ソーシャルレンディングで月20万円の不労所得を得るにはいくら必要?

ソーシャルレンディングは、他の投資と比べてほとんど労働を伴わずに比較的安定した収入が毎月得られるというインカムゲイン型の投資手法です。

もちろん、貸し倒れなどのリスクはあるためリスク対策を欠かすことはできませんが、ソーシャルレンディング投資からまとまった金額を得ることができるようになれば、会社員生活をリタイアして悠々自適な生活を送ることも不可能ではありません。

そこで今回は、月額20万円ほどの安定した収入をソーシャルレンディングで得るためには、どれくらいのお金が必要なのかを考えてみました。

目次

  1. ソーシャルレンディングで20万円を得るために必要な資金は?
  2. 1-1.前提として安全性の高い投資先を選ばなくてはいけない
  3. 1-2.安全性の高い投資先は、貸し倒れのリカバリー能力が高い会社
  4. 1-3.安全性の高い会社の利回りは?
  5. 1-4.リスクを抑えた投資で20万円を得るにはいくら必要?
  6. 初心者の運用は、短期案件中心の投資がおすすめ
  7. 2-1.短期案件では、実質的な利回りはさらに低下する
  8. 2-2.長期運用案件での安全な投資先は?
  9. まとめ

1 ソーシャルレンディングで20万円を得るために必要な資金は?

ソーシャルレンディングで20万円の収入があると、自宅を持っている人ならば十分に生活費を賄うことができるでしょう。また、完全なリタイアをせずとも、アルバイトなどで10万円ほど収入を得ることができれば、ソーシャルレンディングの20万円と合わせ、家賃を支払っても十分生活に必要なお金を稼ぐことができます。

そこで、ソーシャルレンディングだけで20万円を稼ぐには、どれくらいの投資金があれば大丈夫なのかを計算してみましょう。

1-1 前提として安全性の高い投資先を選ばなくてはいけない

投資の前提として、ソーシャルレンディングの元本が失われることがないような投資先を選ばなければいけません。損失が発生すればその分、毎月の収益も少なくなってしまいます。そこで、リスクが比較的低いと言われるソーシャルレンディング会社を選んでいきましょう。

1-2 安全性の高い投資先は、貸し倒れのリカバリー能力が高い会社

リスクが低いソーシャルレンディング会社とは、利回りが低くて貸付金利も低い会社。そう思う方がいるかもしれません。もちろん、その考え方は間違っていませんが、それだけが全てではありません。貸付金利が低い会社に融資先を限ってしまうと、倒産の際に一気に投資金を失ってしまう可能性があります。

そこで重視したいのは、貸し倒れが起きた時に損失が発生しにくい会社を選ぶということです。定期預金などと比べて利回りが高いのは、それだけリスクも大きいからですので、「貸し倒れは一定の確率で起きる」という前提に立ち、実際に発生した時にどれぐらい自分の資金が失われるのかを考えていきましょう。

たとえば、担保がきちんと設定されている会社であれば、貸し倒れが起きても資金の大半を回収できます。

また、これまで全く貸し倒れを起こしていない会社を選ぶより、しっかりと融資先から資金を回収した実績がある会社、担保を処分して資金を回収するフローを整備している会社など、トラブルへの対応力やリカバリー能力の高い会社を選んで投資することが大切です。

その面で安心できる会社といえば、「SBIソーシャルレンディング」です。SBIソーシャルレンディングは、国内のソーシャルレンディング会社の中でもトップクラスの募集実績があるだけでなく、返済遅延が発生した際は実際に担保売却や債権譲渡などで、投資家に資金を返済したという実績もあります。

また、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)ではありませんが、不動産投資型クラウドファンディングを選ぶのも一つの手段です。

たとえば、不動産投資専門のソーシャルレンディングサービス「オーナーズブック」で2018年7月からスタートしたエクイティ型ファンドは、物件が実際に運営されている住所まで確認できます。

自分でその物件の担保価値や収益性などが計算できますので内容を細部まで確認し、安全だと感じられたら投資するようにします。もし、不動産屋による事業収入の評価額などが過剰で不適切であれば、「投資しない」ようにしましょう。

1-3 安全性の高い会社の利回りは?

では、これらの会社の利回りは、実際にはどの程度でしょうか。

SBIソーシャルレンディング 同社の不動産案件は利回り5%程度。 ソーラー発電案件では7%程度のものもあります。
オーナーズブック
エクイティ型ファンド
こちらの案件は利回り7%として提供されています。ただし、あくまでこの利回りの数字は予定であり、収益性を保証するものではありません。損失が発生する可能性もあります。

平均的な利回りを取っていくと 5~6%といったところでしょう。ソーシャルレンディングは20%の源泉徴収税を差し引いた後に振り込まれますが、収入の少ない人は確定申告を行えばある程度、納めすぎた税金は還ってきます。

ここでは6%の案件で運用して一部税金が帰ってきた例を挙げ、手取りの利回り5%で計算してみましょう。

1-4 リスクを抑えた投資で20万円を得るにはいくら必要?

利回り5%で毎月20万円、年間240万円の収益を得るためには、以下の計算式で必要な金額が求められます。

年収益2,400,000円 ÷ 年利回り5% =必要な投資資本48,000,000円

手取りの利回り5%で運用し、毎月20万円のソーシャルレンディングからの収入を得るためには、4,800万円の資金が必要です。なかなかこれだけの貯金を作るのは難しいかもしれません。まずは貯蓄をすることはもちろん、株やFXなど他の投資でまとまったお金を得るための動きも必要になるでしょう。

2 初心者の運用は、短期案件中心の投資がおすすめ

もう一つ、安全性確保のための取り組みとして、短期案件中心の投資を行うことが大切です。ソーシャルレンディングは長期案件になると事業者だけではなく、市況や融資先などで様々なリスクが発生します。致命的な損失を避けるためには、短期案件中心の投資で損害率を下げなければいけません。

ここで注意しなければいけないのは、短期案件では実質的な利回りがさらに低下する点です。安全性の高い3ヶ月の案件に投資する場合、募集開始から入金、案件の運用終了から投資家の手元に資金が帰ってくるまで、実質的に2週間前後かかります。つまり、合計で4ヶ月ほど資金が拘束されるのです。

4ヶ月投資しているのに、収益が入ってくるのは3ヶ月だけ。事実上、収益性は3/4に下がってしまいます。

仮に24ヶ月の運用案件だとしたら2週間前後で合計1ヶ月、余計に資金を拘束されることで収益性は24/25に低下し、収益性の減少は約4%に抑えることが可能です。つまり、短期案件にすればするほど、実質的な利回りが下がることを理解しておかなければいけません。

ただ、それでも長期投資で大きなリスクを抱えるよりは、最初のうちは短期案件を中心に投資して着実に収益を積み上げていくというスタンスを貫き、それによって余剰資金が生まれた場合に長期投資などを含めて検討していくというのが良いでしょう。

3 まとめ

毎月安定して20万円の収益を得ていくためには、5,000万円近い現金が必要になってきます。さらに、資金を拘束される期間を考えると、実質的にはもっと多くの金額が必要になってきます。資金の拘束リスクをカバーするためには、出来るだけ長期案件で安全なもの、利回りが高い案件を見抜いていかなければいけません。

今回はソーシャルレンディングだけで毎月20万円を得ることをテーマに解説をしてみましたが、投資は基本的に分散をすることが大切です。ソーシャルレンディングは投資額全体の2割~3割程度までに収めて、他の投資先も検討しましょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム

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