1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリット・デメリットは?リスクや注意点も

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新しい投資手法として注目されているクラウドファンディング投資では、1万円程度の少額から投資できるプラットフォームも多くあります。少額投資の方法として、クラウドファンディングで少額投資を始めてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリットやデメリット、リスクを紹介します。クラウドファンディング投資を検討している方はご参考ください。

※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. クラウドファンディング投資とは
  2. 投資型クラウドファンディングの種類
    2-1.融資型クラウドファンディング
    2-2.ファンド型クラウドファンディング
    2-3.株式型クラウドファンディング
  3. 1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリット
    3-1.投資を始めやすい
    3-2.リスクが少ない
    3-3.分散投資しやすい
    3-4.運用の手間がかからない
  4. 1万円でクラウドファンディング投資を始めるデメリット
    4-1.元本保証はない
    4-2.少額資金のためリターンが少なくなる
    4-3.換金性に欠ける
    4-4.人気ファンドでは投資機会を得られない可能性がある
  5. まとめ

1.クラウドファンディング投資とは

クラウドファンディングには寄付や物品を提供する「非投資型」と、融資型やファンド型、株式型など金銭的リターンを期待できる「投資型」の2種類があり、クラウドファンディング投資とは、投資型クラウドファンディングに出資することを意味します。

クラウドファンディングのインターネット上で投資家に出資を募ることができる仕組みを活用し、投資家はクラウドファンディング事業者を通して、小規模な事業やファンドに投資したり、企業に融資したりすることができます。

また、サービスによって異なるものの、1万円程度から出資できるプラットフォームも多く、少額投資を希望する方でも利用しやすい点はメリットと言えます。

2.投資型クラウドファンディングの種類

投資型クラウドファンディングには、下記のものがあります。

  • 融資型クラウドファンディング
  • ファンド型(不動産投資型)クラウドファンディング
  • 株式型クラウドファンディング

2-1.融資型クラウドファンディング

融資型クラウドファンディングは、事業者を通じて企業に融資をするタイプのクラウドファンディングで、ソーシャルレンディングとも呼ばれています。投資家は資金を調達したい企業に少額を融資し、元金の返済と利息をリターンとして受け取ります。

高利回りを期待できるファンドも多く、金利収入であるため一定のリターンを見込みやすい点はメリットとなります。一方、高利回りになるほど融資先の事業の返済負担が大きくなり、貸し倒れリスクが高まるという点はデメリットとなります。

2-2.ファンド型(不動産投資型)クラウドファンディング

ファンド型クラウドファンディングは、特定の事業やプロジェクトに出資するタイプのクラウドファンディングサービスです。投資家は売上などの結果に基づき、出資額に応じた配当金などのリターンを受け取れます。

最もポピュラーなファンド型クラウドファンディングは、不動産投資型クラウドファンディングです。実際の不動産へ間接的に投資することができ、家賃収入や売却益のリターンを受け取ることが可能となります。

一方、計画通りに入居が決まらなかったり、売却スケジュールが遅延したりするリスクがあります。不動産投資型へ投資する際は、不動産投資の基礎的な知識を必要とするケースも多いため注意が必要です。

2-3.株式型クラウドファンディング

株式型クラウドファンディングは、未上場企業への出資の見返りに、企業が発行する未上場株式を取得するクラウドファンディングです。

投資家は企業の業績によって、出資額に応じた配当を受け取れるほか、将来IPOやM&Aが発生した場合に、株式の売却益を期待できます。なお、年間に投資できる金額の上限が、1社の株式につき50万円以下に決まっているほか、流動性・換金性が乏しいため、売却したいときにできないケースがあるため注意が必要です。(※参照:日本証券業協会「株式投資型クラウドファンディング制度概要」)

ただし、株式投資型クラウドファンディング大手の「ファンディーノ(FUNDINNO)」では、2021年12月にオンラインで未上場株の売買ができる「ファンディーノ・マーケット」というサービスが開始され、一部の銘柄ではありますが購入した未上場株を取引できるようになってきています。

3.1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリット

先述したように、クラウドファンディングでは1万円から投資できるプラットフォームが多く存在します。ここでは、1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリットについて紹介します。

  • 投資を始めやすい
  • リスクが少ない
  • 分散投資しやすい
  • 運用の手間がかからない

3-1.投資を始めやすい

1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリットの1つが、投資を始めやすいということです。例えば、大きな資産を運用することとなる実物不動産投資では、投資にある程度のまとまった資金が必要になるため、投資をしたくてもできないケースがあります。

一方、クラウドファンディング投資では1万円程度の少額から始められるサービスが多いため、投資を始めるためのハードルは低いと言えます。クラウドファンディング投資はこれから少額資金で投資を始めたいと考えている方にとって、新たに検討しやすい点がメリットと言えるでしょう。

3-2.リスクが少ない

投資リスクが少なるのも、1万円からクラウドファンディング投資を始めるメリットです。
投資にはリスクがつきものですが、投資する金額が小さいほどリスクは小さく限定的になります。

クラウドファンディング投資では、元本以上の損失を被ることはありません。損失が小さいため、投資初心者の方でも挑戦しやすいといえます。

3-3.分散投資しやすい

分散投資がしやすいのも、1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリットです。分散投資とは、投資資金を1つの案件に集中させるのではなく、異なる分野・事業へ資金を分散し、リスクを分散させるリスクヘッジの手段です。

クラウドファンディング投資では1万円程度の少額から投資できるため、余剰資金の活用や、他の投資方法で得たリターンの再投資先としても検討しやすいという点がメリットとなります。

3-4.運用の手間がかからない

運用の手間がかからないというのも、1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリットです。

クラウドファンディング投資では、出資した後の運用は事業者や出資先企業が行います。運用結果に基づいて配当や利息などが償還されたり、運用期間が終了すると元本が償還されたりします。

つまり、投資家が出資後に運用に関わることはありません。クラウドファンディング投資は、投資のために時間が割けない方でも投資しやすい方法です。

4.1万円でクラウドファンディング投資を始めるデメリットや注意点

1万円でクラウドファンディング投資を始めるデメリットや注意点は下記のとおりです。

  • 元本保証はない
  • 少額資金のためリターンが小さくなる
  • 換金性に欠ける
  • 人気ファンドでは投資機会を得られない可能性がある

4-1.元本保証はない

元本保証はないというのが、1万円でクラウドファンディング投資を始めるデメリットです。

投資を行う以上、投資金額が保証されることはありません。また、サービスによっては元本をできるだけ守るために「優先劣後構造」を採用したり、運用ファンドの審査を厳格に行うなどの対策を講じていますが、それでも100%元本が守られるわけではありません。

先述のとおり、1万円からの少額投資では投資リスクを抑えられるため、少額資金であれば損失が発生しても損失金額が小さくて済みます。しかし、投資の結果、投資資金が少なくなって返ってくることもありますので、十分注意しましょう。

4-2.少額資金のためリターンが少なくなる

リターンが小さいというのも、1万円でクラウドファンディング投資を始めるデメリットです。投資金額が少ない分だけリスクが小さくなり、反対にリターンも少なくなるためです。

例えば、3%の年間利回りが期待できるファンドに対して100万円を1年間投資した場合、期待できる利益は3万円になりますが、1万円を投資した場合は300円になります。

また、このような少額投資で注意しておきたいのが「手数料負け」です。手数料負けとは、投資での利益よりも投資に掛かる手数料が大きいために、損失が発生することをいいます。先の例では、入金と出金に手数料が200円ずつかかってしまうと、収支はマイナス100円となります。

少額投資では投資での金銭的な負担が小さいため、投資に対するハードルは下がりますが、大きなリターンを期待することはできません。手数料負けのリスクに注意しながら、少額投資で経験を積む、リターンを再投資して長期的に福利運用するなど、少額投資を行う目的設定が大切なポイントになります。

【関連記事】クラウドファンディング投資で注意したい「手数料負け」とは?4つの対策も

4-3.換金性に欠ける

換金性に欠けるというのも、クラウドファンディング投資のデメリットです。

クラウドファンディング投資では、一部サービスを除いて運用期間中の途中解約ができません。急に現金が必要になった場合でも投資金を手元に戻せず、いざという時に資金利用ができない可能性があります。そのような事情に対応できるようにするためにも、投資を行う場合は余裕資金を使うことが重要です。

少額投資をすることは、この換金性のデメリットの対策とも言えますが、少額資金であるために生活資金を投じてしまわないよう、注意が必要です。

4-4.人気ファンドでは投資機会を得られない可能性がある

クラウドファンディング投資は、新しい投資手法として注目されており、サービスやファンドによっては人気が集中するケースがあります。人気のファンドでは、先着順や抽選によって出資者が決められることもあり、なかなか投資機会を得られない可能性があります。

人気ファンドへ1万円の少額資金で投資を行う場合、投資機会に対して投資額が少ないために、投資効率が悪化してしまう可能性があります。人気ファンドへの投資に絞った投資戦略を立てる場合には、注意が必要です。

5.まとめ

今回は1万円でクラウドファンディング投資を始めるメリット・デメリット、リスクや注意点について紹介しました。

クラウドファンディング投資では1万円から投資できるサービスもあり、投資を始めたい方や少額投資がしたい方にとっては利用しやすいといえます。一方で、少額資金であるほどリターンが少なくなるほか、元本保証がないこと、換金性に乏しいことなど、デメリットがあることも理解する必要があるでしょう。

本記事を参考に、クラウドファンディングでの少額投資を検討してみてください。

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山本 将弘

フリーランスWebライター。主に株式投資や投資信託の記事を執筆。それぞれのテーマに対して、できるだけわかりやすく解説することをモットーとしている。将来に備えとリスクヘッジのために、株式・不動産など「投資」に関する知識や情報の収集、実践に奮闘中。