ドトール・日レスHDの2021年度の株主優待や配当利回りは?投資の注意点も

株主優待とは、企業が株主に対して自社製品や金券、優待券などを贈呈する制度で、上場企業の約4割が株主優待を行っています。

コーヒーショップ「ドトール」の運営などを手掛ける東証プライム上場企業のドトール・日レスホールディングスも株主優待を実施する企業の1つです。そこで今回は、2021年度のドトールの株主優待について内容の詳細や配当、注意点などを紹介しますので、銘柄選びの参考にしてください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定銘柄への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
※2021年12月19日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。

目次

  1. ドトールの株主優待の内容
  2. 株主優待カードの贈呈
  3. ドトールの配当の内容
  4. ドトールの業績の内容
  5. ドトールの企業情報
  6. ドトールの株主優待を受ける場合の注意点
    6-1.残高がなくなった株主優待カードにチャージすることはできない
    6-2.優待内容の変更・株主優待の廃止の可能性がある
    6-3.権利付最終日での購入には注意
    6-4.元本を毀損する可能性がある
  7. まとめ

1.ドトールの株主優待の内容

銘柄 ドトール・日レスホールディングス
コード 3087
優待回数 1回
優待権利確定月 2月
優待利回り 0.63%
株価 1,590円
優待を得るための最低投資額 158,900円
権利付最終日 2022年2月24日(木)

※2021年12月28日時点のデータ

ドトール(3087)の株主優待の内容は下記の通りです。

  1. 株主優待カードの贈呈

2.株主優待カードの贈呈

ドトールの株主優待では、株主優待カードの贈呈を受けられます。毎年2月末日現在の株主名簿に記載された、100株以上を保有する株主が株主優待の条件となります。

保有株式数とそれに応じた優待内容は下記の通りです。

保有株式数 優待内容
100株以上300株未満 1,000円分の株主優待カード
300株以上500株未満 3,000円分の株主優待カード
500株以上 5,000円分の株主優待カード

株主優待カードはドトール・日レスホールディングスが運営する「ドトール」「エクセルシオールカフェ」で利用できます。

また、ドトールバリューカードを保有している場合、贈呈された株主優待カードの残高を集約することができます(※上限3万円まで)。

3.ドトールの配当の内容

ドトールの配当の内容は下記の通りです。

年度 1株配当(円) 配当利回り
2017年2月期 30円 1.39%
2018年2月期 32円 1.29%
2019年2月期 32円 1.48%
2020年2月期 34円 1.88%
2021年2月期 24円 1.49%
2022年2月期 24円(予想) 1.51%(予想)

※2021年12月19日時点のデータ

ドトール・日レスホールディングスの2017年2月期から2021年2月期の1株あたりの配当金額は24円から34円の間で推移しています。2022年2月期の1株あたりの予想配当金額は24円になると見込まれており、配当金額は一定水準で推移しているといえます。

また、配当利回りは202年2月期の1.88%以外は1%台前半で推移していましたが、2022年2月期の予想配当利回りは1.51%になると予想されています。

4.ドトールの業績の内容

ドトールの業績の内容は下記の通りです。

年度 売上高 営業利益 経常利益 純利益 包括利益
2017年2月期 1,269億2,700万円 105億1,400万円 106億7,500万円 60億5,000万円 63億4,300万円
2018年2月期 1,311億8,200万円 103億3,600万円 103億6,900万円 66億7,300万円 67億4,500万円
2019年2月期 1,292億1,600万円 101億4,300万円 102億7,100万円 59億1,500万円  59億6,400万円 
2020年2月期 1,311億9,300万円 102億8,900万円 102億8,700万円 60億5,800万円 60億2,100万円
2021年2月期 961億4,100万円 -43億1,900万円 -41億7,700万円 -109億7,900万円 -109億800万円

※2021年12月19日時点のデータ
※業績は連結

ドトール・日レスホールディングスでは、2017年2月期から2020年2月期まで1,300億円前後の売上高で推移していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2021年2月期の売上高は約961億円まで減少しました。

その影響により、営業利益や経常利益、純利益、包括利益などは赤字に転落している状態です。

ただし、2022年2月期第2四半期決算短信によると、2022年2月期の連結決算では売上高は約1,200億円台まで回復し、営業利益など他項目の赤字も黒字に転換すると見られています。

5.ドトールの企業情報

社名(英語社名) 株式会社ドトール・日レスホールディングス(DOUTOR・NICHIRES Holdings Co., Ltd.)
業種 小売業
代表者 代表取締役社長 星野 正則
決算 2月
資本金 10億円
本社所在地 東京都渋谷区猿楽町10番11号
上場市場 東証一部
上場年月日 2007年10月

※2021年12月19日時点のデータ

ドトール・日レスホールディング社はコーヒーの焙煎加工・販売や他業態の飲食店経営をメインに手掛ける企業です。

コーヒーショップ「ドトールコーヒー」「エクセルシオールコーヒー」「星乃珈琲店」や「洋麺屋 五右衛門」「俵屋」など、知名度の高いさまざまなブランド・業態の飲食店運営を行っています。

6.ドトールの優待を受ける場合の注意点

ドトールの株主優待を受ける場合は、下記のポイントに注意しましょう。

  • 残高がなくなった株主優待カードにチャージすることはできない
  • 優待内容の変更・株主優待の廃止の可能性がある
  • 権利付最終日での購入には注意
  • 元本を毀損する可能性がある

6-1.残高がなくなった株主優待カードにチャージすることはできない

株主優待カードの残高がなくなった場合、新たにチャージ(=入金)することはできません。

ただし、先述したようにドトールバリューカードを保有している場合は、株主優待カードの残高をバリューカードに集約できます。マイドトールへの登録方法や集約方法はドトール・日レスHDのWEBサイトなどで確認してください。

6-2.優待内容の変更・株主優待の廃止の可能性がある

株主優待の内容は変更されたり、優待自体が廃止されたりすることがあるため注意が必要です。優待内容変更や廃止が発表された場合、株価が急落して損失が発生することもあります。

特に、下記のような銘柄は株主優待の内容変更・廃止になることが多い傾向にあります。

  • 業績が良くない銘柄
  • 東証プライムに上場して間もない銘柄
  • 優待利回りが高すぎる銘柄

株主優待を受ける場合でも、購入を検討する際には関連情報を必ずチェックして適切に対応することが大切です。

6-3.権利付最終日での購入には注意

株主優待を受けるために、権利付最終日(権利確定日から2営業日前)やその直前で株式を購入するのは避けるのが無難です。

人気が高い優待銘柄の場合、権利付最終日に向かって株価が上昇しやすく、逆に権利落ち日(権利付最終日の翌日)以降に株価が大きく下落する傾向にあるためです。

株主優待を受けられたとしても、その後に大きな含み損を抱えてしまう可能性があるので、購入のタイミングには気を付けましょう。

6-4.元本を毀損する可能性がある

株式投資を行う場合、元本を毀損する可能性があります。
株価はさまざまな要因に影響されて変動します。場合によっては、元本を毀損する前に株式の売却や損切り(=損失を確定させるための売却)を決断せざるを得ない状況になることも十分に考えられます。

株主優待が目的で株式を購入する場合でも、株価の動きについては必ずチェックしなければなりません。また、株価の変動に応じてさまざまな状況を想定し、どう対処するのか事前に考えておくことも重要です。

まとめ

今回はドトールの2021年の株主優待について紹介しました。

ドトール・日レスホールディングスでは、ドトールやエクセルシオールコーヒーで利用できる株主優待カードをもらうことができます。コーヒーショップをよく使う方にとってはメリットのある優待内容となっています。

ただし、今後も同じ優待内容が継続されるとは限りません。ドトール・日レスホールディングスの株主優待を受けたい場合は、優待に関する情報を必ずチェックしましょう。

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山本 将弘

山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。