ジャパン・プロパティーズ株式会社は9月29日、不動産クラウドファンディング(CF)サービス「LEVECHY(レベチー)」で第5号ファンドとなる「LEVECHYファンド5号」の情報を公開した。鹿児島県の奄美大島のリゾート用地を対象としており、セカンドホームのサブスクリプションサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」のプロジェクト用地となる。購入契約と同時に売却契約を結ぶことで「高い安全性を追求する」(同社)ファンドとしている。募集総額1億8900万円で最低成立金額は1億8千万円。予定分配率(年率)6%、予定運用期間は10月30日〜2024年10月29日までの12ヶ月。募集期間は10月6日午前11時〜12日午後11時59分。出資は1口1万円から。
奄美大島は21年に世界遺産に登録され、リゾートホテルや観光施設の開業が相次いでいる。また、SANU 2nd Homeを運営する株式会社Sanuは「Live with nature.自然と共に生きる。」をMISSIONに掲げ急成長中の企業で、19年創業、21年のサービス開始から大型の資金調達を実施。三井不動産株式会社を始めとする大手事業会社やVCからの出資やみずほ銀行による融資を受けるなど、企業として成長が期待されている。
サヌ セカンドホームは、関東近郊にある11拠点62棟(23年9月現在)の別荘を月額制のサブスク形式で他の会員とシェアして使用できるサービス。21年11月のサービス開始後、 22年7月までに7拠点 50 棟が完成・運用を開始した。安定的なサブスク収支構造、無人プロパティー管理、オペレーション管理システムにより既存のホテル業態とは全く違う仕組みで運用しており、稼働と収支が安定した運営をしています。「都市から自然に繰り返し通う」ライフスタイルをシームレスにするため、地元企業と連携しラストワンマイルのモビリティ(会員専用カーシェア)、託児サービスなど、住環境以外にもさまざまな付帯サービスを提供している。
また、国産木材の原料調達から建設、運用、解体までの建築のライフサイクルを包括的に捉えた環境負荷を最小化するサーキュラー建築により、「サービスが広がるほど自然が豊かになる社会を目指す」という側面も持つ。24年末までに19の拠点を開業予定で、今後もさらなるサービスの成長が見込まれている。
今回のファンドで対象となる土地は、24年末までに開業予定の19拠点の一つとされており、実際の開発プロジェクトもスタートした。物件購入のタイミングでEXIT先となるSanu社とEXIT契約を締結している。そのため「実際に想定利回りが実現できる可能性は高く、安全性が高い」とジャパン・プロパティーズ社。なお、本ファンドでは事業者が約1.6%の劣後出資を行う。配当は償還時で、売却日より2ケ月後を予定。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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