「守りの資産」金に投資する方法は?IG証券でのやり方も紹介

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金価格が上昇しており、金投資に関心を持っている人も多いのではないでしょうか。金に投資するには金地金・金貨、純金積立、投資信託や金ETF(上場投資信託)、金先物取引、金CFD取引などがあります。

この記事では、それぞれの取引の特徴とIG証券での金CFDの取引方法について解説します。
※本記事は2024年5月26日時点の情報です。最新の情報についてはご自身でもよくお調べください。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。


目次

  1. 金は「守りの資産」
  2. 金への投資方法
    2-1.初心者は積立投資が適している
    2-2.中・上級者は先物やCFD取引で利ざやを狙う
  3. 金の先物取引とは
  4. 金CFD取引とは
  5. IG証券で金CFDを取引する
  6. IG証券で選べる金の取引方法
    6-1.商品CFD 期限なし(スポット)
    6-2.商品CFD 期限あり(先物)
    6-3.金ETF(上場投資信託)
    6-4.株式CFD 金関連銘柄
  7. まとめ

1.金は「守りの資産」

金投資は、全ての人に適した投資ではありません。たとえば、短期的な利益を追い求める人には向いていません。

また、株式には配当があり、企業の業績が向上すれば株価が上がり、売却益を期待できます。一部の株は年間で数十パーセント上昇することもあり、新興市場の株式は1年で数倍になることもあります。しかし、株式は世界情勢の変化などで価値が急落するリスクがあるので注意が必要です。

一方、金投資は大きな損失を抱えにくい特性があります。金投資は、現在の資産を守りつつ投資を行いたいと考える人にメリットがあります。

中国の経済成長の鈍化やロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ紛争など、世界情勢は不安定です。これらの予測困難な事態に備えるため、金投資を検討してみてはいかがでしょうか。金は世界共通の価値を持ち、価値が無くなる心配がありません。短期的な利益を追求するのではなく、資産を長期間守りたい人にとって、金投資は「守りの資産」として有効なのです。

2.金への投資方法

金への主な投資方法は、以下の通りです。

  • 金地金・金貨
  • 純金積立
  • 投資信託や金ETF(上場投資信託)
  • 金先物取引
  • 金CFD

2-1.初心者は積立投資が適している

初心者は純金積立や投資信託、金ETF(上場投資信託)での積立投資を検討しましょう。純金積立は、金を毎月決まった金額で購入し、積み立てる方法です。毎月1,000円程度から始められ、積立投資を自動でできるので、投資初心者にメリットがあります。

ただ、手数料が高めなので、コストを抑えたい人は投資信託や金ETFでの購入を検討してみましょう。投資信託は運用をプロのファンドマネージャーに任せることができ、ネット証券を利用すれば100円から購入できます。また、ETFは証券取引所に上場している投資信託で、株式と同じように売買できるという特徴があります。

2-2.中・上級者は先物やCFD取引で利ざやを狙う

純金積立や投資信託、金ETFでの積立投資は10~20年といった長期で行うものです。ただ、金は株式ほどボラティリティ(変動率)が高くないので、コツコツ資産形成したい人に適していますが、短期での取引には向いていません。金の取引で短期での利益を上げたい人には、先物取引やCFD取引が適しているでしょう。

3.金の先物取引とは

先物取引とは、将来の特定の日(期日)に、決められた価格で商品を売買する取引のことです。先物取引は証券会社や商品先物業者が行っています。取引対象の商品は、金や原油などの資源や、大豆やトウモロコシなどの農作物のようにさまざまです。

市場価格は常に変動しており、たとえば金先物の場合、安く購入し高い価格で売却することで利益を得ることができ、差金決済と呼ばれています。しかし、逆に価格が下がってしまうと損失を被ることになるので注意が必要です。

先物取引は、買いでも売りでも取引を始めることができます。また、金の現物購入と比べると、少ない資金で大きな取引を行うことができるため、短期間で多くの利益を得るチャンスがあります。

ただし、同時に大きな損失を被る可能性もあるため、「ハイリスク・ハイリターン」の取引といわれています。取引を行う前にはリスクを理解した上で行いましょう。

4.金CFD取引とは

CFD取引は、株式市場や商品市場への投資を手軽に始められる方法です。証券会社の口座を開設するだけで、金や株価指数、原油など、さまざまな商品に投資できます。金CFD取引では、実際の金を購入する必要はありません。代わりに、証拠金を預け入れて取引を行い、損益(差金)は証拠金で調整されます。

CFD取引ではレバレッジを活用でき(商品CFDは最大20倍)、ほぼ24時間取引が可能です。忙しいビジネスパーソンでも帰宅後などに無理なく取引できます。

5.IG証券で金CFDを取引する

出典:IG証券「金取引

IG証券では、商品CFDを利用して金のオンライン取引ができます。また、株式CFDやETFで金の関連銘柄を取引できるなど、幅広い選択肢があります。

IG証券ではデモ口座もあるので、まずは口座開設して取引してみてはいかがでしょうか。

6.IG証券で選べる金の取引方法


※図は取引画面より筆者作成

6-1.商品CFD 期限なし(スポット)

金のスポット価格とは、現在の金の取引価格を指します。スポット価格での取引には期限がありません。商品CFDでは、金そのものを実際にやりとりすることなく、オンラインで取引が可能です。

6-2.商品CFD 期限あり(先物)

金の先物取引は、将来のある日に特定の価格で金を売買する契約です。商品CFDでは、金そのものを実際にやり取りせずに、オンラインで取引できます。商品CFD期限あり(先物)は、金融市場での投資の一形態として金の価格の変動を利用して利益を追求できます。

6-3.金ETF(上場投資信託)

金ETFを利用すると、金へ間接的に投資できます。金ETFは、現物の金地金や金業界の企業の株式で構成されています。これにより、さまざまな金関連銘柄への分散投資が可能になります。金ETFを活用すると、金市場に簡単にアクセスでき、リスクを分散できます。

6-4.株式CFD 金関連銘柄

金に関連する企業の株式を取引することで、金への間接的な投資も可能です。採掘や生産、資金調達、販売など、金に関わるさまざまな企業が存在します。金関連の株式は金そのものよりも流動性が高く、変動が少ない傾向があります。そのため、長期的な企業の成長に興味がある人は、株式投資を検討してみてもいいでしょう。

7.まとめ

金は守りの資産ですが、先物やCFDを利用すれば、レバレッジをかけて積極的にキャピタルゲインを狙うことができます、IG証券では金関連のCFDの種類も多く、さまざまな金投資ができます。IG証券にはデモ口座もあるので、まずはデモ取引から始めてみてはいかがでしょうか。

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山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011