ネクストシフトファンドのリスクは?注意点や対策、会員登録の手順も

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ソーシャルレンディングは、資金を借りたい企業と資金を貸したい投資家とをマッチングするプラットフォームを提供するサービスです。

数あるソーシャルレンディング会社の中でも、ネクストシフトファンドは社会的な課題の解決と投資を通じた収益獲得を目的とする、社会的インパクト投資に特化したソーシャルレンディングサービスとして注目されています。

そこでこの記事では、ネクストシフトファンドに興味のある方のために、サービスの特徴やリスク、ネクストシフトファンドで案件を選ぶときの注意点をご紹介するので、ご参考ください。

目次

  1. 社会的インパクト投資のネクストシフトファンドとは
  2. ネクストシフトファンドの4つのリスク
    2-1.ネクストシフトファンドの貸し倒れリスク
    2-2.ネクストシフトファンドの為替変動リスク
    2-3.募集金が集まらない可能性がある
    2-4.運用期間中はお金を引き出せない
  3. ネクストシフトファンドで案件を選ぶときの4つの対策
    3-1.少額で分散投資する
    3-2.カントリーリスクに注意する
    3-3.為替の動向に注意する
    3-4.ファンドの内容をしっかり確認する
  4. ネクストシフトファンドを始める手順・方法
    4-1.仮登録
    4-2.本登録
    4-3.投資予約
    4-4.ネクストシフトファンドへ入金
    4-5.投資確定
  5. まとめ

1.社会的インパクト投資の「ネクストシフトファンド」

ネクストシフトファンドのLP
サイト名 ネクストシフトファンド
URL https://nextshiftfund.jp/
運営会社名 ネクストシフト株式会社
本社所在地 鳥取県八頭郡八頭町見槻中154-2 隼Lab. 2F
設立 2016年10月7日
代表取締役 伊藤 慎佐仁

【プロフィール】
1967年生まれ。鳥取県八頭町出身。同志社大学卒業。1991年に三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行し、為替資金部などに勤務後、ソフトバンクに転じ財務部にて大型の資金調達などに従事。その後、複数回の起業、SBIホールディングス㈱取締役常務執行役員などを経て2012年よりヤフーの金融事業の立ち上げを行う。2016年に当社を創業。銀行・証券・保険・住宅ローン・FX・投資助言業など幅広い金融事業に従事したほか、広くインターネット事業に関ってきた。これまで、上場企業2社で代表取締役、上場企業3社で取締役。

資本金等 3億9,870万円:資本準備金を含む
上場有無 非上場
サービス開始年月 2018年3月23日
参考利回り 4.5%~7.2%
投資金額 2万円から
運用期間の目安 12か月前後
累計募集額 1億5564万円(2020年2月末時点)

※2020年4月時点の情報となります。最新情報に関しては下記サイトをご覧ください。

ネクストシフトファンドは、ネクストシフト株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。

ソーシャルレンディングとは、企業がインターネットを通じて自社の事業計画を広く発信し、その活動を支援してくれる投資家から資金を集める仕組みでクラウドファンディングの一種です。

そのため融資型クラウドファンディングとも言われており、簡単に言えば、資金を借りたい企業と資金を貸したい投資家とをマッチングさせるサービスとなります。

ネクストシフトファンドは、「社会的インパクト投資」に特化したサービスであり、社会的な課題の解決と投資を通じた収益の獲得という2つの目的を持つのが特徴です。

ネクストシフトファンドの主な投資対象は海外で、特に新興国のマイクロファイナンス事業を対象とするソーシャルレンディングサービスを展開しています。

マイクロファイナンス事業とは、低所得者層や中小零細企業、農家などへの融資を通じて現地の活動を支援する小規模融資です。

資金不足に陥っている人に融資することで、生活水準の向上や小規模事業の円滑な経営へと繋げていくことができるので、社会貢献や社会的な課題の解決という側面を持ちます。

リターンや利回りの原資は、貸付先からの利払いや返済です。ネクストシフトファンドでは利回り5〜7%程度の案件が中心なので、しっかりとリターンを狙いつつ、社会貢献に繋げることができます

2.ネクストシフトファンドの4つのリスク

マイクロファイナンス事業に融資するネクストシフトファンドには次のようなリスクや注意点があります。しっかり確認しておきましょう。

2-1.ネクストシフトファンドの貸し倒れリスク

ネクストシフトファンドの融資先は、主にマイクロファイナンス事業を行っている現地の金融機関であり、特に現地の国立銀行から金融機関として認可を受け、監査法人からの監査を受けた信頼性のある銀行等を選んでいます。

しかし、新興国の政治・経済・社会情勢の変化次第では、現在の安定した経営状況が今後も続く保証はなく、融資先が経営危機に陥る可能性も否定できません。

ネクストシフトファンドでは、融資先の信用に基づいて担保を設定していない案件もあるので、貸し倒れ(=債権回収ができない)のケースも想定しておく必要があります。

2-2.ネクストシフトファンドの為替変動リスク

現地の金融機関に対する融資はドル建てで行われることから、為替変動の影響を受けることになります。

例えば、償還時の為替レートが投資時点より円高(ドル安)になっていれば為替差損が生じ、逆に円安(ドル高)になっていれば為替差益が発生します。

平時ではドル円のレートがそれほど大きく動くことはありませんが、世界規模での政治・経済状況の変動や主要国の金利政策変更などの際には、ドル円相場が大幅に上昇または下降する可能性があります。

2-3.募集金が集まらない可能性がある

ネクストシフトファンドは、2018年3月にサービス開始されたソーシャルレンディングサービスであるため、他のソーシャルレンディング会社と比較して、その運用実績や登録会員数は多くありません。

実績・会員数はともに増加傾向にあるものの、投資家からの応募金額が成立金額に届かないファンドが出てくる可能性もあります。

成立金額に届かない場合はファンドが成立せず応募金額は投資家に返却されるものの、投資期間中の利回りが得られないリスクがあります。

2-4.運用期間中はお金を引き出せない

ソーシャルレンディングの投資案件はその性質上、運用中のファンドが途中で資金を引き揚げられると運用そのものができなくなるため、投資家の投資資金は一定期間拘束されることになります。

ネクストシフトファンドでも運用開始後の途中解約はできず、期間中にお金を自由に引き出すことはできません。また、運用開始前であっても、投資確定後のキャンセルも不可とされています。

突発的な支出に備え、ネクストシフトファンドに投資するお金は余裕資金で行うことが大切です。

3.ネクストシフトファンドで案件を選ぶときの対策

ネクストシフトファンドの案件は途上国のマイクロファイナンス事業が中心です。そこでどのようなポイントに注意して選べば良いのかをご紹介します。

3-1.少額で分散投資する

新興国の金融機関に対する融資では、特定のファンドのみに全資金を投入するのではなく、資金を分割して広く分散投資を行うことにより、投資リスクを軽減することができます。

ネクストシフトファンドの最低投資額は2万円です。例えば10万円ある場合、1つのファンドに10万円全額を投資するのではなく、5つのファンドに2万円ずつ分けて投資をすると、元本割れやデフォルトなどのリスクを分散することができます。

3-2.カントリーリスクに注意する

ネクストシフトファンドの投資対象は、新興国のマイクロファイナンス機関です。新興国にはその国特有のリスクが存在する場合があり、政治・経済・社会的な動向、金利政策や金融規制などの変化などが原因で、当初想定していた収益を得られない可能性もあります。

例えば、投資対象ファンドとして度々組成されている「ジョージア中小企業応援ファンド」のジョージアは、経済成長率4.7%(2018年)、インフレ率2.6%、一人当たりGDP4400ドル(約47.4万円)の新興国です(いずれも外務省「ジョージア(Georgia)基礎データ」より)。

世界銀行が毎年公表している「ビジネスのしやすさランキング2020」では190カ国中7位に選出されるなど、経済環境は急速に発達しています。

一方で、地政学的にはロシアとの衝突が絶えず、2008年に軍事衝突も勃発しました。ロシアとの国交断切後、2012年からは対話交渉が開始されましたが緊張状態は続いており、現在も大規模な反ロシアデモが発生することもあります。

このように投資を行う際には、投資対象国の情勢に大きな不安要素はないか、経済・社会状態はどの安定しているかなどをある程度調べておくことが大切です。

3-3.為替の動向に注意する

ネクストシフトファンドの投資はドル建てで行われるため、投資・償還時に為替変動の影響を受けることになります。

例えば投資時点のレートが顕著な円安(=ドル高)状態であれば、今後円高(=ドル安)方向に戻る可能性があり、逆に投資時点のレートが著しく円高(=ドル安)状態であれば、今後円安(=ドル高)に向かう可能性があります。

2020年2月以降のドル円相場について、日本総研のレポートによれば円安が進行していたものの、新型コロナウィルスの影響で投資マネーのリスク回避の動きが強まったため、円高が加速しました。

今後の為替動向について、日本総研は、「新型肺炎の影響が短期で終息に向かえば、今後の円高進行は限られる」との見通しを示しています。

3-4.ファンドの内容をしっかり確認する

ファンドに投資を行う場合は、ファンドの内容や融資先がどのような機関なのかについて確認しておくことが重要です。

融資が適切かどうかの厳密な審査は、ネクストシフトファンドが行っています。投資家としては、サイトで公開されている以下のような情報は最低限チェックするのが望ましいでしょう。

チェックポイント 内容
①ファンドについて 目標利回り、運用予定期間、分配予定、償還予定、最低投資額、営業車報酬、担保など
②融資先について 資本金、総資産、売上、融資残高、貸し倒れ、借り手数、平均融資金額、債権管理の方法など
③貸付条件について 融資額、融資金利、融資予定期間など

このほか、ファンドの目的が社会的インパクト投資の趣旨に合致しているか、自身の投資方針に合っているかについても確認しましょう。

4.ネクストシフトファンドを始める手順・方法

ネクストシフトファンドを始める手順は、以下のような流れになります。

  1. 仮登録
  2. 本登録
  3. 投資予約
  4. 入金
  5. 投資確定

4-1.仮登録

ネクストシフトファンドのウェブサイトで「無料会員登録」をタップし、仮登録画面から連絡用メールアドレスなどの必要事項を入力します。必要事項を送信すると、入力したメールアドレス宛に本登録申込みのURLが記載されたメールが送られてきます。

なお、日本国籍がない方、日本国内に居住していない方、満20歳未満か75歳以上の方は申し込むことができません。

4-2.本登録

届いたメールのURLを開いて、本登録画面から本人情報、銀行口座情報を入力し、本人確認書類をアップロードします。

審査を通過すると、登録した住所宛に「送達確認コード」が記載されたハガキが送られてくるので、所定のページで送達確認コードを入力すれば、「本登録」が完了します。

4-3.投資予約

ネクストシフトファンドのサイトで、ファンド一覧から投資するファンドを選定します。投資先ファンドが決まったら投資金額を決定し、「投資予約」を行います。

4-4.ネクストシフトファンドへ入金

投資予約が完了した後は、マイページの投資予約一覧のページから指定された金融機関の口座に必要金額を入金します。

なお、入金先の金融機関はジャパンネット銀行です。入金先の支店や口座番号は利用者ごとに異なりますが、投資予約一覧のページで確認ができます。

4-5.投資確定

指定された金融機関の口座に入金が完了した後は、マイページから投資金額を入力し、最終確認画面で「投資確定」をタップすれば完了です。

まとめ

ネクストシフトファンドは、「社会的インパクト投資」に特化したソーシャルレンディングサービスで、新興国のマイクロファイナンス機関を投資対象としています。利回りやリターンをしっかりと狙いつつ、途上国支援などの社会貢献につながるのが主な特徴です。

リスクとしては元本割れや貸し倒れのほか、為替リスク、カントリーリスクなどにも注意を払う必要があります。

ネクストシフトファンドでファンドを選ぶ際は、上記で挙げたリスクや注意点をしっかり把握した上で、自身の投資方針に合致する案件を選ぶようにしましょう。

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