1円から貸付投資ができるオンラインマーケット「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社は5月13日、株式会社モバイルファクトリーを広告主とした「NFTマーケットプレイス『ユニマ』広告事業ファンド#1」を公開した。参加企業のマーケティング活動を支援するために、参加企業の借り入れを伴わない形でファンズを利用できる新スキーム「ファンズ・マーケティング・スキーム」の初号案件となる。
予定利回り(年率・税引前)1.80%、予定運用期間は2021年6月3日から8月31日。募集金額は1億5千万円、うち7500万円を抽選方式で5月18日午前10時まで募集する。13日午後6時時点で6054万円の申し込みがあり、最低成立金額の5千万円をクリアした。先着募集は5月20日午後7時から27日午後3時まで。元本償還方法、利益配当方法は満期一括、担保なし・保証なし。
ファンズは、個人投資家向けには間接的な貸出による予定利回り型の運用機会を、企業向けには機動的かつ柔軟なデット性の資金調達手段を提供している。また、投資を通じて個人投資家と企業との関係構築が図れることから、マーケティング目的としても活用されてきた。
ファンズの利用を検討している企業の中には「マーケティング目的で利用したいが、借り入れ(資金調達)を行うと他手法との金利比較や手続きなどでマーケティング部門以外からの同意が得づらい」という声があったという。新スキームはこの課題を解決すべく開発された。
新スキームでは、参加企業は自社の借り入れを伴わずファンズを利用できる。参加企業は広告主としてファンズ社の100%子会社であるファンズ・マーケティング社に、ファンズへの掲載などのマーケティング支援サービスを依頼。一方、個人投資家は、ファンド組成企業であるファンズ・レンディング社を通じてファンズ・マーケティング社に間接的に貸付を行い、ファンズ・マーケティング社が実施する参加企業のマーケティング活動を応援するという仕組み。
ファンズ・マーケティング社を借り手企業とし、借入金の8割以上を銀行預金として留め置くことで信用補完を図っている。さらに、個人投資家は「ファンズグループへの貸付投資を通じて参加企業のマーケティング活動を応援する」という新しい投資・運用体験ができることも特徴だ。
初号案件となるモバイルファクトリー社は位置情報連動型ゲームを主力とするソーシャルアプリサービスを柱とする東証プライム上場企業。同社が開発するNFTマーケットプレイス「ユニマ」のマーケティングの一環(認知向上および事業拡大)として新システムを利用する。
同ファンドで集めた資金はファンズ・マーケティング社が行うNFTマーケットプレイス「ユニマ」広告事業に利用される。ユニマはゲーム内データのほか、動画、記事、写真、楽曲、アートなどのデジタルデータをNFT化、ユーザーに販売するまでをワンストップで行えるサービス。売買に暗号資産(ETH)を必要とせず、日本円での決済が可能。なお、同ファンドでは、1万円以上を投資した人を対象に優待を進呈する。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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