投資信託の取扱本数が多いネット証券会社5社ランキング【2020年5月】

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投資信託の取扱本数は証券会社によって異なるため、それぞれ比較しながら口座開設先を決める方も多いかと思います。また、時期によって各証券会社の取扱本数は増減し、手数料やサポートツールなども変わります。

しかし、投資信託を提供している証券会社は多数あり、仕事や家事などで忙しい方にとって比較検討の時間を確保するのは難しい状況です。そこで今回は、投資信託の取扱本数が多いネット証券会社5社とその特徴を紹介します。

目次

  1. SBI証券
    1-1.SBI証券は2,652本の取扱本数
  2. 楽天証券
    2-1.2,645本もの取扱本数
  3. 松井証券
    3-1.1,254本の取扱本数と3つのロボアドバイザー
  4. auカブコム証券
    4-1.1,197本全てノーロード
  5. マネックス証券
    5-1.マネックス証券が選んだポートフォリオなどにも注目
  6. まとめ

1.SBI証券

2020年5月時点で投資信託の取扱本数がトップクラスに多い証券会社は、SBI証券です(各証券会社サイトより筆者調査。以下同じ)。また、ジャンルも多種多様で手数料も安いといった特徴があります。

それでは取扱本数や特徴を詳しく見ていきます。

1-1.SBI証券は2,652本の取扱本数

SBI証券は5月22日時点で、投資信託の取扱本数2,652本となっています。国内の証券会社では特に取扱本数が多く、ファンドの種類も多種多様です。

【主なジャンルと取扱本数(5月22日時点)】

  • 国内株式441本
  • 国際株式702本
  • 国内債券51本
  • 国際債券669本
  • 国内REIT50本
  • 国際REIT133本
  • バランス型466本
  • ブル・ベア型35本

※他ヘッジファンドなど含め合計2,652本

特に取扱の多いファンドは、国内株式と国際株式・国際債券です。また、バランス型ファンドも豊富ですので、選択肢に困る心配はないといえるでしょう。

積立投資の場合、積立額は100円から選択できるので、少額投資を検討している方も利用できます。またノーロード(販売手数料0円)のファンドは2,648本と、ほとんどが低コストで購入できるのも大きな特徴です。

2.楽天証券

楽天証券も投資信託の取扱本数が多い証券会社の1つで、楽天ポイント付与やロボアドバイザーを提供しているなどといった特徴にも注目です。

それでは楽天証券の取扱本数と特徴を詳しく見ていきます。

2-1.2,645本もの取扱本数

楽天証券は5月22日時点で、投資信託の取扱本数2,645本となっています。SBI証券に次ぐ本数で、特に国際株式と国際債券を多く取り扱っているのが特徴です。

【主なジャンルと取扱本数(5月22日時点)】

  • 国内株式448本
  • 国際株式736本
  • 国内債券46本
  • 国際債券705本
  • 国内REIT51本
  • 国際REIT135本
  • バランス型397本
  • ブル・ベア型16本

※他ヘッジファンドなど含め合計2,645本

楽天証券の投資信託は、年代別の特集や専門家が注目しているファンドの特集など、テーマごとにファンドがまとめられているのも特徴です。また、ロボアドバイザー「楽ラップ」が用意されているので、楽ラップを利用すれば簡単な質問に回答することで、適切なファンドや割合を提案してくれたり、楽天証券が代わりに運用を行ってくれたりします。

3.松井証券

老舗証券会社の松井証券には、投資信託の取扱本数が多いという側面もあります。また、3種類のロボアドバイザーを用意しているといった特徴にも注目です。

それでは松井証券の取扱本数と特徴を詳しく見ていきます。

3-1.1,254本の取扱本数と3つのロボアドバイザー

松井証券は5月22日時点で、投資信託の取扱本数1,254本となっています。SBI証券や楽天証券よりは少ないものの、TOP5に入る取扱本数です。また、各ジャンルの投資信託を取り扱っているので、分散投資も検討できます。

【主なジャンルと取扱本数(5月22日時点)】

  • 国内株式213本
  • 国際株式360本
  • 国内債券36本
  • 国際債券234本
  • 国内REIT32本
  • 国際REIT66本
  • バランス型104本
  • ブル・ベア型18本

※他ヘッジファンドなど含め合計1,254本

松井証券の投資信託には、3種類のロボアドバイザーが用意されており、それぞれユーザーの目的・悩みに分けて設計されているのが特徴です。

  • 投信工房:8つの質問からファンドの提案を行う。他にも運用中の自動調整などの機能あり
  • 投信提案ロボ:リスク、リターンなど複数の項目から評価の高いファンドを提案
  • 投信見直しロボ:投資家が指定したファンドが、長期投資に適しているか分析

4.auカブコム証券

auカブコム証券は、松井証券に次ぐ取扱本数です。また、その他特筆すべきポイントは、全ファンドがノーロードという点やプレミアム積立と呼ばれる独自サービスなどでしょう。

それではauカブコム証券の取扱本数と特徴を詳しく見ていきます。

4-1.1,197本全てノーロード

auカブコム証券は5月22日時点で、投資信託の取扱本数1,197本となっています。ファンドは、国内株式と国際株式・国際債券などが多く割合を占めています。また、バランス型も比較的多く取り扱っている傾向です。

【主なジャンルと取扱本数(5月22日時点)】

  • 国内株式228本
  • 国際株式330本
  • 国内債券34本
  • 国際債券264本
  • 国内REIT28本
  • 国際REIT68本
  • バランス型203本
  • ブル・ベア型10本

※他ヘッジファンドなど含め合計1,197本

au1カブコム証券は、2020年1月から全てのファンドをノーロードに変更しました。そのため、購入手数料の負担0円でファンドを購入することができます。

また、プレミアム積立と呼ばれるサービスでは、月100円といった少額積立も可能です。

5.マネックス証券

マネックス証券は、auカブコム証券とほぼ同数の投資信託を取り扱っており、少額積立やロボアドバイザーなど複数の便利なサービスの提供も行っています。

5-1.マネックス証券が選んだポートフォリオなどにも注目

マネックス証券は5月22日時点で、投資信託の取扱本数1,172本となっています。また、マネックス証券が選択した「セレクトファンド」や、「毎日つみたて」などのサービスも用意されています。

【主なジャンルと取扱本数(5月22日時点)】

  • 国内株式195本
  • 国際株式388本
  • 国内債券29本
  • 国際債券231本
  • 国内REIT62本
  • 国際REIT87本
  • バランス型78本
  • ブル・ベア型27本

※他ヘッジファンドなど含め合計1,172本

セレクトファンドとは、マネックス証券が独自の基準で選定したファンドを組み合わせた独自の商品のことです。2020年5月時点では、8種類のファンドが選定されています。また毎日つみたては、文字通り毎日投資信託の積立投資ができるサービスで、1日あたり100円から設定できるのも特徴的です。

他にもマネックス証券では、ロボアドバイザーによるポートフォリオ診断も利用できます。

まとめ

投資信託の取扱本数が多い証券会社は、2,000本以上のSBI証券や楽天証券、1,000本以上のauカブコム証券・松井証券・マネックス証券などが代表的です(2020年5月22日時点)。

また、国内株式・国際株式・国際債券・バランス型ファンドが比較的多い傾向で、ノーロードファンドも多数取り扱っています。その他証券会社ごとに独自のポートフォリオ診断サービスやポイント付与、ファンドを提供しているのも特徴です。

投資信託の取扱本数が多い証券会社を確認した後は、手数料やサポートサービスなどと総合的に判断しながら、どの証券会社を利用するのか検討すると良いでしょう。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。