これからソーシャルレンディングを始める人が知っておくべき8つのこと

ソーシャルレンディングは、手間をかけずに資産を増やせる投資手法として人気があります。しかし、投資は必ずリスクを伴うもの。ソーシャルレンディング投資で成功し、自分の人生を豊かにしていきたいのであれば、成功のためにいくつかのポイントを踏まえておく必要があります。

ソーシャルレンディング投資で利益を上げ、ゆとりのある生活をしていくには、どのような心がけを持っておけば良いのでしょうか。

  1. ソーシャルレンディング投資は長期投資
  2. 毎月安定した収入が得られる安心感は大きい
  3. 複利投資がソーシャルレンディング投資の醍醐味
  4. ソーシャルレンディング投資は余剰資金で回すことが大切
  5. 目標を決めて達成すれば、あとは毎月好きに使えるお金が増える
  6. 投資である以上、必ずリスクは存在する
  7. 貸し倒れを起こしていない会社よりリカバリー力のある会社を選ぶ
  8. ソーシャルレンディングも為替や株、不動産市場の影響を受ける
  9. まとめ

1.ソーシャルレンディング投資は長期投資

ソーシャルレンディング投資は、一度に大きな利益が得られる投資手法でないことを知っておきましょう。投資というと、「株やFXのように相場が大きく動き、売買することによって短期的に莫大な利益を獲得できる」と考えている人もいます。

そういった投資手法による利益は、一般的にはキャピタルゲインと呼ばれています。相場が大きく動けば、利益が増大する場合もありますが、同時に損失を被る可能性も上がるのです。

ソーシャルレンディングはキャピタルゲインではなく、インカムゲイン型の投資手法になっています。こちらは資金を資産に変え、運用して毎月安定した収益が得られる投資手法です。不動産投資もインカムゲインに該当します。

インカムゲイン型の投資において、大きな利益を獲得するには長期的な視野に立った投資が必要です。

「今すぐにでも大きな利益を稼ぎたい」

そんなせっかちな人は正直なところ、ソーシャルレンディングには向いていないのです。それでもリスクを抑えながらコツコツと投資を重ね、地道に努力して将来的に自分を楽にしたい、ゆっくりと人生を良くしていきたい人に向いている投資手法だと言えます。

2.毎月安定した収入が得られる安心感は大きい

ソーシャルレンディングでは、融資したお金につく金利が投資家の収入になります。資金を運用して発生した利益を分配するのではなく、金利そのものが収入になりますので、基本的には毎月同じ額の利益が入ってきます。わずかな資金であっても、貸付金と同じシステムで収入が得られるのもソーシャルレンディングのメリットの一つです。

そのため、景気の変動などをそれほど気にすることなく、安定した収入が銀行口座に毎月振り込まれるのを期待して資産を運用できます。特に精神的な安定感は大きなものがあると言えるでしょう。

スリルを味わいながら投資したいという人には向いていませんが、市況を毎日チェックしてビクビクすることなく投資できる点こそが、ソーシャルレンディングの醍醐味とも言えるのです。

3.複利投資がソーシャルレンディング投資の醍醐味

現在のソーシャルレンディングの一般的な利回りは、税引前で5%から10%程度です。

仮に100万円をソーシャルレンディングに投資していた場合、年間収入は5万円から10万円ほど。それほど大きな収入にはなりません。この100万円から得られる利益が20年間積み上がったとしても100万円から200万円であり、元の投資金額の2倍から3倍です。

しかし、ソーシャルレンディングでは運用中に毎月、金利収入が得られるメリットがあります。収入を再投資に回すことで、少ない元手ながらも利益を将来的に大きく拡大できるのです。

実際に、利回り10%で100万円から得られた10万円の利益を毎年再投資に回し、20年間運用できた場合はどうなるでしょうか。

計算すると、元金100万円と合わせた20年後の資産は、何と672万円にもなっています。つまり、運用益は572万円。複利投資を行わない場合の200万円とは雲泥の差です。
複利投資ができるからこそ、ソーシャルレンディングは大きな利益を生み出すことができるのです。利益はすぐに自分で使うのではなく、出来る限り複利投資に回すようにしましょう。

4.ソーシャルレンディング投資は余剰資金で回すことが大切

ソーシャルレンディング投資は、あくまでも生活資金以外の余剰資金で行うべきです。余剰資金であれば、生活に影響することなくコツコツと積み上がっていきますので、継続投資が可能です。ソーシャルレンディングはこれまでお伝えしたように、長期投資を通じて複利で積み上げることで、大きな成果に結びつきます。

生活費から無理やり捻出したお金で投資するようでは、継続投資が不可能になってしまい、いずれ投資計画も頓挫してしまうことでしょう。まずは生活費を削る、もしくは自分の収入を増やし、毎月安定してソーシャルレンディング投資に回せるだけの資金を捻出する努力をしましょう。

5.目標を決めて達成すれば、あとは毎月好きに使えるお金が増える

ソーシャルレンディング投資では、目標を決めることが重要です。積立投資や複利投資だけでは、ずっと自分が自由に使えるお金が増えません。

そこで、ある程度の金額に達したら積立や複利投資を止め、自分で自由に使うことを予め決めておきましょう。

辛いことの先に喜びや達成感、自由があるからこそ、人間は目標に向かって努力できるのです。ソーシャルレンディング投資は無理なく行っていくものとしても、やはりせっかく投資で得られたお金を自由に使えないのは苦しいもの。

また、老後の生活資金にしていくとしても、実際に老後になったら体が自由に動かない、思ったように出かけられないこともあるのです。「毎月10万円のソーシャルレンディング投資で、収入が得られるようになる」など具体的な目標を立て、できればそこそこの年齢(50代など)のうちに目標を達成できるようにしておきましょう。お金は使ってこそ活きるものです。

例えば、30歳からソーシャルレンディング投資を始めたとしましょう。毎月3万円、ボーナス時10万円を投資して、年間80万円をソーシャルレンディング投資に回します。
手取り年利6%の複利投資で、仮に損失なく運用することができれば20年後には年間のソーシャルレンディング所得が手取り134万円、毎月の収入は11万円強です。

6.投資である以上、必ずリスクは存在する

ソーシャルレンディング投資は、ローリスクミドルリターン投資とも言われています。不労所得を得るための投資手法としては運用が非常に簡単で、一度投資すればあとは主体的に売買する必要がありません。毎月分配金が入ってくるのを確認するだけです。

しかし、リスクは存在します。融資である以上、貸し倒れが起こる可能性がありますし、運営事業者も中小事業者が多いため、現実的に事業者リスクが存在します。

「ソーシャルレンディングだったら、損失は発生しない」と、タカをくくって投資するのは大変危険です。

融資先の会社や事業先、運用会社などを分散し、貸し倒れが発生した時にできるだけリスクが集中しないように対策を講じておきましょう。

7.貸し倒れを起こしていない会社よりリカバリー力のある会社を選ぶ

「ソーシャルレンディング投資では、できるだけ損失を被りたくない」

それは誰しもが考えることです。では、安全な会社とは一体、どのような会社なのでしょうか。

「今まで貸し倒れを起こしたことがない会社であり、そのような会社こそ、安心して投資できる会社」と考えてしまいがちです。

しかし、実際にこれまでソーシャルレンディング会社の中で問題を起こした会社を見ていくと、貸し倒れを一切起こしていなかったのに行政処分を受けたり、返済を遅延させたりして業務停止状態に陥っている会社が目立ちます。

つまり、貸し倒れを引き起こさないために、会社の中で無理な融資や資金繰りをしていたとも考えられのです。

問題を表面化させないように無理な努力をする会社を選ぶよりも、問題が表面化することを恐れず、その問題の解決に真摯に取り組み、投資家への損失を最小限に抑える努力をする会社を選ぶようにしましょう。融資金が回収できなかった時、きちんと担保を処分して投資家に返済を行った実績のある会社を選ぶべきです。

8.ソーシャルレンディングも為替や株、不動産市場の影響を受ける

ソーシャルレンディングは、貸金業法にのっとって運用されます。そのため、金利収入が投資家の収入になります。「あまり外国為替市場や東証株価などの市況の影響は受けない」と考えてしまう人もいます。もちろん直接的な影響は受けませんし、円高に動いたからと言って即座に貸し倒れが発生するわけでもありません。

しかし、経済の動きは全てに影響を及ぼします。為替が大きく円高に振れれば、輸出業を営む会社は大きなダメージを受け、倒産も起こります。その会社に融資していた金融機関もダメージを受けます。金融機関が融資枠を減らすことで融資が受けられなくなれば、不動産市場も停滞します。不動産が売れなくなって物件価格が下がり、ソーシャルレンディング案件に設定されていた担保の価値が低下することもあるのです。

できるだけリスクを避けるため、分散投資をしたいところですが、ソーシャルレンディングを取り巻く経済の動向にも注意しましょう。

まとめ

ソーシャルレンディング投資はまだ新しい投資手法ですので、どうやって運用していけばよいのかわからない人もいるでしょう。

投資においては、リスクの管理と対策が重要です。リスク対策ができるからこそ、投資を続けることができ、収益を上げることができるのです。ソーシャルレンディング投資で諦めないために、ここまでに挙げたことを旨として、じっくりと投資先の比較と検討を行ってください。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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