2019年1月21日時点でのイーサリアム価格推移・最新ニュース・開発動向についてまとめた。
イーサリアムの価格
イーサリアムの価格は、12,000円から18,000円の間で価格推移している。現在は、12,000円付近にある。
イーサリアムのニュース
1月7日:DX Exchange、イーサリアムブロックチェーンを利用して株式の性質を持つトークンを発行
エストニアの仮想通貨取引プラットフォームDX Exchangeが、イーサリアムブロックチェーン上で株式の性質を持つトークンを発行した。DX Exchangeは、スマートコントラクトによってイーサリアムブロックチェーン上に株式トークンを発行し、実際の株式とトークンが1対1になるように購入して保有する。仮想通貨取引所がトークンを取り扱うようになれば、株式の譲渡を24時間取引可能になり、市場の流動性を高めることにつながると見込まれる。
1月15日:大型アップデート「コンスタンティノープル」が延期を発表。2月27日前後にアップデートか
1月16日にアップデートを予定していたイーサリアムは、前日にコンスタンティノープルの延期を発表した。延期したアップデートは、2月27日前後に行う予定だ。アップデートでは、仮想通貨のマイニングに広く利用される集積回路ASICに耐性のある「ProgPoW」の実装が計画されている。ProgPoWの実装は、ASICを利用する利益追及型のマイナーを減らして、イーサリアムの目指しているPoSへの移行をスムーズに行うことが狙いだ。
イーサリアムの取引状況
価格や報酬、ハッシュレートなど仮想通貨に関する総合情報サイトBitInfoChartsによると、トランザクション量は45,000トランザクションと60,000トランザクションの間を推移している。週初めに0.2ETHであった取引手数料は、0.05ETH付近まで低下した。
イーサリアムのトランザクション量
イーサリアムの取引手数料
イーサリアムの開発・議論
シャーディングについて
イーサリアムの開発者であるJustin Drake氏は、イーサリアム開発促進を目的としたディスカッションフォーラムEthereum Researchにおいて、シャーディングの仕様についてスレッドを立ており、フォーラム内ではVitalik Buterin氏を交えて議論が進んでいる。シャーディングは、トランザクションの検証作業を承認者のグループごとに分けて並列して実効する仕組みのことで、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するための技術として考案された。
【参照サイト】BitInfocharts
【参照サイト】Ethereum Research
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