1円から貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社は9月15日、 アジア・パシフィック・ランド・ジャパン・リミテッド(APLJ)がアセット・マネージャーを務めるノンリコースローンを投資対象とするファンド「サニーサイドモール小倉ファンド#1」を公開した。ノンリコースローンは、 借入に関する元利金の責任範囲が特定の資産や事業(特定資産など)に限定される貸付手法。一般的には特定資産等を切り離しSPC(特別目的会社)に保有させた上で、当該SPCを借り手企業として特定資産などを担保に貸付が行われる。ファンズではノンリコースローンを投資対象とするファンドを取り扱う場合、特定資産等の評価額に占める借入元本の割合を80%以下とすることを基本方針としている。
今回、借り手企業となるSPCは下曽根商業開発合同会社。 同社のアセット・マネージャーであるAPLJ社はオフィス、商業施設、住宅、ホテル、再生可能エネルギー施設など、多様なアセット・クラスに投資した実績を持ち、不動産の投資・開発、アセットマネジメント、プライベート・エクイティを手掛けるアジア・パシフィック・ランド(1994年に香港で設立)グループの日本拠点。1997年の開設以来、東京都中央区銀座の商業ビル「ティファニー銀座本店ビル」、東京都港区のオフィスビル「芝パークビル」、神奈川県横須賀市の商業施設「コースカベイサイドストアーズ」、千葉県浦安市の宿泊施設「東京ベイ東急ホテル」、東京都江東区の商業施設「サンストリート亀戸」など、不動産マーケットにインパクトのある大規模物件を含む数多くのアセットマネジメント実績を積み上げてきた。ファンズへの参画で、ノンリコースローンへの投資機会を個人投資家に提供できることに大きな意義があるとしている。ファンズ初のノンリコースローンファンドとなるサニーサイドモール小倉ファンド#1は、 大型ショッピングセンターを対象物件に、調達資金はリファイナンス資金として使用される予定。
なお、ファンズでは同ファンドから「地位移転スキーム」の導入を予定している。ファンズで取り扱うファンドを組成するファンド組成企業が一定の条件のもとで、契約上の地位を同社グループから倒産隔離が図られたファンズ・オペレーション合同会社に移転することを予定したスキーム。ファンドの保全性の向上を図るため、 今後は本スキームの導入を標準仕様としていく方針だ。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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