株式会社クラウドポートは、1月23日10時30分よりオンライン貸付ファンドの「Funds(ファンズ)」上でファンドの募集を開始し、サービス開始16分で募集していた全額8,320万円の申し込みが終了したと同日の記者会見で発表した。
Funds(ファンズ)は事業資金を借りたい企業と資産形成したい個人をつなぐ貸付ファンドのオンラインマーケット。同社が定める選定基準を満たした上場企業などが、自社グループの事業に必要な資金を調達する目的でファンドを組成しプラットフォーム上で募集を行う。貸付ファンドを通じて、個人が少額(1円~)から出資し、分配金を得ることができるサービスだ。
Fundsで扱うファンドの利回りは年率1.5~6%と、個人向け国債よりも高い利回りを実現しつつ、現状のソーシャルレンディングよりもリスクが抑えられるような企業を対象とすることで、ミドルリスク・ミドルリターンの投資機会を獲得できる。
サービス開始のタイミングで、東証プライム上場のアイフル株式会社や、東証二部上場の株式会社デュアルタップのほか、FintechスタートアップであるLENDY株式会社も参加している。
このサービスの最大の特徴は、「コツコツと安定的に資産形成したい」「忙しいので相場に振り回されたくない」といった個人投資家のニーズに応える設計である点だ。株式投資以外の資産運用に選択肢が少ない中、クラウドポートは個人が取り組みやすい方法で、資産運用における裾野の拡大を目論んでいる。
代表取締役の藤田雄一郎氏は、個人投資家へのメッセージとして、「投資家様のリスクを低減するスキームを構築していますが、あくまで金融商品であるため分散投資かつ余裕資金の範囲で少額からのスタートをしていただきたいと考えています。」と話した。
今後は募集企業が揃い次第、順次ファンドを開始予定。将来については「グローバル展開をしていきたい」としている。
個人投資家が少額から気軽に使えるFundsにより、個人の資産運用の在り方は今後大きく変革していくだろう。
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HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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