1円から貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社は11月30日、フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリに、個人が間接的に貸付し資産運用ができるファンド「メルカリ サステナビリティファンド#1」を公開した。メルカリとスマホ決済サービス「メルペイ」を一つのサービスとして提供することによって、モノとお金の流れをよりなめらかにし、メルカリで不要品を売って得た売上金を使ってメルペイで新たな商品を購入。使わなくなったタイミングで、再度メルカリで売るサイクルを構築できる。
メルカリで不要品を売って得た売上金をFundsでの資産運用にも利用することができるようになり、メルカリ、メルペイの利用の体験が広がる。
同ファンドは同ファンドの利回りは2.0%(予定/年率/税引前)、運用期間は約10ヶ月。出資金はメルカリ社に貸し付けられ、同社グループのメルペイ事業の事業資金として利用される。メルペイ残高でのみ投資が可能で、投資に際しては、Fundsでの口座開設に加えメルペイでの本人確認・ 銀行口座の登録が必要。
また、本ファンドでは一定の金額の投資が完了した人を対象に、メルカリポイントを還元するキャンペーンも実施する。投資金額に応じて最大9000円分のメルペイ上のポイントを還元するキャンペーンも実施中だ。
Fundsは個人が1円から企業への貸付投資ができるオンラインプラットフォーム。これまで上場企業を中心とした19社が組成する約40のファンドを募集し、分配遅延・貸し倒れは0件(2020年11月26日現在)。
低金利が続く状況下の日本で、Fundsにラインナップされているファンドは1~3%台が中心。また、ファンド募集時に予定利回り・運用期間が決められているので、直接相場の影響を受けず、コツコツと資産形成をしていきたいという需要に寄り添う。
1円単位で投資ができるというのも大きな特徴で、投資初心者でも心理的なハードルを感じることなく少額から投資できる設定だ。
現在、Fundsに参加して資金調達を行う企業は、同社の定めた財務状況や事業計画などについての審査を通過した企業に限定している。未上場企業は、監査法人と監査契約を締結しているベンチャーキャピタルからの出資を受けていることなど一定の条件も設定。さらに、19年から開始した「Funds優待」では、投資家に割引サービスや投資家限定の試食イベントの招待といった特典を付与。投資家との関係構築のための「FinCommunity Marketing(フィンコミュニティマーケティング)」として、戦略的にサービスの付加価値を高めている。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 ソーシャルレンディングチーム
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