利回り不動産の評判・口コミは?メリット・デメリットや注意点も

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不動産投資を始めたい方や資産運用を検討する方に向けて、さまざまな不動産投資型クラウドファンディングサービスが提供されています。

株式会社ワイズホールディングスが運営する「利回り不動産」は、不動産投資型クラウドファンディングの中でも比較的新しいサービス1つです。

今回は、「利回り不動産」の評判・口コミとともに、利用するメリットやデメリットについて紹介します。サービス内容や投資物件が気になる方は、参考にしてください。

目次

  1. 利回り不動産とは
  2. 利回り不動産の特徴やメリット
    2-1.優先劣後出資を採用している
    2-2.マスターリース契約による空室保証がある
    2-3.ワイズコインを使った投資ができる
    2-4.1口1万円からの投資が可能
    2-5.予定利回りは6.5%~7.0%
    2-6.すべての案件で6ヶ月の運用期間(2021年6月時点)
  3. 利回り不動産のデメリット・リスク
    3-1.元本割れのリスクがある
    3-2.利益が発生した実績がまだない(2021年6月時点)
    3-3.ワイズコインの利用は利回り不動産に限られる(2021年6月時点)
    3-4.北海道札幌市の物件に限定されている(2021年6月時点)
  4. 利回り不動産の評判・概要
  5. 利回り不動産での投資の始め方
    5-1.会員登録
    5-2.ファンドへの応募
    5-3.契約・入金
    5-4.運用・分配
  6. まとめ

1.利回り不動産とは

利回り不動産利回り不動産は、株式会社ワイズホールディングスが提供する不動産クラウドファンディングサービスです。

1口1万円の少額から不動産投資が可能で、これまでに5つのファンドを運営・募集しており、不動産クラウドファンディングを活用した次世代の投資スタイルを提案しています。

運営会社である株式会社ワイズホールディングスは東京に本店、大阪と沖縄に支店を構え、不動産開発・不動産仲介・不動産賃貸など行っており、これまでにホテルや商業施設などをメインに、比較的大規模な不動産開発を手掛けてきた実績があります。

運営会社 株式会社ワイズホールディングス
本社所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 城山トラストタワー33階
設立 平成26年8月
資本金 1億円
代表 和泉 隆弘/萩 公男
事業内容 ・不動産開発事業
・不動産特定共同事業不動産仲介事業
・不動産賃貸事業

2.利回り不動産の特徴やメリット

利回り不動産の特徴やメリットは下記の通りです。

2-1.優先劣後出資を採用している

利回り不動産では優先劣後出資方式を採用しています。優先劣後方式とは、投資家から集めた資金を「優先出資分」、利回り不動産が出資した資金を「劣後出資分」として別々に管理してすることをいいます。

仮に運用後の損失が発生した場合には、劣後出資分から損失計上が行われ、投資家が出資した資金が守られる仕組みとなっています。

利回り不動産が運用・募集しているファンドでは、10%の劣後出資が行われているため、各募集金額の10%の損失までは、利回り不動産が負担してくれます。ただし、10%を超える損失が発生した場合には投資家の負担となる点に注意しておきましょう。

2-2.マスターリース契約による空室保証がある

利回り不動産では、運営会社が投資物件を一括して借り上げるマスターリース契約を締結しており、空室・満室に関わらず、一定額の賃料が支払われます。

2-3.ワイズコインを使った投資ができる

利回り不動産では、ワイズコイン(WISE COIN)を使った投資が可能です。

ワイズコインとは、クラウドファンディングに投資できるコインサービスのことで、こちらも株式会社ワイズホールディングスが運営しています。

利回り不動産での口座開設や物件への投資額などに応じてコインが貯まる仕組みとなっており、1コイン1円相当で利用可能です。貯まったポイントはクラウドファンディングへの投資に充てることができます。

2-4.1口1万円からの投資が可能

不動産クラウドファンディングでは、現物の不動産投資よりも少額で投資ができるという特徴があります。

ただし、最低投資金額はサービスによって異なり、1口数万円から10万円程度必要になるケースもあります。

利回り不動産では、1口1万円から投資ができるため、これから投資を始めたいという方でも利用しやすくなっています。

2-5.予定利回りは6.5%~7.0%

利回り不動産にて運用・募集されているファンドの予定利回り(年換算)は6.5%~7.0%に設定されています。

予定利回りが3.0%~5.0%程度に設定されている不動産クラウドファンディングも多く、利回り不動産のファンドは比較的に高い利回りで投資物件を提供しているといえます。

2-6.すべての案件で6ヶ月の運用期間(2021年6月時点)

利回り不動産が運用・募集しているすべてのファンドで、6ヶ月間の運用期間が設定されています。

多くの不動産クラウドファンディングサービスでは、運用が終了するまでお金を動かせないようになっており、この点は資金流動性の面でデメリットとなります。

利回り不動産では運用期間が比較的に短く設定されているため、投資に対するハードルが低くなっているといえるでしょう。

3.利回り不動産のデメリット

一方で、利回り不動産には下記のデメリットがあります。こちらもそれぞれ詳しく見て行きましょう。

3-1.元本割れのリスクがある

利回り不動産を始めとした不動産クラウドファンディングサービスでは、元本が保証されません。出資法という法律により出資元本の保証が禁じられているためです。

場合によっては元本を毀損する可能性があるということを理解しておきましょう。

3-2.運用実績がまだない(2021年6月時点)

利回り不動産は2021年からサービス提供を開始した新しい不動産クラウドファンディングです。

第1号ファンドの契約期間は2021年5月1日から2021年11月30日となっており、運用は開始されているものの、運用を完了した実績はまだありません。過去の実績を見て判断したい方にとって、デメリットと言えるでしょう。

3-3.ワイズコインの利用は利回り不動産に限られる(2021年6月時点)

ワイズコインはクラウドファンディングに投資できるコインサービスです。出資の際に自動的に現金化して投資金額に充てられるほか、保有するワイズコインの有効期限がないため利用に対する自由度が高いなど特徴があります。

しかし、2021年6月時点でワイズコインを利用できるクラウドファンディングは利回り不動産のみとなっており、他社のポイントサービスへの交換などはできなくなっています。

ワイズコインを利用できるサービスの範囲については、今後期待したいポイントと言えるでしょう。

3-4.北海道札幌市の物件に限定されている(2021年6月時点)

2021年6月時点、利回り不動産で運用・募集されている5つのファンドはすべて「北海道札幌市」の物件となっています。土地勘がない場合は、投資物件周辺がどのような環境なのかを判断しづらく、投資判断に影響する可能性があります。

また現物資産である不動産は、一か所に投資対象を集めてしまうと災害リスクや賃貸ニーズ減少の影響を大きく受けることになります。投資対象を分散させたい場合には、他のクラウドファンデイングと並行して利用するなどの工夫が必要です。

4.利回り不動産の評判・口コミ

利回り不動産に対する評判・口コミの一部を紹介します。

  • 利回り不動産の口座開設完了
  • 投資家が少なく投資しやすいかも
  • 募集開始時間から10分かからず完売していた
  • 出資額に応じたポイントがいつ付与されるか分からない

サービス提供開始からまだ間もないこともあり、利回り不動産に関する評判や口コミはそれほど多くありませんでした。そのなかでも、不動産投資に関心のあるユーザーからは利回り不動産の口座開設を完了したという声があり、サービス内容への期待がうかがえます。

また、参加する投資家が少なく投資しやすいと感じる声や、募集開始から10分足らずで完売していたという声もありました。

一方で、ワイズコインがいつどれだけ付与されるのかわからないといった、不安の声も見られました。

5.利回り不動産での投資の始め方

利回り不動産を利用して不動産投資を行う場合の手順は以下の通りです。

  1. 会員登録
  2. ファンドへの応募
  3. 契約・入金
  4. 運用
  5. 分配

5-1.会員登録

最初に、利回り不動産のウェブサイトで会員登録を行います。氏名や住所などの情報の入力と、免許証などの本人確認書類の提出を行い、利回り不動産側で本人確認審査が行われます。

なお、利回り不動産のメルマガに登録すると、新規公開の物件情報のお知らせやキャンペーン情報のお知らせが届きます。他の投資型クラウドファンディングでの傾向を見ても、想定利回りが高いような人気案件は募集枠がすぐに埋まってしまうことが少なくないため、余裕を持って投資判断をしたい方や、キャンペーン情報を見逃したくないという方はメルマガ登録を検討してみると良いでしょう。

ウェブ上で審査が完了すれば手続き完了のメールが送付されるので、その内容に従って手続きを行います。本人確認が完了しなかった場合は初回ログインに必要な認証コードを記載した本人確認ハガキが送付されます。

認証コードを入力することで、利回り不動産への会員登録が完了し、サービスを利用できるようになります。

5-2.ファンドへの応募

ウェブサイトに掲載されているファンド一覧から、ファンドへの応募を行います。

事前に契約成立前書面を確認し、投資したいファンドを選択します。本人確認が完了していない場合はプロフィール情報変更の申請をしている場合は、ファンドへの応募ができないため注意しましょう。

5-3.契約・入金

ファンドへの応募が完了すると、登録したメールアドレスにファンドが成立した通知が行われ、「契約成立時書面」を確認することで契約締結となります。契約締結後は指定口座に必要金額の振込を行います。

5-4.運用・分配

入金した後は利回り不動産が対象物件の運用を行います。ファンドの進捗状況などは、随時メールで通知されるのでこまめに確認しましょう。

運用後は6ヶ月ごとに口座へ分配金が振り込まれます。また、運用終了時には翌月までに分配金と出資金が口座に振り込まれます。なお分配金には20.42%の源泉徴収がされます。

所得税より源泉徴収額が多い場合、確定申告することにより還付金を受けることができます。還付金の申告は、確定申告の義務がない場合でも可能です。

まとめ

今回は利回り不動産の評判や口コミ、メリット、デメリットについて紹介しました。

利回り不動産は1口1万円からの少額投資が可能な不動産クラウドファンディングで、優先劣後出資や満室保障、ワイズコインを使って投資ができるなどの特徴があります。

予定利回りは比較的高いものの、新しいサービスであるがゆえに分配の実績がまだなく、利用については慎重に判断するべきでしょう。

不動産投資を始めたい、資産運用に取り組みたいと考えている方は、本記事を参考に利回り不動産の利用を検討してみてください。

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山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。