75%
基準価額騰落率(3カ月) +14.79%
取引できるコース ダイレクトコースのみ

日本を含む世界のEV(電気自動車)関連株式に投資することで運用成果を目指すファンドです。信託報酬は1.221%とやや高めですが、1年の累積リターン+66.75%、3カ月の基準価額騰落率+14.79%と好調です。

純資産総額は73.62億円なので大きくありませんが、ESG投資の観点から今後買付金額が増える可能性もあるファンドの一つです。なお、ダイレクトコースのみ取引可能で、購入時手数料は無料となっています。

3 SMBC日興証券で投資信託を始める方法・手順

SMBC日興証券で投資信託を始めるためには証券総合口座の開設が必要です。手続きは、口座開設ページから進めることができ、ダイレクトコースはネット申込で最短即日開設可能な一方、総合コースは郵送や支店での口座開設となるためやや時間を要します。

ダイレクトコースの場合、スマホの簡単顔認証を利用すると、個人情報の入力や本人確認などの手続きが終われば、「口座開設専用マイページ」で口座番号の確認とパスワードの設定をするだけで取引可能になります。

証券口座に入金後、購入したい投資信託の銘柄を選び、目論見書や運用報告書を確認した上で、購入の注文を行います。そして、買付注文が約定し、投資信託の受け渡しが完了すれば運用開始となります。

まとめ

SMBC日興証券の「総合コース」では、信託報酬の安い一部の銘柄などを取引できないこともあるため、コストを抑えて投資信託を取引したい方には「ダイレクトコース」が適しています。

また、投資信託を選ぶ際は、「国内株式型」「外国投信」「毎月分配型」などのテーマや買付ランキング、ファンド検索などを利用すると条件に合った銘柄を探しやすくなるので、活用してみてください。

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HEDGE GUIDE 編集部 投資信託チーム

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