タッチパネルモニターで建設現場のテレワークを推進するクェスタがFUNDINNOで2回目の資金調達へ

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【第2回】〈業績上位ゼネコン30社の約8割が現場採用〉建設業界の急速なDX需要を追い風に、作業現場の安全性と生産性をアップデートする「クェスタ」

作業現場向けのクラウド型タッチパネルモニター「”ご安全に”モニター」「”遠隔指示”モニター」の開発・運営を行うクェスタ株式会社は、株式会社日本クラウドキャピタルの株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で9月12日から14日、募集による投資申込みの受付を実施する。ファンディーノでは昨年6月に続き2回目のCFで、初回は目標募集額1250万円、上限応募額5千万円に対し2320万円を調達した。今後は“ご安全に”モニターの機能拡張としてAIによる「安全予報」の実装を進め、安全対策機能の拡充、顔認証システムによるアップデートなども進めていく。

「【第2回】〈業績上位ゼネコン30社の約8割が現場採用〉建設業界の急速なDX需要を追い風に、作業現場の安全性と生産性をアップデートする『クェスタ』」は目標募集額1257万7500円、上限応募額5031万円。成約すると、エンジェル税制で、対象企業への投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できる優遇措置Bが適用される予定。投資金額は9万7500円 (13株)、29万2500円(39株)、48万7500円(65株)の3コース。

クェスタ社は建設現場向けのデジタルサイネージ、通信システムを搭載したクラウド型モニター“ご安全に”モニターのレンタル・販売も手掛ける。スーパーゼネコンから地域に根差した地場コンまで幅広く約170社750現場以上に導入。すでにモニターがある現場なら、システムのみの導入でコンテンツを利用できるなど、各現場の状況に応じた導入モデルも拡販の要因になっている。また、より効率的な拡販のため代理店チャネルの活用を重要な販売戦略として、建設資材を専門に扱う有力代理店を多数確保しており、全国に販売網を広げた。アフターコロナへの対応を急ぐ建設現場に対して導入を加速させ、早期に1000現場達成を目指す。

作業現場向けのクラウド型タッチパネルモニターの導入実績

また、建設現場の仮設分電盤の操作を遠隔ですることを可能にする「JITAN (時短)SWITCH」の販売を今年3月に開始した。建設業界では2024年4月以降、36(サブロク)協定の適用により労働時間の上限が規制されることを予測し、時短スイッチを新たな事業の柱としていく計画だ。

ユニークなのは、作業現場の安全対策を訴えるポスター向けのイラスト素材など約800種を提供する仕組みをサイト上に構築している点。ポスター制作にかけるコストやクリエイター探しに悩む「ポスター難民」向けのサービスで、ユーザーである現場作業員のIDを取得している。今後はさらに素材数を拡充すると同時に、副業を求めるクリエイターを集め、ポスター作りに悩む現場作業員とマッチングできるプラットフォームの開発を進めていく。これにより作業員のID数を伸ばし、将来的には工事に必要な資格・スキルを持った技術者との人材マッチングや安全用品の売買、事故を防ぐノウハウを集約したコンテンツ配信など、作業現場が求める様々な機能を有したプラットフォームを目指すアイディアもある。

作業現場が求める様々な機能を有したプラットフォームを目指す

“ご安全に”モニターでは、機能拡張としてAIによる「安全予報」の実装を進めている。様々な環境情報と過去の事故事例を分析し、AIに安全予報をさせることで、環境状況に応じてどんな事故が起こる可能性があるか、作業員に事前に注意喚起できる。

外国人労働者向けにも多言語化機能を実装するほか、顔認証システムにより、タッチ履歴、操作履歴の帳票出力機能とAIカメラ認証による作業指示の理解度を示す表情・感情による理解度確認機能を検討中。機能のアップデートによって、物流現場や医療現場などへの展開も見込む。マイルストーンは2025年に売上高26億円、IPOを計画している。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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