楽天証券で利用可能なクレジットカードは?特典や還元率など

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楽天証券では、投資信託の積立をクレジットカードで行えるクレカ積立サービスを提供しています。楽天カードで投資信託の自動積立が可能で、積立額に応じた楽天ポイントをもらえます。

そこでこの記事では、楽天証券で利用可能なクレジットカードやクレカ積立の特徴について詳しくご紹介します。楽天証券のクレカ積立に関心を持っている方やクレジットカードで投資信託の自動積立を始めてみたい方は、参考にしてみてください。

※この記事は2024年7月12日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 楽天証券のクレカ積立
    1-1.楽天カードで投資信託の積立が可能なサービス
    1-2.楽天ポイントが付与される
    1-3.クレカ積立の設定方法
  2. 楽天証券のクレカ積立に使える楽天カード3選
    2-1.楽天カード(普通)
    2-2.楽天ゴールドカード
    2-3.楽天プレミアムカード
  3. まとめ

1.楽天証券のクレカ積立

楽天証券では、クレジットカードで投資信託を積立購入できるサービスを2018年10月27日に始めました。まずは、楽天証券のクレカ積立の特徴や利用方法について確認していきましょう。

1-1.楽天カードで投資信託の積立が可能なサービス

楽天証券のクレカ積立は、投資信託の積立購入をクレジットカードで行えるサービスです。あらかじめ毎月の積立金額とカード情報を設定しておくと、クレジットカードに登録した口座から毎月引き落とされます。

楽天証券のクレカ積立では、毎月12日までにファンドの積立購入を行うと、翌月の1日もしくは8日に買付が行われます。

2021年6月20日以降に初めてクレカ積立を利用する場合は、毎月8日が買付日になります。2021年6月19日以前にクレカ積立を利用している場合の買付日は、毎月1日へ変わります。

カードの引き落とし日に関しては、クレカ積立の利用開始時期にかかわらず毎月27日です。

クレカ積立に対応しているカードは、楽天カードや楽天の提携カードです。一方、楽天カードの家族カードや楽天以外のカードには対応していませんので、混同しないよう注意が必要です。

特定口座や一般口座、NISA口座は、いずれもクレカ積立に対応しています。以下に各口座の特徴を紹介します。

特定口座 年間の損益計算や年間取引報告書の作成を証券会社が代行
一般口座 投資家が各取引の損益計算などを行う
NISA:つみたて投資枠 非課税投資枠は年間120万円
NISA:成長投資枠 非課税投資枠は年間240万円

未成年口座、ジュニアNISA、法人口座、iDeCoは、クレカ積立の対象外です。

クレカ積立の対応銘柄は、積立購入に対応しているファンドとNISA(つみたて投資枠)の取扱銘柄です。積立購入やNISA取扱銘柄は、楽天証券の投信スーパーサーチという検索ツールで確認できるようになっています。

投信スーパーサーチは、楽天証券の商品メニューから選択することが可能です。

1-2.楽天ポイントが付与される

楽天証券のクレカ積立は、積立金額に応じて楽天ポイントが100円につき最大1ポイント付与されます(通常ポイント)。楽天ポイントの付与日は、翌月15日前後です。

1ヶ月の積立金額は、100円~100,000円の範囲で設定することが可能です。100,000円の積立購入を行った場合、楽天ポイントは最大1000ポイント貯まります。さらにクレカ積立やその他カード利用で貯まった楽天ポイントは、クレカ積立に利用できます(通常ポイントのみ)。たとえば、5,000円の積立へ500ポイントを活用する時は、4,500円+500ポイントという積立金額になります。

クレカ積立に利用できる通常ポイントは、店舗やネットショップでカード利用した場合などに獲得できる楽天ポイントです。クレカ積立で貯まる楽天ポイントは、通常ポイントです。有効期限は1年間ですが、期間内に1回でもポイントを新たに獲得すると延長されます。

また、クレカ積立には非対応の期間限定ポイントもあります。楽天市場のSPUなど特典で獲得したポイントを指します。有効期限は、各期間限定ポイントによって異なるものの1ヶ月程度です。

1-3.クレカ積立の設定方法

楽天証券のクレカ積立を利用するためには、まず楽天証券の総合口座を開設します。大まかな手順は以下の通りです。

  1. 楽天証券のページで口座開設ボタンを押す
  2. メールアドレスやパスワードの登録
  3. 本人確認書類の提出
  4. 本人情報の入力、審査開始
  5. 審査通過後、ログインIDの受け取り
  6. マイナンバーやその他個人情報の設定や提出
  7. 取引開始

楽天証券の口座開設後は、楽天カードの申込手続きへ進みます。楽天カードの手続きは、以下の流れで行います。

  1. 楽天カードサイトへアクセス
  2. 個人情報の入力や国際ブランドの選択などを行う
  3. 本人確認書類の提出
  4. 審査通過後、郵送でカードの受け取り

楽天カードの発行後は、再度楽天証券へログインし投資信託スーパーサーチから購入したい銘柄を選択します。さらに銘柄の購入画面では、積立注文を選択します。あとは、引き落とし方法から楽天カード決済を選択し、カード情報や積立金額などの入力を行うと積立の設定が完了します。

2.楽天証券のクレカ積立に使える楽天カード3選

楽天証券のクレカ積立では、楽天ポイントを活用して積立購入することが可能です。楽天ポイントを投資信託に活用したい場合は、効率的にポイントを貯めることも大切です。

続いては、クレカ積立に利用できる主な楽天カードを3枚紹介します。

2-1.楽天カード(普通)

楽天カード(普通)は、年会費永年無料のカードです。店舗やネットショップでのカード利用では、100円につき楽天ポイントが最大1ポイント貯まります。さらに特典を活用することで、ポイント還元率を2%や3%へアップできます。

以下に楽天ポイントを含むその他特典を紹介します。

新規入会特典 新規入会で2,000ポイント付与、1回以上カード利用で3,000ポイント付与
ポイント還元率アップ特典 楽天市場でカード利用するとポイント還元率3%
楽天トラベルでカード利用するとポイント還元率2%にアップ
楽天カードの優待加盟店でカードを利用するとポイント還元率1.5%~
海外レンタカー割引特典 ハーツレンタカーの予約料金から15%割引
携帯、Wi-Fiルーター割引特典 レンタル料金の総額から20%割引
手荷物宅配優待特典 空港から自宅など指定場所までの手荷物宅配サービスを1個あたり200円or300円割引
1個あたり往復、出発300円割引
1個あたり入国200円割引
楽天カード会員専用ラウンジ特典 ワイキキ中心部のT ギャラリア ハワイ by DFS 2階、アラモアナセンター エヴァウィング 3階にある会員専用ラウンジを利用できる

楽天市場でカード利用した場合は、100円につき3ポイント貯まります。ただし、期間限定ポイントが含まれるため、一部ポイントのみクレカ積立へ利用できます。また楽天トラベルのポイント特典にも、期間限定ポイントが含まれています。クレカ積立のために楽天ポイントを貯める場合は、期間限定ポイントの有無を確認するのが大切です。

その他特典は、手荷物宅配サービスや海外レンタカーサービスの割引、ハワイの会員専用ラウンジなど、海外旅行好きの方にメリットのある内容です。

他にも海外旅行傷害保険が付帯されていて、旅行前に航空券やツアー代金をカード決済しておくと各補償を受けられます。補償項目は、傷害死亡や後遺障害、疾病や傷害の治療費用、救援者費用、賠償責任、携行品損害です。

2-2.楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカードは、年会費2,200円(税込)のカードで、空港ラウンジやトラベルデスクなどの旅行や空港特典も受けられます。国内旅行の際に空港ラウンジでくつろぎたい方、海外旅行に年に1~2回程度行く方などには、利用メリットのある特典付きのカードです。

以下に楽天ポイントを含むその他特典を紹介します。

新規入会特典 新規入会で4,000ポイント付与、1回以上のカード利用で3,000ポイント付与
ポイント還元率アップ特典 楽天市場でカード利用するとポイント還元率3%
楽天トラベルでカード利用するとポイント還元率2%にアップ
楽天カードの優待加盟店でカードを利用するとポイント還元率1.5%~
誕生月に楽天市場や楽天ブックスでカード利用するポイント還元率1%分の通常ポイント付与
国内空港ラウンジ特典 国内主要空港や一部海外空港のカード会社提携ラウンジを年間2回まで利用可能
トラベルデスク 旅行時のトラブルサポート、都市情報や観光施設などの案内、レストランの予約手配(ニューヨークなど38拠点)
楽天カード会員専用ラウンジ特典 ワイキキ中心部のT ギャラリア ハワイ by DFS 2階、アラモアナセンター エヴァウィング 3階にある会員専用ラウンジを利用できる

新規入会特典で得られる通常ポイントは、7,000ポイント中2,000ポイントです。残りの楽天ポイントは期間限定ポイントなので、クレカ積立には利用できません。

楽天市場や楽天トラベルのポイント特典は、楽天カード(普通)と同じく期間限定ポイントと通常ポイントが含まれています。誕生月サービスでもらえる楽天ポイントは、通常ポイントです。

トラベルデスクは、旅行中に専用デスクへ連絡すると、施設情報の案内やレストランやその他サービスの予約手配を行ってもらえるサービスです。旅行傷害保険は、楽天カード(普通)と同じく海外旅行傷害保険が付帯されています。

クレカ積立だけでなく旅行、空港特典も重視している方には、利用しやすいクレジットカードです。

2-3.楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)のカードで、プライオリティ・パス特典やポイント特典、優待サービスなどが追加されています。カード利用時には、楽天ポイントが貯まります。ポイント特典では通常ポイントも獲得できるので、楽天証券のクレカ積立にも利用しやすいサービス内容です。

以下に楽天ポイントを含むその他特典を紹介します。

新規入会特典 新規入会で2,000ポイント付与、1回以上のカード利用で3,000ポイント付与
ポイント還元率アップ特典、選べるコース 楽天市場でカード利用するとポイント還元率3%にアップ
楽天市場コースの選択でポイント還元率6%にアップ
トラベルコースの選択でポイント還元率3%にアップ
Rakuten TV、楽天ブックスをカードで利用するとポイント還元率1%分の楽天ポイント付与
誕生月に楽天市場や楽天ブックスでカード利用するポイント還元率1%分の通常ポイント追加
空港ラウンジ特典 国内主要空港や一部海外空港のカード会社提携ラウンジを無料で利用可能
プライオリティ・パス会員カードを無料で発行可能
トラベルデスク 旅行時のトラブルサポート、都市情報や観光施設などの案内、レストランの予約手配(ニューヨークなど38拠点)

楽天グループ以外のサービスやネットショップなどでカード利用した場合は、100円につき最大1ポイント貯まります。一方、楽天市場でカードを利用した場合は、100円につき3ポイント貯まります。ポイントの内訳は、通常の楽天ポイント2ポイント、期間限定ポイント3ポイントです。

楽天プレミアムカードの選べるコースは、3種類のコースから1つを選び、各コースの条件に沿ってカードを利用するとボーナスポイントを獲得できる優待サービスです。

楽天市場コースでは、毎週火、木曜日のプレミアムデーに楽天市場でカード利用すると、100円につき通常ポイント2ポイント、期間限定ポイント2ポイント貯められます。また、トラベルコースは、楽天トラベルのカード利用で通常ポイント2ポイント、期間限定ポイント1ポイントを貯められる特典です。

エンタメコースでは、Rakuten TVと楽天ブックスのカード利用で、ポイント還元率1%分の通常ポイントを貯められます。各通常ポイントは、獲得上限数10,000ポイントです。

プライオリティ・パス特典は、会員カードの無料発行により、世界1,300ヶ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるサービスを受けられます。海外旅行好きの方にメリットの多いサービスです。

旅行傷害保険は、楽天カード(普通)や楽天ゴールドカードと異なり、国内旅行傷害保険も付帯されています。さらに動産総合保険も付帯されているので、カードで購入した商品を原因とする損失を補償してもらえます。

まとめ

楽天証券のクレカ積立は、楽天カードや楽天の提携カードに対応しています。また、積立金額100円につき最大1ポイントの楽天ポイントが貯められるほか、通常ポイントを積立に用いることも可能です。

楽天証券で投資信託を始める方やクレカ積立に関心を持っている方などは、今回紹介した楽天証券の積立サービスや楽天カードも参考に検討を進めてみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。