ロボットによる業務自動化サービスを提供する株式会社RPAソリューションズは、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で2回目の資金調達を行う。目標募集額1008万円、上限応募額4032万円で募集期間は6月26日から6月28日。1株1万円で投資金額は9万円、18万円 、27万円、36万円、45万円の5コース。プロジェクト名は「【第2回】〈計画値より上振れ・売上高1.34億円超〉ノーコードで業務をオートメーション化するRPA普及の切り札『EzRobot』。士業界を通じて続々展開中!」。
同社はデータ整合確認や集計作業といった業務の自動化を実現するためのRPA( Robotic Process Automation)システム「EzRobot(イージーロボット)」の開発・販売を行っている。イージーロボットは、所定のExcelシートにデータを入力するだけで業務ソフトやクラウドサービスに自動でコピー・集計などをできるよう導くもので、作業時間の大幅な短縮を目的とする。
最大の特徴はユーザーの行う操作が劇的に少ない点だ。Excel関連機能とクリック、ダブルクリックといったPC基本機能だけを使って自動化設定することが可能。例えばコピー&ペーストをする際、イージーロボットが「Ctrl+C」などの操作手順を導いてくれるため、社内にエンジニアがいない中小企業でも対応できるUIになっている。同サービスにより、ユーザー企業は自社スタッフを単純な作業業務から解放し、高付加価値のある業務へのシフトを促し、生産性向上に貢献できるとアピールする。
前回のファンディーノにおける募集では目標上限金額の4014万円を調達。募集時に計画した20年度の売上高約1.27億円に対して約1.34億円で着地した。さらに、21年度も4月末時点で計画を上回る売上実績となっており、売上計画を約1.63億円に上方修正している。イージーロボットの導入社数も前回募集時の約350社から400社以上に増加、順調に事業を拡大中だ。
今後は、会計事務所様に加えて経理業務に特化した販売戦略や、セミナー等を通じた既存顧客とのコミュニケーションを深めながら、その定着の強化や地方自治体との取り組みなどの強化を図り、RPA普及を加速していく方針だ。
これまでは会計事務所様に特化して各種申告書作成などの会計業務周りの効率化ノウハウを蓄積してきた。同時に経理業務との親和性が高いレシピも多数保有しており、今年6月からは経理代行専門の子会社を設立、本格的に経理業務へのRPA普及を目指す体勢となった。2025年のバイアウト、売上高約31.7億円、契約会計事務所数1000事務所以上を計画する。
ファンディーノは、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型CFサービスのプラットフォーム。普通株式や新株予約権へ投資する形で、1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資できる。募集による資金調達を行うベンチャー企業は、同社の厳しい審査を通過した企業のみ。
投資先企業からのIR情報を定期的に確認することができるほか、投資に対してエンジェル税制を活用できる場合や株主優待を設定している企業もあり、新しい投資体験ができる。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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