株式会社日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディング(CF)サイト「FUNDINNO(ファンディーノ)」で2月7日午後7時から募集を開始する「〈今期売上高 約8.5億円見込み〉『売上が上がる次世代ロジスティクス』事業を行う。研究開発にも力を入れ、実験のための自社通販など7事業を展開!【クエストページ(QuestP’age)】」は、ロジスティクス分野の課題解決を提案するプロジェクト。株式発行者の株式会社QuestP’ageは2005年、福岡市で設立。ロジスティクスを中心に、雑貨通販や子供用品、食品、飲食、ペット関連、DTPと、さまざまな事業を展開しており、17期売上高は8億円超に拡大している。同社のCFは目標募集額2500万円、上限応募額9900万円で、投資は1口10万円100株、1人5口まで。申し込み期間は2月11日までの5日間。
EC市場の急拡大で、物流業界で様々な課題が生じている。ドライバー不足、ドライバーの労働時間の上限規制(2024年問題)、荷量の増加、労働人口の減少などだ。「欧米諸国では、企業のロジスティクス戦略全般を担う責任者としてCLO(Chief Logistics Officer:最高ロジスティクス管理責任者)というポジションを置く企業が増えている」と同社。荷主のCLO的な存在でこれらの課題解決をしたり、事前対策を行うパートナー的な存在を志向する。それを事業に組み込んだのが「次世代型ロジスティクスサービス」だ。
同社が最初に提唱するのはデジタル技術ではなく、人材だ。例えば、自社倉庫では冷暖房を完備。賃借している倉庫でも、空調が完備されている事務所を作業所にすることで、働く人にも荷物にも優しい環境を整備している。また、業務効率化を進め、平均給与を上げたり、休憩時に利用出来るお洒落なカフェスペースを設置したりすることで、「憧れの職業」にすることを目指している。これにより、求人に対する応募者が増え、退職率も低く抑えられ、安定した運営を可能にしている。また、複数の事業を運営していることで事業を発展させてきたことも従業員の統一感やモチベーションを高めているという。
ITにも注力。ロジスティクス事業部の中にシステムチームを構築しており、あらゆるカート(選んだ商品を購入する仕組み)、ECモール、各種決済、WMS(在庫管理)、販売管理システムに対応、その設定や連携、API対応、カスタマイズもサポートする。さらに、CSV加工(ファイル加工)やGoogle系ツールやチャット、クラウドにも対応しており、荷主に最適なツールの提案も行う。
自社内に通販の運営とメーカーの事業部があることから、事業を通して研究開発実験を積極的に行っている。食品事業部では、近年のキャンプブームから、キャンパーとしても有名なお笑いコンビ・バイきんぐ西村氏監修のもと、万能スパイス「バカまぶし」を開発。21年4月にリリース、出荷本数20万本(2021年12月時点)を記録した。コロナ禍でも増収増益を達成しているのは、研究開発実験の成果といえる。
今後は各事業の法人化、ホールディングス化を進め、優秀な人材の獲得と教育を推進。マイルストーンは26年のIPO、連結売上高約23億円を想定している。
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【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・概要
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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム
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