ネットワーク機器が停止し、操作不可能な状態になる「フリーズ」を検知・自動復旧させる装置「NON-フリーズ」を開発するバリューソリューション株式会社は、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で2回目の資金調達を実施する。申し込み期間は2021年1月21日から23日、目標募集額1750万円、上限応募額7千万円。投資は10万円 (10株)、30万円 (30株)、50万円 (50株)の3コース。前回(2020年4月)の募集では上限応募額3千万円に対し2950万円を集めた。
NON-フリーズは、機器停止の主な原因であるOSおよびアプリケーションのフリーズを検知し、自動で再起動を行う装置。これにより無人での監視と復旧を実現、保守会社が復旧にかけていた経費を削減できる。さらに、社会インフラの安定を支える鉄道会社や発電所などへの用途も見込んでいる。

実際、今期は鉄道会社や学校などに導入が進んだことから、前期売上高1264万円に対し、今期実績(2020年5月〜12月)は6940万円で、前期比約549%の伸長をみせている。今期はこれからも導入案件があり、最終的には1億137万円の売上高、前期比約802%を超える見込みという。

今後は、シンガポールを拠点に東南アジアの日本企業への展開を目指す。鉄道会社や保守会社等への導入が進む中で東南アジアにある日本企業からの問い合わせが増加していることから、販売ルート確保や市場調査を進めており、シンガポール・タイ・マレーシアへの展開を22年早々に実施する計画だ。IPOは2025年予定、売上高約26億円、同年までに海外向け販売台数1万8600台というKPIを掲げる。
バリューソリューション社が活用するファンディーノは、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型CFサービスのプラットフォーム。1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指すベンチャー企業の株式に投資することができます。ベンチャー企業は各地が集まり、厳しい審査を通過した企業のみが募集を行うことができる。累計成約額43億2159万円、累計成約件数131件、ユーザー数5万3422人(1月18日現在)。
ファンディーノでは普通株式や新株予約権への投資となり、投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができるほか、企業によっては投資に対してエンジェル税制を活用できる場合や株主優待を設定している会社もあるのも魅力だ。投資を行う場合は、投資家も審査が必要となる。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」[PR]
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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