ネット証券8社の株取引アプリの評判は?特徴や機能の比較も

株取引を行うためにネット証券を選ぶのであれば、株取引アプリを基準に選んでみるのも一つです。各ネット証券では、スピーディーな取引注文や使いやすいインターフェース、豊富な投資情報など、それぞれ特徴のある株取引アプリをリリースしています。そこで今回は、主要ネット証券の株取引アプリについて紹介したいと思います。

目次

  1. ネット証券の株取引アプリとは
    1-1.アプリの性能の注目ポイントとは?
  2. 主要ネット証券の株取引アプリを紹介
    2-1.SBI証券「株アプリ」
    2-2.楽天証券「iSpeed」
    2-3.マネックス証券「マネックス証券アプリ」
    2-4.DMM株「株取引アプリ」
    2-5.松井証券「株touch」
    2-6.岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダーWEB2」
    2-7.auカブコム証券「kabuSTATION」
    2-8.GMOクリック証券「iClick株」「株roid」
  3. まとめ

1.ネット証券の株取引アプリとは

ネット証券がリリースしている株取引アプリとは、モバイル通信やインターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでも簡単に株式売買などの取引を行えるアプリのことをいいます。

各アプリでは株式銘柄の検索やチャートの表示、その他ランキングなどさまざまな情報を表示可能になっているので、スムーズに取引が可能です。近年では、スマートフォンとともにアプリの性能も大きくアップしており、パソコン用の取引ツールと比較しても遜色ないようなものになっています。また、スマートフォンで直感的に操作できるようになっているのも特徴といえます。

1-1.アプリの性能の注目ポイントとは?

各ネット証券の株取引アプリによってその特徴は異なり、機能性やインターフェースの関係から、メイン口座の会社ではない他社のアプリを使っているという方もいます。

株取引アプリで利用できる機能としては、以下のようなものがあります。

  • 株式取引機能
  • 注文機能
  • 入出金機能
  • 個別銘柄情報閲覧
  • 株価チャート閲覧
  • ニュース・マーケット情報閲覧
  • 銘柄登録機能
  • ランキング閲覧機能
  • カスタマイズ機能 など

これらの機能のうち、ネット証券での取引では、「株式取引機能」「注文機能」「入出金機能」が特に重要といえます。それぞれの機能におけるチェックポイントとしては、以下のポイントを確認しておくのが大切です。

  • 株式取引機能:現物株式や信用取引など、どんな取引に対応しているのか
  • 注文機能:成行注文以外に特殊注文や板注文は可能か
  • 入出金機能:アプリから直接入出金操作ができるかどうか

あとは、自分の取引スタイルに合っているものや、インターフェースが使いやすいものなど、自分好みのアプリを選べばいいでしょう。

2.主要ネット証券の株取引アプリを紹介

それでは、主要ネット証券の株取引アプリの特徴について紹介していきます。今回紹介する株取引アプリは以下の通りです。

  • SBI証券「株アプリ」
  • 楽天証券「iSpeed」
  • 松井証券「株touch」
  • 岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダーWEB2」
  • auカブコム証券「kabuSTATION」
  • マネックス証券「マネックス証券アプリ」
  • DMM株「株取引アプリ」
  • GMOクリック証券「iClick株」「株roid」

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

2-1.SBI証券「株アプリ」

SBI証券SBI証券が提供している「株アプリ」は、基本的な機能を幅広く搭載している株取引アプリとなっています。また、パソコン用の取引ツール「HYPER SBI」での1クリックでの注文機能をそのまま踏襲しているなど、使いやすさにこだわっています。

アプリ画面ではタブ分けが明確でわかりやすく、自分が必要とする情報に素早くアクセスすることができ、スワイプなどスマホ特有の動きにも対応しています。銘柄検索などの画面構成も見やすいので、株式取引初心者の方でも利用しやすいアプリとなっています。

SBI証券「株アプリ」
対応取引 現物・信用・NISA・PTS
注文機能 通常・逆指値・IOC・板注文
入出金 不可

株アプリの評判

上記の特徴についての言及のほか、SBI証券の株アプリの評判も見ていきましょう。

2020年8月末時点において、株アプリは外国株式の取引には対応していません。米国株対応のアプリが別途開発中ですが、その完成が待たれる声が聞かれます。

また、メンテナンスの回数が多いと感じ、気にしている声も複数ありました。メンテナンス時はアプリで詳細を確認することができないため、取引やポートフォリオの精査はブラウザ等で行う必要があります。

2-2.楽天証券「iSPEED」

楽天証券が提供している「iSPEED」は、パソコン向けトレーディングツール「マーケットスピード」ブランドのスマートフォン・タブレット版(タブレットはiPadのみ)の株取引アプリです。

「マーケットスピード」の良さをそのままスマートフォンアプリに移行したような使いやすさで、注文・レート確認・チャート機能などさまざまな機能を搭載しています。

また、30種類以上の搭載パーツを独自に組み合わせて、オリジナルの投資情報画面をカスタマイズできるのも同アプリの特徴です。トレードスタイルが確立されている方にとっては使いやすいアプリといえるのではないでしょうか。

楽天証券「iSPEED」
対応取引 現物・信用・NISA
注文機能 通常・逆指値・OCO(逆指値付通常)・板注文
入出金 不可

iSPEEDの評判

iSPEEDは使いやすさと情報の豊富さに定評があります。特に様々なメディアから配信される充実したニュースや、銘柄ごとの会社四季報データなど、各種分析に有用な情報がアプリ上で十分に提供されている点を評価する声は多くあります。

また米国株式や信用取引にも対応しているため、これらの取引を積極的に行っているユーザーにも評判です。

2-3.マネックス証券「マネックス証券アプリ」

マネックス証券が提供している「マネックス証券アプリ」も、iPhone用・Android用に専用ツールが用意されている株取引アプリです。

スマートフォンで使用することを考えて、トレードに必要な情報をシンプルに搭載するスタイルになっていますが、機能性の高い使いやすいアプリとなっています。

また、パソコン用ツールとの連動ができ、気になる株式銘柄をフォルダごとに振り分けて登録できます。自分なりの分類や売買時期などで銘柄を区分できるので、非常に親切なツールといえます。

さらに、個別銘柄画面をスライドさせるだけですぐに注文が出せる「注文スピード」も魅力で、出先での取引も十分にこなせる機能が十分に搭載されています。

マネックス証券「マネックス証券アプリ」
対応取引 現物・信用
注文機能 通常・逆指値・OCO(ツイン指値)・板注文
入出金 不可

マネックス証券アプリの評判

マネックス証券アプリは米国株の取引に定評があります。機能が充実しており、米国株をメインに取引を行うユーザーを中心に好評です。またアップデートにより使いやすさに磨きがかかり、メインのツールとして愛用する方も複数見られます。

2-4.DMM株「株取引アプリ」

DMM株DMM株が提供している「株取引アプリ」は、初心者・経験者ともに使用しやすい株取引アプリといえます。その理由は、「かんたんモード」と「ノーマルモード」の2種類の機能が搭載されているからです。

「かんたんモード」では、テーマ別に株式銘柄を検索することができ、目標株価に対して割安か割高かを判断して購入できる仕組みです。

一方、「ノーマルモード」では、パソコンツール並みのスクリーニング機能が搭載されており、一般的な株取引アプリと同じような使い方が可能になっています。

DMM株「株取引アプリ」
対応取引 現物(国内・国外)・信用(国内)
注文機能 通常・指値・逆指値・OCO・板注文・チャート注文
入出金

株取引アプリの評判

DMM株のアプリでは、日米株両方のポートフォリオを同じ画面で確認できるなど、米国株取引について評価する声があります。また使いやすさや口座開設のスピードについても定評があります。

2-5.松井証券「株touch」

松井証券が提供している「株 Touch」は、パソコン並みの機能を搭載している株取引アプリです。

さまざまなテクニカル指標・主要指標・ティックチャートの表示や各種注文が可能となっているうえに、スマートフォン専用サイトを経由することで入出金も可能となっています。投資情報もアプリから確認できるため、スマートフォン1つで株式投資のほぼすべてを完結できます。

取引に必要なすべての機能を搭載したアプリを探している方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

松井証券「株touch」
対応取引 現物・信用・一日信用・NISA
注文機能 通常・逆指値・OCO(追跡指値)・板注文
入出金 不可(スマートフォンサイト経由なら可)

株touchの評判

多機能な点が評価されているぶん、株touchの使いやすさに関しては評価が二分しており、使いやすいという方もいれば、使いづらいと感じる方もおり、必ずしも初心者に優しいインターフェースであるとは言えない状況になっています。

またiOSアプリは2020年8月末時点においてはまだ挙動が不安定との声が多いため、iOSユーザーの方はブラウザなどの利用を併用することも検討したほうが良いでしょう。

2-6.岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダーWEB2」

岡三オンライン証券が提供している「岡三ネットトレーダーWEB2」は、独自性に富んだ株取引アプリです。「フリック」「ダブルタップ」などのような、スマートフォン独自の操作を採用しており、株取引に必要な機能を豊富に搭載しているのが特徴です。

機能性の高さゆえに、使用したい機能がどこにあるのかを把握するには時間が掛かるかもしれませんが、慣れたときの使い勝手の良さには定評があります。

岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダーWEB2」
対応取引 現物・信用・NISA
注文機能 通常・逆指値・板注文
入出金

岡三ネットトレーダーWEB2の評判

板情報がリアルタイムで更新される点やアプリの挙動が軽いといった点で使いやすさを評価されています。一方、アプリの性質上、端末によってはデザインが多少崩れることから、一部見づらさや挙動のクセを嫌気する声もあります。

2-7.auカブコム証券「kabuSTATION」

auカブコム証券が提供している「kabuSTATION」はiPhone用・Android用それぞれの専用ツールがあり、証券口座を開設していなくても利用可能な株取引アプリです。パソコン向けツールの良さをうまくスマートフォンアプリに昇華しており、情報コンテンツも充実しているなど、使い勝手のいい取引ツールに仕上がっています。

auカブコム証券では、ポートフォリオ管理ができる「kabu smart」など他にも関連アプリを提供しており、合わせて使用することで利便性をさらに高めることができるでしょう。

auカブコム証券「kabuSTATION」
対応取引 現物・信用・先物・オプション
注文機能 通常・逆指値・OCO(W指値)・IFD(Uターン)、±指値・リレー注文・板注文
入出金 不可

kabuSTATIONの評判

kabuSTATIONには、軽快な動作を評価する声があります。また、順次行われるアップデートではユーザーが期待していた逆指値などの機能が追加されたり、直近ではAPIの開発が進んでいたりする点に期待の声が挙がっています。

2-8.GMOクリック証券「iClick株」「株roid」

GMOクリック証券GMOクリック証券が提供しているiPhone用アプリ「iClick株」、Android用アプリ「株roid」は、株取引アプリとして全体的に使いやすいツールです。

どちらもスマートフォンアプリでありながら、パソコンツール並みの機能を搭載しており、投資経験者でも満足に使用することができます。それに加え、チャートが見やすく整理されていたり、スマートフォン独自の操作性能が装備されたりするなど、使い勝手の良さが特徴といえます。

注文しやすく直感的に使用できるアプリを探しているなら、こちらのアプリもチェックしてみてはいかがでしょうか。

GMOクリック証券「iClick株」「株roid」
対応取引 現物・信用
注文機能 通常・逆指値・IOC・板注文
入出金 不可(スマートフォンサイト経由なら可)

iClick株・株roidの評判

GMOクリック証券の株式投資アプリは口コミが比較的少なく、メインで使用しているユーザーはあまり多くない印象を受けます。過去には動作不良の報告が多かったものの、現在はアップデートにより同様の報告は見られず、今後のアップデートにも期待が持たれます。

まとめ

今回は、主要ネット証券の株取引アプリについて紹介しました。それぞれのアプリに特徴があるため、自分が使いやすいと感じられるものを選ぶことが大切です。

本記事を参考に、自分に合いそうな株取引アプリや証券会社を探してみてはいかがでしょうか。

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山本 将弘

山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。